XDCAM™メモリーカムコーダー『PXW-Z200』
NXCAM™カムコーダー『HXR-NX800』
ソニーは、4K 60p/120p記録対応のXDCAM™メモリーカムコーダー『PXW-Z200』※1とNXCAM™カムコーダー『HXR-NX800』の2機種を発売します。両機はAIによる被写体認識・AFを搭載し、高精度なAFによる撮影が可能です。さらに、光学20倍ズームレンズやアサイン可能なリング※2・ボタンなどによる高い機動性や操作性、拡張性を兼ね備えます。
昨今、放送局や制作会社、企業、教育機関などでは、高品位なコンテンツを少人数のオペレーションで制作・配信することへの需要が高まっています。『PXW-Z200』および『HXR-NX800』は、映像制作の現場で広く採用されているイメージング商品群の開発により培った最新技術を搭載し、高画質な撮影やネットワーク接続によるライブ配信を1台で可能にします。
型名 |
発売日 |
メーカー希望小売価格 |
XDCAM™メモリーカムコーダー 『PXW-Z200』 |
2024年9月13日 |
590,000円(税抜) 649,000円(税込) |
NXCAM™ カムコーダー 『HXR-NX800』 |
460,000円(税抜) 506,000円(税込) |
- * 『PXW-Z200』および『HXR-NX800』の商品紹介動画は、日本語字幕とともにYouTube™をご覧ください。
- ※1 フレームレート 59.94i を含むXAVC(MXF)記録は2025年6月以降ソフトウェアアップデートで対応、フレームレート 59.94i出力は発売時に対応。
- ※2 レンズリングアサインは2025年6月以降ソフトウェアアップデートで対応。
1. AIによる被写体認識・AFおよび4K 60p/120p記録が可能にする高画質撮影
AIプロセッシングユニットのイメージ
- AI処理に特化したAIプロセッシングユニットが、画像処理エンジンBIONZ XR™(ビオンズ エックスアール)に加えて搭載されています。ディープラーニングなどを用いたAI処理で、骨格や姿勢などの情報に基づいた、高精度な被写体(人物)認識・AFが可能です。
- 有効画素約1400万画素のセンサー全画素読み出しによる4K 60p記録に加え、4K 120p記録にも対応しています。積層型構造の1.0型CMOSイメージセンサーExmor RS™ (エクスモア アールエス)を採用し、高感度・低ノイズ特性による撮影を実現しています。
2. 光学20倍ズームと手ブレ補正で幅広い撮影範囲をカバー
- 広角24mmから望遠480mm(35mm判換算)をカバーする開放F値F2.8 - F4.5光学20倍パワーズームのソニー製Gレンズ™を搭載しています。独自の画像処理技術による全画素超解像ズーム機能を用いることで、30倍(4K)、40倍(HD)高倍率ズームを高速かつ静粛に実現します。
- 光学式手ブレ補正に電子補正を加えたアクティブモードで、歩きながらの撮影などにおけるより強い手ブレを補正します。※3
- ※3 アクティブモードでは撮影画角が少し狭くなります。撮影フレームレートが120p以上のときやS&Qモードではアクティブモードをご使用いただけません。
3. 新設計ビューファインダー・LCDモニターなどによる機動性、操作性
収納時
2連リングと2連ダイヤル
- 両機はコンパクトに収納できる新設計を採用し、ビューファインダーとLCDモニターを折りたたむことができるほか、マイクホルダーを取り外すことも可能です。撮影時の外形寸法(幅×高さ×奥行き)約175.6mm × 201.3mm × 371.1mmに対して、収納時の外形寸法(幅×高さ×奥行き)※4は、約175.6mm × 175.4mm × 285.1mmまでコンパクトになります。質量は、『PXW-Z200』が約1.96kg(本体のみ)、『HXR-NX800』が約1.93kg(本体のみ)です。
- LCDモニターに3.5型 約276万画素の高輝度モニターを搭載。明るい環境下での映像の確認やフォーカシングをサポートします。
- 電子式可変NDフィルターを搭載し、ND PRESET/VARIABLEスイッチをVARIABLEにすると1/4-1/128NDまでシームレスに濃度変更することが可能です。
- フォーカス・ズームの2連リングとIRIS・ND VARIABLEの2連ダイヤルは横並びに配置されており、フォーカス・ズームと同時に明るさの調整も簡単に行うことができます。機能を割り当てられる12個のアサイナブルボタンと同様に、レンズリングにアイリスを割り当てることができます。※2
- ※4 レンズフード、マイクホルダー、アイカップを取り外した際の寸法。
4. 新搭載のルックや多彩な記録フォーマット・インターフェースによる拡張性
- 「ITU709」や「709tone」、「S-Cinetone™(エスシネトーン)」、「S-Log3(エスログ スリー)」などのルックを使用できます。これによって業務用カメラやCinema Lineカメラ、α™と併用し、色合わせをすることができます。
- XAVC HS、XAVC S、XAVC S-Iに加え、最大16 MbpsのXAVC HS Proxyなど、多彩な記録フォーマットに対応します。『PXW-Z200』では、XAVC (MXF) 記録にも対応します。※1
- HDMI Type A、USB Type-C™、LAN、REMOTE端子など充実した各種インターフェースを搭載しています。『PXW-Z200』では、SDI(12G、6G、3G(Level A/B)、HD)入出力出力、TC入出力にも対応しています。ポストプロダクション時の負担を軽減するプロキシ記録や、複数台のカメラを運用する際に必要なTC/UB記録に対応しています。
- ※ “SDI(12G、6G、3G(Level A/B)、HD)入出力”を“SDI(12G、6G、3G(Level A/B)、HD)出力”に改訂しました。(2024年9月9日改訂)
5. ネットワーク接続によるライブ配信
カメラをWi-Fiなどのネットワークに接続するだけで、撮影映像をRTMP/RTMPSやSRTで主要なライブストリーミングサービスや動画共有サイトにライブ配信が可能です。カメラオペレーター1人で撮影から配信までを行う効率的な映像制作を実現します。さらに、ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』(別売)とHDMIケーブルで接続することで、法人向け「Creators’ Cloud(クリエイターズ クラウド)」 のカメラ連携クラウドサービス「C3 Portal(シースリーポータル)」(有償)※5への安定したストリーミングや、クラウド中継システム「M2 Live(エムツーライブ)」(有償)※5でのマルチカメラによるライブ配信が可能になります。
- ※5 一部の国や地域ではお使いいただけません。別途スマートフォン用アプリケーション「XDCAM pocket(エックスディーカム ポケット)」(無償)が必要な場合があります。
- 両機は音声読み上げ機能と画面拡大機能を使った操作が可能です。音声読み上げ機能は、メニュー画面上のテキストなどの情報を音声で読み上げることができ、音量や読み上げ速度の変更もできます。画面拡大機能は、撮影画面や再生画面、メニュー画面などの拡大表示に加え、拡大倍率の変更もできます。
- 本体の樹脂材の一部に、再生材利用率最大99%の難燃性再生プラスチックSORPLAS™(ソープラス)を使用しています。これまでに、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラにおいて、約12年間で約426トン※6のバージンプラスチックを再生プラスチックに置き換えています。包装材においても、コーティングや接着剤で用いる材料を除き、脱プラスチック化を進めています。
- ※6 ソニー調べ。2012年4月から2024年3月まで、製品本体と付属品に使用した再生材。
『PXW-Z200』および『HXR-NX800』は中国・北京で現地時間2024年8月20日から開催される「Beijing International Radio, TV & Film Exhibition 2024(BIRTV)」での展示を予定しています。
- ※ 「ソニー」および「SONY」、ならびに本書で使用される商品名、サービス名およびロゴマークは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。その他の商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。
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