2009年11月11日
新商品
国内初※1、免許制A型規格※2対応
デジタルワイヤレスマイクロホンシステム 発売
ソニーは、国内で初めて※1 デジタルワイヤレスA型規格※2 に対応したデジタルワイヤレスマイクロホン『DWM-01/F31AB』(ダイナミックタイプ)、『DWM-01/C31AB』(コンデンサータイプ)、デジタルワイヤレストランスミッター『DWT-B01/AB』、デジタルワイヤレスレシーバー『DWR-R01D』を発売します。広帯域周波数をカバーし、圧倒的な高音質を実現したデジタルワイヤレスマイクロホンシステムで、混信が少ない免許制A型(FPU-1CH 〜 FPU-4CH)に加えて、免許不要のB型規格にも対応しています。
- ※1 2009年11月現在、ソニー調べ
- ※2 A型ワイヤレスマイクは、免許制度と「特ラ連」の運用調整によって、他のワイヤレスマイクとの混信回避が図られているプロフェッショナルのためのシステムです。A型の使用にあたっては、総務省への免許手続きと特定ラジオマイク利用者連盟(特ラ連)への加盟が必要です。
型名 |
発売日 |
希望小売価格 |
デジタルワイヤレスマイクロホン 『DWM-01/F31AB』(ダイナミックタイプ・A/B型規格対応)
デジタルワイヤレスマイクロホン 『DWM-01/F31B』(ダイナミックタイプ・B型規格対応)
デジタルワイヤレスマイクロホン 『DWM-01/C31AB』(コンデンサータイプ・A/B型規格対応)
デジタルワイヤレスマイクロホン 『DWM-01/C31B』(コンデンサータイプ・B型規格対応)
デジタルワイヤレストランスミッター 『DWT-B01/AB』
デジタルワイヤレスレシーバー 『DWR-R01D』 |
2010年5月予定 |
未定 |
●ソニー・デジタルワイヤレスマイクロホンシステムの特長
ソニーは、デジタルワイヤレスシステムの核となる「オーディオコーデック」と「デジタル変・復調器」を独自に開発しました。この「オーディオコーデック」により高音質かつ低遅延、そして秘匿伝送を可能とし、デジタル変・復調器により多チャンネル同時運用を実現します。
※ デジタルワイヤレスシステムの概要については業務用オーディオHPをご参照ください。
送信機:『DWM-01/F31AB』、『DWM-01/C31AB』、『DWT-B01/AB』
- 有線マイクロホンに迫る高音質デジタルワイヤレス伝送
- 24bit/48KHzサンプリングのA/D回路、独自開発のコーデック、デジタル変調機を組み合わせたフルデジタル処理により、20Hz〜22KHzまでの周波数応答特性を持つワイヤレス伝送を実現しました。
- 『DWM-01/F31AB』、『DWM-01/C31AB』は、ボーカルに特化したハンドマイクとして、新たにダイナミックタイプとエレクトレットコンデンサータイプの2種類のマイクカプセルを用意しました。素材や製法にこだわり抜いた2種類のマイクカプセルは、一切の無駄を排除し、それぞれ最適な方法で、モノコックボディーに収めることで、可能な限り音源の近くでデジタル化をしています。ボーカリストの息づかいをありのままに伝えます。
- 『DWT-B01/AB』は、マイクレベルからラインレベルの入力に対応しています。付属のラベリアマイク(『ECM-77BC/9X』相当)だけでなく、ケーブルを使用して有線マイクやミキサーと接続するなど、多彩な方法で音声が入力できますので、様々な音源からの高音質ワイヤレス伝送を可能にします。
- A型帯域からB型帯域まで、広帯域をカバーし、多チャンネル同時運用が可能
- 『DWM-01/F31AB』、『DWM-01/C31AB』、『DWT-B01/AB』ともに A帯(FPU-1CH 〜 FPU-4CH)からB帯に、1台で対応しています。簡単なボタン操作でA・B型帯域の各チャンネルが選択可能で、最大82チャンネルの同時運用が可能です。
- 送信出力を1mWと10mWの2段階に切り換え可能。多チャンネル同時運用から長距離伝送までさまざまな運用に対応できます。
- ※免許不要のB型帯域モデルも発売します。(型名『DWM-01/F31B』及び『DWM-01/C31B』はB型規格のみ対応のマイクロホンです。B型規格対応トランスミッター『DWT-B01』は発売済)
- プロの道具として機能美を追求したデザイン
- 『DWM-01/F31AB』、『DWM-01/C31AB』は、落下や衝撃に強い堅牢な構造で、ヘッドは高音質を実現するスペースを確保しながら、小型でアーティストの顔を邪魔しない形状としています。また、メンテナンス性も高く、電池交換が容易な上、現場でマイクゲージを取り外して洗浄が可能な設計となっています。
- 『DWT-B01/AB』は、素材にマグネシウム合金を採用。軽量でありながら堅牢な筐体を実現し、体への装着、衣装への仕込をしやすい設計となっています。
- 単3形アルカリ乾電池 2本で、連続 5時間以上の動作が可能
- 『DWM-01/F31AB』、『DWM-01/C31AB』、『DWT-B01/AB』全て単3形アルカリ電池2本で約5時間の連続動作を実現しました。また、リチウム電池や再利用可能なニッケル水素電池にも対応しています。
- 電池残量はメタデータとして伝送されるため、受信機での監視が可能です。
受信機:『DWR-R01D』
- 圧倒的な高音質
- アナログオーディオ出力回路には、高精度32Bit/96KHzのD/Aコンバーターを採用。DCサーボバランスアンプとともにトランスミッターの音を忠実に再現します。電源には、大型トロイダルトランスと、デジタル回路から独立した専用リニアレギュレーターを採用することにより、アナログの音質にこだわるのみならず、デジタル伝送による優れたレスポンスを最大限に活かします。
- 原音の情報量を損なうことなく再現するために、再生クロックにはジッター抑制回路を搭載しています。
- A型帯域からB型帯域まで、広帯域をカバーし、多チャンネル同時運用が可能
- A帯(FPU-1CH 〜 FPU-4CH)からB帯を1台でカバーし、最大で82チャンネルの同時運用が可能です。
- アンテナカスケード端子を装備し、最大8台までカスケード接続する事ができます。
- ネットワーク対応2.4GHzリモートコントロール機能
- 本体に2.4GHzアンテナを持ち、『DWR-R01D』本体からトランスミッターの制御が可能です。
- 本機とリモートコントロールユニット(別売『RMU-01』)をイーサネットで接続し、トランスミッターのリモートシステムを構築します。付属のコントロールソフトウェアを使用すれば、同時に最大82台のトランスミッターを監視/制御することが出来ます。
- 現場に即した運用/操作性
- ディスプレイには、フルドットマトリクス表示ができる有機EL (OLED)を採用。大型有機ELディスプレイで、画面に運用時必要なステータス情報を全て表示することができます。
- 階層の少ないシンプルなメニュー構成と専用メニューボタン/JOGダイヤルにより、運用現場において簡単かつスピーディな調整を可能とします。
- リアパネルのスイッチを切り替えることにより、120V電源まで対応。海外製品との混在使用が可能になります。
- 堅牢筐体構造
- 側板一体型ラックマウント金具採用と箱型シャーシにより、ツアー移動の振動にも耐える堅牢な筐体構造です。
- 強固な構造により音質劣化につながる不要振動を抑えます。
関連別売商品
- UHFアンテナ 『AN-01』
発売日:2010年5月予定
希望小売価格:未定
- ワイヤレスマイクロホンシステム用の新開発指向性アンテナ。
- 狙った方向からの電波を効率良く受け、それ以外の方向からの妨害電波の影響を減らします。
- A帯(FPU-1CH〜 4CH)からB帯までの帯域をカバー。
- リモートコントロールユニット 『RMU-01』
発売日:2010年5月予定
希望小売価格:未定
- デジタルワイヤレスマイクロホンシステムに搭載されたリモートコントロール機能の拡張ユニット。
- デジタルワイヤレスレシーバー『DWR-R01D』とイーサネットで接続し、付属のコントロールソフトウェアを使用することで、同時に最大82台までのトランスミッターを制御することができます。
主な仕様
■DWM-01 主な仕様
|
DWM-01/F31AB
ダイナミック型 |
DWM-01/C31AB
コンデンサー型 |
送信部 |
送信周波数 |
A型 (770.250〜805.750MHz) / B型 (806.125〜809.750MHz) |
チャンネルステップ |
125kHz |
空中線電力 |
1mW / 10mW 切り換え |
占有帯域幅 |
192kHz以下 |
オーディオ部 |
マイクロホン形式 |
単一指向性ダイナミック型 |
単一指向性エレクトレットコンデンサー型 |
サンプリング周波数 |
48kHz |
量子化ビット数 |
24bit |
リモートコントロール |
2.4GHz帯 IEEE 802.15.4準拠 |
一般 |
電源 |
単3形アルカリ乾電池 2個使用 |
乾電池持続時間 |
約5時間
(外気温25℃、ソニー製単3アルカリ形乾電池、10mW出力、
ワイヤレスリモートコントロール機能[OFF]、
ディスプレイの自動消灯設定[AUTO OFF]) |
付属品 |
キャリングケース×1、マイクホルダー×1、USBアダプターケーブル×1、
USBケーブル×1、取扱説明書×1、CD-ROM×1、識別リング×一式 |
■DWT-B01/AB 主な仕様
|
DWT-B01/AB |
送信部 |
送信周波数 |
A型 (770.250〜805.750MHz) / B型 (806.125〜809.750MHz) |
チャンネルステップ |
125kHz |
空中線電力 |
1mW / 10mW 切り換え |
占有帯域幅 |
192kHz以下 |
オーディオ部 |
サンプリング周波数 |
48kHz |
量子化ビット数 |
24bit |
基準入力レベル |
マイク |
−58dBu、1kHz (−60dBV、1kHz) |
ライン |
+4dBu、1kHz |
マイク入力端子 |
SMC9-4S(凹) |
リモートコントロール |
2.4GHz帯 IEEE 802.15.4準拠 |
一般 |
電源 |
単3形アルカリ乾電池 2個使用 |
乾電池持続時間 |
約5時間
(外気温25℃、ソニー製単3形アルカリ乾電池、10mW出力、
ワイヤレスリモートコントロール機能[OFF]、
ディスプレイの自動消灯設定[AUTO OFF]) |
外形寸法(幅×高さ×奥行) |
約63×73×17mm(最大突起部を除く) |
質量 |
約125g |
付属品 |
ラベリアマイクロホン(ECM-77BC/9X相当品、ウィンドスクリーン、横型ホルダークリップ含む)×1、バッテリーケース(予備)×1、ソフトケース×1、マイクケーブル〔SMC9-4P(凸)⇔XLR-3-11Cタイプ(凹)〕×1、USBアダプターケーブル×1、USBケーブル×1、キャリングケース×1、ネームラベル×1、帯域識別ラベルX5, 取扱説明書×1、CD-ROM×1 |
■DWR-R01D 主な仕様
|
DWR-R01D |
受信部 |
受信周波数 |
A型(770.250〜805.750MHz) / B型(806.125〜809.750MHz) |
チャンネルステップ |
125kHz |
アンテナ端子 |
BNC-R、50Ω |
オーディオ部 |
基準出力レベル |
アナログ出力 |
−58dBu (MICレベル出力時)
−12dBu (LINEレベル出力時) |
AES/EBU出力 |
−36dBFs (DWT-B01 ATT設定[MIC、0dB]時)
−20dBFs (DWT-B01 ATT設定[LINE]時) |
出力 |
アナログ、AES/EBU、AES id3、ヘッドホン |
WORD SYNC入力 |
BNC-R×1、75Ω、32〜96kHz |
ネットワーク |
RJ-45 (100BASE-TX) |
リモートコントロール |
2.4GHz帯 IEEE 802.15.4準拠 |
一般 |
電源 |
AC 100/120V(SW切替) |
外形寸法(幅×高さ×奥行) |
約482×335×44mm(最大突起部を除く) |
付属品 |
UHFアンテナ×2、アンテナコネクター×2、
電源ケーブル×1、脚×4、取扱説明書(冊子)×1、
取扱説明書(CD-ROM)×1、
PCソフトウェア(CD-ROM)×1 |
- ※A型ワイヤレストランスミッターの使用には以下の手続きが必要です。
1)国からの免許を受けてください。
総務省(地方総合通信局)から陸上移動無線局としての免許を受ける必要があります。
2)特定ラジオマイク利用者連盟へ加入してください。
「特ラ連」は加入者間のA型ワイヤレスマイク、及びA型と周波数を共用する放送局用FPU機器との間で混信の危険がある場合に事前の運用調整を図る団体です。またA型マイクの免許申請手続きに関するお手伝いや相談にも応じており、A型免許申請の際には特ラ連への加入証明書の提出が求められますので、機器のご発注前にまず最初に「特ラ連」にご相談下さい。
特定ラジオマイク利用者連盟への問い合わせ先:03-5273-9806
- ※記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。なお、本文中ではTM、(R)マークは明記していません。
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