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お知らせ

2016年4月14日

新商品

4K映像を忠実に投写するネイティブ4K(4,096×2,160ピクセル)パネルを搭載した
業務用4K SXRD™レーザー光源プロジェクターを発売

  ソニーは、4K SXRD※1パネルを搭載する高画質レーザー光源プロジェクターとして、新たに5,000lm(ルーメン)※2の高輝度モデルをラインアップに追加します。4K SXRDパネルはネイティブ4K解像度を投写可能な液晶ディスプレイデバイスで、高精細な4K映像を忠実に再現できます。また、レーザー光源の採用により、長期間光源交換の必要がなく、高信頼性と低運用コストを実現、さらに設置の柔軟性も実現しています。新製品は2機種から用途に応じて選択いただけます。
  • ※1 SXRD《 Silicon X-Tal(crystal) Reflective Display 》
    シリコン基盤上に平坦な反射膜を形成し、光の乱反射を抑えて締まりのある映像を再現します。
    また、画素の微細化と高い開口率を両立し、固定画素特有のメッシュ感を感じさせず、高精細で滑らかな映像を実現しています。
  • ※2 『VPL-GTZ280』では、5000lmの出力にはオプションの『LSM-BRIN1』が必要となります。(標準:2000lm)
型名 発売日 メーカー希望小売価格
業務用4K SXRDレーザー光源プロジェクター『VPL-GTZ270』 2016年5月上旬 オープン価格
業務用4K SXRDレーザー光源プロジェクター『VPL-GTZ280』 2016年5月上旬 オープン価格
『VPL-GTZ270』は広色域を実現し、DCI色再現域※3、ITU-R BT.2020規格※4※5に対応します。高画質映像の再現性に優れるため、美術館、博物館、映像試写室、プラネタリウムなどのビジュアルエンターテインメントに適しています。また、『VPL-GTZ280』は、120コマ※6の高フレームレート対応により、フライトシミュレーションのように、映像の動きになめらかさが求められる、繊細なシミュレーションに適しています。
  • ※3 DCI(デジタルシネマ上映システムの仕様。ハリウッドメジャー6社にて構成される業界標準化団体「デジタルシネマ・イニシアティブ」)にて制定
  • ※4 ITU-R BT.2020(次世代放送の映像制作規格。電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合「ITU: International Telecommunication Union」の無線通信部門「ITU-R: ITU Radiocommunications Sector」)にて制定
  • ※5 ITU-R BT.2020 の色域は完全には包含されません。
  • ※6 120pの対応にはオプションの『LSM-120P1』が必要となります。

■主な特長

  1. ネイティブ4K (4096x2160ピクセル)の高解像度

ネイティブ4Kの液晶ディスプレイデバイス4K SXRDパネルを3枚搭載し、4Kの高解像映像をそのまま忠実に投写します。さらに、データベース型超解像処理LSI 「リアリティークリエーション」を搭載し、HDの映像信号もきめ細やかで高品位な4K映像に変換して投写します。

  1. 「20,000:1」※7 の高コントラスト

光を無駄なく映像に変換することに優れているSXRDパネルを搭載した光学エンジンにより、20,000:1※7の高コントラストを実現しました。引き締まった黒を表現でき、星空などの暗いシーンの再現性に優れています。

  • ※7 数値は目安であり、プロジェクターの設定条件や使用環境によって異なります。

  1. レーザー光源の採用により、高信頼性と運用コストの軽減を実現

レーザーダイオードを光源に使用しているため、突然光源が切れるリスクが低く、大事な上映やシミュレーションを中断することなく安心して運用を行うことができます。また、天吊りなどランプ交換が困難な設置スタイルにも適しています。加えて、新たに採用したシールド密閉構造でちりやほこりに強く、内部をクリーンに保って稼働することができるため、約20,000時間※8の消耗部品交換不要を実現します。長期に渡ってメンテナンスの必要がなく、運用コストの軽減に大きく寄与します。

  • ※8 省エネモードでは40,000時間となります。なお、各数値は輝度が半減するまでの時間の目安であり、使用環境や使用状況により異なる場合があります。また、『VPL-GTZ280』で省エネモードを行う場合はオプションの『LSM-BRIN1』が必要です。

  1. 広ダイナミックレンジ

幅広いダイナミックレンジを表現可能で、HDR(High Dynamic Range)の表示にも対応します。※9白飛びや黒つぶれを起こさず、暗部から明るい箇所まで、高品位なコンテンツの表示ができます。

  • ※9 『VPL-GTZ280』では、オプションの『LSM-HDR1』が必要となります。

  1. 広色域 (『VPL-GTZ270』のみ)

ワイドカラーモード※10で、BT.709を超える幅広い色域をカバーし、DCI色再現域※3や ITU-R BT.2020規格※4※5の広色域にも対応します。

  • ※10 ワイドカラーモードでは輝度を下げた運用となります。

  1. 4K/120p投写 (『VPL-GTZ280』のみ)

4K映像を1秒間に120コマで投写可能※11で、速い動きもなめらかに上映します。さらに3D(4K/60p)に対応し、仮想トレーニングなどの用途にもご利用いいただけます。

  • ※11 オプションの『LSM-120P1』が必要となります。
  1. スミア低減で速い動きもクリアに表現

低遅延でシミュレーション操作もしやすく、黒画挿入(30/50/70%)※12でスミアを大幅に低減でき、残像が残らず映像酔いも抑制します。

  • ※12 『VPL-GTZ270』の黒画挿入は30%のみとなります。
  1. どの角度でも自在に設置可能

 上下・左右方向のどの角度でも自在に設置できるので、天井や床への投写や、ドーム、ケーブなどでの投写も可能です。

  1. 静音設計、光漏れも防止

 新開発のシールド密閉構造や液冷機構により、30〜35dBの静音設計※13を実現。光漏れも防ぎますので、視聴者は映像に集中することができます。

  • ※13 数値は目安であり、プロジェクターの設定条件や使用環境によって異なる場合があります。

  1. スタック運用による輝度アップ

 上下、左右にスタックが可能な筺体を採用しているため、複数台※14を重ねて投写することで、輝度アップを実現します。

  • ※14 上下の直接スタックは、プロジェクター筺体への荷重のため、2台スタックとなります。

■主な仕様

型名 VPL-GTZ270 VPL-GTZ280


投写方式 SXRD、3原色液晶シャッター投写方式
パネル素子 0.74型SXRDパネル 約2,654万画素(水平4,096×垂直2,160×3)
投写レンズ フォーカス 電動
ズーム 電動
シフト VPLL-Z7008: 電動 上下:± 50%、左右:± 18%
VPLL-Z7013: 電動 上下:± 80% 、左右:± 31%
投写比率 VPLL-Z7008: 0.8:1 〜 1.02:1
VPLL-Z7013: 1.27:1 〜 2.73:1
光源 レーザーダイオード
有効光束(光出力)*1 5,000ルーメン 2,000ルーメン(標準)
5,000ルーメン(オプション『LSM-BRIN1』使用時)
カラー光束(光出力)*2 5,000ルーメン 2,000ルーメン(標準)
5,000ルーメン(オプション『LSM-BRIN1』使用時)
光源寿命 *3 20,000時間
(省エネモードでは40,000時間)
20,000時間
(省エネモードでは40,000時間※)
※オプション『LSM-BRIN1』使用時
コントラスト比 ダイナミック 30,000:1  *4
ネイティブ 20,000:1  *4


色深度(最大) 12bit (HDMI)
10bit (Display Port)
10bit (Display Port)
入力信号(最大) 4K/60p 4:4:4 4K/60p 4:4:4(標準)
4K/120p 4:4:4(オプション『LSM-120P1』使用時)


入出力 HDMI x2
Display Port x1、Display Port (Split用) x1
RS-232C、SYNC IN/OUT、IR IN/OUT、Trigger x2、LAN、USB
Display Port x2
Display Port (Split用) x2
RS-232C、SYNC IN/OUT、IR IN/OUT、Trigger x2、LAN、USB



HDR(High Dynamic Range) 標準 オプション『LSM-HDR1』使用時
広色域(DCI/BT.2020) ○ *5 *6
4K/120P オプション『LSM-120P1』使用時
4K/3D 30p:標準 *7 30p:標準 *7
60p:オプション『LSM-120P1』使用時
スミア低減(黒画挿入) 1 モード(30%) 3 モード(30/50/70%)
チルトアングル 垂直方向:フリー、水平方向:フリー
ノイズ 30〜35 dB *8

外形寸法(幅×高さ×奥行) 約550 x 228 x 750mm (突起を含まず)
約550 x 262 x 750mm
質量 本体:約40kg
VPLL-Z7013:約2.6kg  VPLL-Z7008:約3.7kg
電源 電圧 AC100V
周波数 50/60Hz
消費電力 最大 約 1.2kW
待機時 0.4 W *9
発熱量 4092BTU/h
動作温度 5〜40℃
動作湿度 20〜80%(結露なきこと)


付属品 リモコン(RM-PJ29)×1、単3形乾電池(マンガン)×2、電源コード×1、
取扱説明書(CD-ROM)×1
別売オプション 共通 VPLL-Z7013 (標準レンズ)、VPLL-Z7008 (短焦点レンズ)、
TDG-BT500A (3Dメガネ)
VPL-GTZ280専用ソフトウェア LSM-BRIN1 (5,000ルーメン)
LSM-120P1 (4K/120P対応)
LSM-HDR1 (HDR対応)
  • *1 出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2003データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しています。
    測定方法、測定条件については附属書2に基づいています。
  • *2 カラー光束とはプロジェクターのカラーパフォーマンスを評価する測定方法です。カラー光束は製品を選択する場合に、カラーパフォーマンスを簡単かつ正確に評価する指標として活用できます。
  • *3 光源寿命は、輝度が半減するまでの時間の目安として示しています。あくまで目安であり使用環境や使用状況により異なる場合があります。
  • *4 数値は目安であり、プロジェクターの設定条件や使用環境によって異なります。
  • *5 ワイドカラーモードでは輝度を下げた運用となります。
  • *6 ITU-R BT.2020 の色域は完全には包含していません。
  • *7 4K/3D(30p)は、2016年11月対応予定です。
  • *8 35dB(5,000lm)、 30dB(2,500lm)。なお、数値は目安でありプロジェクターの設定条件や使用環境により異なる場合があります。
  • *9 リモートスタート「切」時
市場推定価格(消費税を含みません)
業務用4Kレーザー光源プロジェクター『VPL-GTZ270』 8,000,000円+税
業務用4Kレーザー光源プロジェクター『VPL-GTZ280』 5,600,000円+税

VPL-GTZ280専用オプション
5,000ルーメン対応ライセンス 『LSM-BRIN1』 2,200,000円+税
High Dynamic Range対応ライセンス 『LSM-HDR1』 1,100,000円+税
120p対応ライセンス 『LSM-120P1』 1,100,000円+税

共通オプション
標準レンズ 『VPLL-Z7013』 1,000,000円+税
短焦点レンズ 『VPLL-Z7008』 1,500,000円+税
※「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます 。

注: 記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。

■お客様からのお問い合わせ先

ソニービジネスソリューション(株) 業務用商品相談窓口

050-3754-9550(携帯電話・PHS・一部のIP電話などフリーダイヤルがご利用になれない場合)
受付時間 9:00〜18:00(土・日・祝日、および弊社休業日は除く)

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