ソニーは、強力なブレ補正機能を搭載し、暗所性能を強化した業務用ウェアラブルカメラ『TECU-001』を発売します。
映像技術の進化に伴い、例えば警備・救急・消防などの領域では、現場と本部間におけるリアルタイムでの映像共有や、現場でのメンテナンス作業状況の動画記録など、動画情報の活用事例が増えています。ソニーは、そうした動画情報の活用ニーズに応えるため、フルHD(1920×1080)高解像度の業務用ウェアラブルカメラを開発しました。
型名 | 発売日 | 価格 |
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業務用ウェアラブルカメラ『TECU-001』 | 2018年8月24日 | オープン価格 |
一般的に、ウェアラブルカメラを使って現場と本部間で映像情報を共有する場合、装着者の歩行・走行時の振動による影響を補正し、安定した高画質の映像を撮影することが重要です。本機は、ソニーが民生用カメラ商品で培った手ブレ補正技術をベースに開発された強力な電子式ブレ補正機能を搭載、揺れの少ないクリアな映像撮影が可能です。補正する揺れの振動周波数や補正領域の範囲を、業務用途で使われる場合の動きに合わせて最適化することで、歩行・走行時における上下左右ならびに回転方向のブレを大幅に軽減します。
また、『TECU-001』は受光面と配線層の配置を逆転させることで従来型のCMOSセンサーに比べ高感度を実現した裏面照射型のExmor R®(エクスモアアール) CMOSイメージセンサーを採用しました。最低被写体照度2.0ルクスという高感度で、夜間や暗所でも鮮明な映像が撮影できます。
ソニーは、本機を警備・救急・消防といった領域での活用や、企業におけるメンテナンス、作業時の映像共有・映像記録などの用途に提案してまいります。
電子式の強力なブレ補正機能を搭載。約1,110万の有効画素の余裕部分を補正領域として活用することで、上下左右と回転方向における映像のブレを吸収、歩行時や走行時の振動の影響が少なく見やすい映像の撮影が可能です。民生用カメラ商品の手ブレ補正技術をベースに、業務用途での動作に合わせて、補正する揺れの振動周波数や補正領域の範囲などを最適化しています。
カメラヘッド部は薄型デザインの小型・分離式を採用しており、頭部や胸部への装着が可能です。視線と連動した手元の撮影が要求される場合は頭部、広角・広域での画像が必要とされる場合は肩部に比べて安定した映像を得ることが可能な胸部に装着するなど、用途に応じて装着位置を選択できます。胸部装着の場合には付属の専用クリップを使用することで簡単に付け外しが行えます。
1/2.3型 Exmor R® CMOSイメージセンサーを搭載し、2.0ルクスというウェアラブルカメラとして最高レベルの高感度を実現。また、セキュリティーカメラ商品で培った暗所撮影技術を基に、最適な画質チューニングを施すことで、さらに暗所での視認性を高めています。
専用SDK(Software Development Kit)を利用しソフトウェア開発を行うことで、USBインターフェース経由での映像取得および機器の外部制御が可能です。例えば、専用SDKを利用してスマートフォンのアプリケーションソフトウェアを開発することで、スマートフォンを経由して遠隔地と映像を共有することも可能です。
・SDメモリーカードに映像を記録
本体内に挿入したSDメモリーカードにフルHD、30fps*の映像を記録できます。例えば、64GBメモリー使用時には、1920×1080ピクセル、30fps*で約8時間の映像記録が可能です。
・USB外部電源に対応
USB電源入力を備え、内蔵バッテリーに加えモバイルバッテリーを利用することで長時間の連続駆動が可能です。
下記商品ページを参照ください。
■市場推定価格(消費税を含みません)
『TECU-001』 280,000円前後
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