東京都港区港南1-7-1
ソニービジネスソリューション株式会社
2019年11月13日
新商品
ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下、ソニービジネスソリューション)は、グローバルシャッター機能付き3板式4K CMOSイメージセンサーを搭載し、ウルトラハイビットレート(UHB)伝送にも対応したマルチフォーマットスタジオカメラ『HDC-5000』を発売します。2019年5月の発売以来、高い評価を得ているマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-5500』と共通の性能に加えて、大型レンズの直接の取り付けに対応し、スタジオや中継での番組制作に適した新機能を追加したカメラです。スタジオカメラとしては初のハイフレームレート撮像*1にも対応しています。
また、本商品に加えて2つの光ファイバーコネクター*2を搭載した3Uフルラックサイズのカメラコントロールユニット(CCU) 『HDCU-5000』を同時に発売します。UHB伝送対応のカメラ『HDC-5000』、『HDC-5500』に加えて、『HDC-2500』などの従来の伝送方式を採用しているカメラとの直接の接続*2にも対応します。
商品名・型名 | 発売日 | 希望小売価格 |
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マルチフォーマットスタジオカメラ 『HDC-5000』 |
2019年12月3日 | 16,500,000円+税(システム構成により価格が異なります) ※ 本価格は、『HDC-5000』、ビューファインダー、カメラコントロールユニット『HDCU-5000』、リモートコントロールパネル『RCP-3501』で組んだ場合のシステム価格の一例です。 |
カメラコントロールユニット 『HDCU-5000』 |
2019年12月3日 | 4,000,000円+税 |
*1 HFRソフトウェア『HZC-HFR50』をインストールすることで、4K 2倍速、HD 2〜8倍速のハイフレームレート撮影に対応します。
*2 UHB伝送モデルと従来伝送モデルの光ファイバーコネクターの選択は、メニューでの切替式となります。同時に使用することはできません。
2019年5月の発売以来、高い評価を得ている『HDC-5500』と共通の性能により、高画質4K映像の効率的な制作を可能にし、かつスタジオや中継用の番組制作に適した操作性や機能を兼ね備えています。
・番組制作に適した操作性
カメラの各種設定を行うリアパネルのデザインを一新し、新たにLCD操作パネルを搭載しました。
LCD上部に設置されたロータリーエンコーダーと組み合わせて、直感的なオペレーションが可能になります。パネル上には、CCUに入力されたリターン映像やHDプロンプター映像を表示することも可能で、オペレーション性能の向上を図っています。
また、リアパネルに左右独立のLED照明を搭載し、暗い設置場所での撮影においても、ストレスなく設定操作を行うことが出来ます。
高倍率レンズを装着してクローズアップ映像を撮影する場合、レンズの光学特性上、テレ端での急速な光量低下が起こる現象、通称“Fドロップ”が発生しますが、これをカメラ側で自動補正する新機能“ARIA機能”*3を搭載しました。本機能は、Fドロップの補正だけに留まらずレンズ周辺減光も同時補正でき、ビデオエンジニアの課題であったスポーツ中継における高倍率レンズ運用を格段に効率化します。
*3 本機能は、『HDC-5000』『HDC-5500』『HDC-P50』『HDC-3500』『HDC-3100』『HDC-4300』『HDC-P43』についても、2019年3月以降のファームウェアアップデートで順次対応。対応レンズは、各レンズメーカーへお問い合わせください。
2つの光ファイバーコネクターを搭載し、UHB伝送対応の『HDC-5000』『HDC-5500』に加え、『HDC-2500』などの従来の伝送方式に対応したカメラにも接続可能です。カメラヘッドの接続互換性を高めることで、中継車などのスペースに制約がある運用時にCCUの持ち込み機材の削減に貢献します。また、カメラヘッドにAC給電することで、最大4kmの長距離伝送を実現します。
2019年5月に発売した『HDCU-5500』同様に豊富な入出力インターフェースを搭載。12G-SDIのインターフェースを標準搭載し、さらに12G-SDIインターフェース拡張キット『HKCU-SDI50』を追加することで、 出力ポートの拡張が可能です。また、現場の運用に応じて入出力信号数を柔軟に割り当てられるアサイナブル端子(SDI I/O端子)も標準搭載しています。
オプション基板『HKCU-SFP50』を用いれば、映像、音声、インターカム、タリー信号のIPでの双方向通信が可能です。また業界標準のSMPTE ST 2110ハイフレームレート伝送に対応したインターフェース
キット『HKCU-SFP52』を用いれば*1、『HKCU-SFP50』で対応しているHD4倍速に加えて、HD 8倍速のハイフレームレート信号出力*4にも対応します。
さらに、複数機器の統合的な管理および監視を実現するソリューション『Live Element Orchestrator(ライブエレメント・オーケストレーター)』や、Ember+プロトコルに対応するためのコンフィグコントロールソフトウェア『HZCU-CNFG50』、SNMP監視に対応するためのSNMPエージェントソフトウェア『HZCU-SNMP50』を追加搭載することで、IPを用いたシステムの統合的な管理や監視 にも対応します。
*4 2020年7月対応予定。
Webブラウザーに本体のIPアドレスを入力することで、CCUの各種設定(入出力割り当てや、出力フォーマットの選択など)やカメラ・CCU間の光レベルの一元監視、ログの取得、ソフトウェアバージョンアップなどをPCより行うことができます。
ハーフラックサイズCCU『HDCU-5500』、『HDCU-3500』用のオプションとして、カメラヘッドで撮影した映像・音声信号をCCU内部に記録することができるレコーディングオプションボード『HKCU-REC55』も発売します。
4Kレコーディングオプション『HZCU-UHDR50』をインストールすることで、4K記録にも対応し、4K HDR / HD SDRの同時記録にも対応します。収録コントロールソフトウェア『PWA-RCT1』に、CCUレコーディング制御ライセンス『PWAL-RCT50』を追加することで、 複数台のCCUに対して、内部ストレージへのファイル記録 、USB外付けストレージへの追っかけ転送、ネットワーク経由でのFTPファイル転送の制御が可能です。
なお、『HDCU-5000』用のCCUレコーディングオプションボードも別途開発中です。
・発売日:2020年1月15日
・希望小売価格:950,000円+税
『RCP-1501』の操作性を継承し、さらなる使い勝手の向上を図ったリモートコントロールパネル『RCP-3501』を2020年1月に発売します。
多機能でありながらダイレクト操作スイッチを備え、さらに高解像度3型液晶タッチパネルを搭載することで、操作性と視認性を改善しています。
また、外部インターフェースに新たにUSB端子を搭載しています。カメラの設定ファイルや本機の設定をUSBメモリーに保存し読み出しが可能です。
・発売日:2020年1月15日
・希望小売価格:500,000円+税
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