ソニービジネスソリューション株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：古田了嗣）は、医療映像を高精細かつ広色域で表示する４K HDR対応の医療用32型4K液晶モニター『LMD-X3200MD』を発売します。本機は、医療現場での運用に適した多彩な機能を兼備しています。
昨今の医療現場では、手術顕微鏡や内視鏡装置などの機器も、4K映像への対応が進んでおり、そのクオリティを再現できる表示機器が求められています。本機の導入により、ソニーの医療用モニターの４K対応機種を拡充し、視認性の高い映像を通じて医療への貢献を目指します。

■商品概要

商品名	医療用32型4K液晶モニター
型番	『LMD-X3200MD』
発売日	2020年9月1日
希望小売価格（税別）	オープン価格

■『LMD-X3200MD』の主な特長

1. 4K HDRに対応した32型の液晶パネルを搭載

4K（3840×2160ピクセル）・アスペクト比16：9の32型液晶パネルを搭載し、4Kの高精細な映像で細部までをクリアに表示でき、手術映像の視認性向上に貢献します。また、4Kの放送規格であるBT.2020色域に対応しています。HLG（ハイブリッドログガンマ）を搭載し、HDR映像の表示が可能です。

2. 12G-SDIをはじめ幅広い接続端子を装備

4K対応インターフェースとして、DisplayPort入力端子、HDMI入力端子のほか、新たに12G-SDI入出力端子（BNC型）など、幅広い接続端子を装備し、院内のさまざまな機器との接続に柔軟に対応します。

3. さらに進化したソニー独自の画像エンハンス機能　A.I.M.E.™により暗部の視認性を向上

ソニー独自の画像エンハンス（強調）機能のA.I.M.E.（Advanced Image Multiple Enhancer）を搭載することで、表示イメージの輪郭や色を調整します。本モデルでは、従来機に搭載されているエンハンス機能の「構造強調」、「色強調」のほかに、新たに、暗部のディテールをより確認しやすく調整できる「シャドウ強調」および「ノイズリダクション」の機能を追加しました。

「A.I.M.E.」動作例

4. 病院内での医療映像の共有に適した各種機能が進化

画面に表示されている映像そのものを外部に出力することができる「クローン出力」機能を新たに搭載しました。これにより、ピクチャーインピクチャー（PIP）/ピクチャーアウトピクチャー（POP）表示や画像エンハンス機能A.I.M.E.で強調した画像を、他のモニターでも同一の色再現で表示し、術者と同じ強調画像を他の医療スタッフにも共有することが可能となります。また、この映像を録画することにより医学教育や学会発表などでの有効活用も期待できます。設定により12G-SDIによる4K出力、またはHDダウンコンバート出力が選択可能です。

また、複数のパターンでの映像の表示も可能です。PIP/POP及び上下ローテーション機能を搭載しています。ピクチャーアウトピクチャー表示の際は、アスペクト比を維持したまま縮小表示する「ノーマルモード」のほか、画面縦方向のサイズを維持したまま画面中心部を切り出し表示する「Vフルモード」を今回新たに追加しました。

なお、ステレオミニジャックによるシンプルリモートコントロールを装備することで、外部のフットスイッチから、A.I.M.E.のオンオフや映像の入力画面の切り替え、上下ローテーションなど動作が可能です。

5. さまざまな設置環境や使用条件に配慮した設計・デザイン

液晶パネルおよび保護板に低反射構造を採用することで、手術室での無影灯環境下など高輝度照明環境下でも反射を低減します。また、モニター前面はフレーム部を含めて凹凸のないフラットなデザインを採用し、清掃を容易にします。さらに、本機に接続するケーブルの取り回しを考慮し、3つのアクセスポートを持つ背面カバーを装備する他、AC/DC両電源に対応し、さまざまな設置環境での運用に対応します。

■主な仕様

主な仕様や詳細については、以下の商品情報サイトをご確認ください。
https://www.sony.jp/medical/products/LMD-X3200MD/

■『LMD-X3200MD』用オプション

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※ 本発表製品は、医療機器ではありません。

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