ソニーマーケティング株式会社
2021年4月22日
ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:粂川滋、以下、ソニーマーケティング)は、IP伝送の標準規格である「SMPTE ST 2110」に対応し、リモートプロダクションを機動的に実現するIPカメラエクステンションアダプター『HDCE-TX50』・IP CCUエクステンションアダプター『HDCE-RX50』を発売します。
両機とも、2系統の4K信号を双方向に伝送可能なUHB(ウルトラハイビットレート)伝送に新たに対応し、マルチフォーマットカメラシステムHDC-5000シリーズのカメラ/CCU(カメラコントロールユニット)と接続してIP Liveプロダクションに活用できます。さらに、HDC-3000 / 2000シリーズなどのHDカメラシステムとも伝送方式を切り替えて接続ができるため*1、制作目的に応じて使用するカメラを選択できます。
ソニーマーケティングは、スポーツ中継やコンサート配信などにおけるリモートプロダクションのさらなる利便性向上を目指し、IP Liveソリューションの拡大を推し進めてまいります。
*1:『HDCE-TX50 / RX50』の伝送方式の切り替えについては、2021年度中のバージョンアップデートで対応予定です。
商品名 | IPカメラ エクステンションアダプター |
IP CCU エクステンションアダプター |
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型番 | 『HDCE-TX50』*2 | 『HDCE-RX50』*2 |
発売予定日 | 2021年12月 | |
希望小売価格(税別) | 2,300,000円 | 2,600,000円 |
*2:多治見製コネクター・レモ製コネクターそれぞれに対応したモデルの発売を予定しています。
1. UHB伝送と従来のHD伝送方式に対応
『HDCE-TX50』は、UHB伝送に対応したマルチフォーマットカメラシステム『HDC-5000 / 5500』との接続に加えて、『HDC-3500 / 3100 / 2500』などのHDカメラシステムとも、伝送方式を切り替えて接続が可能です*1。カメラ光複合ケーブル経由でのカメラへの給電、ならびにSMPTE ST 2110のビデオ・オーディオ信号の送受信、IPタリー(TSL UMD Protocol-V5.00)、IPインターカムに標準対応しているため、カメラと本機を制作現場へ持ち込むことで、SMPTE ST 2110ベースのIP Liveリモートプロダクションが可能となります。
『HDCE-RX50』は、『HDCE-TX50』とネットワークで接続し、さらにカメラ光複合ケーブルでCCUと接続することで、カメラ・CCU間の映像伝送をIP化することが可能です。CCUをスタジオ側に残したまま運用ができるため、既設のスタジオシステムでもIPリモートプロダクションを実現します。
2. 2パターンの接続モードに対応
『HDCE-TX50』・『HDCE-RX50』は、以下の2つのモードで運用することが可能です。
*3:ダイレクトモードを使用する場合は、別途、有償のソフトウェアライセンス『HZCE-DIR50』が必要です。
3. 4K信号・HDハイフレームレート信号の伝送に対応
HDC-5000シリーズのカメラと接続することで、4K信号とHD信号の送受信に標準対応します。また、HFRソフトウェア『HZC-HFR50』がインストールされたカメラを使用することで、IP伝送時にHDで最大6倍速のハイフレームレート信号の伝送も可能です。
マルチポートAVストレージユニット『PWS-4500』などの、SMPTE ST 2110に対応したビデオサーバーと組み合わせて使用することで、スロー演出を実現できます。
4. 省スペース化に貢献する小型・軽量サイズ
高さ3U・EIA規格のラックに3台収まる小型軽量サイズで、撮影現場へ持ち込む機材重量の軽減、省スペース化に貢献します。
※記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。
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