トム通信工業に「スマートウェーブIP無線機」と
スマートフォンの相互通話を実現する「Callsign」の技術を提供

ソニーマーケティング株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：粂川滋、以下、ソニーマーケティング）は、ソニーマーケティングが提供するスマホインカムアプリ「Callsign®（コールサイン）」を利用することにより、トム通信工業株式会社（本社：横浜市港北区、代表取締役社長：星敏典、以下、トム通信工業）が販売する「スマートウェーブIP無線機」とスマートフォンとの間で相互通話を可能とする技術を、同社に提供します。本技術を活用した「スマートウェーブ連携サービス」は、2022年9月1日（木）から、トム通信工業にて販売開始されます。

「スマートウェーブ連携サービス」は、「Callsign」をスマートフォンにインストールすることで、トム通信工業が提供する携帯型や車載型のIP無線機とスマートフォンの相互接続を可能にするサービスです。ソニーマーケティングは、本サービスの提供にあたり、「Callsign」の開発で培った音声入力や音声配信の技術を活用し、スマートフォンとIP無線機の通話を可能とする仕組みを、トム通信工業と共同でクラウド上に構築しました。
なお、「スマートウェーブ連携サービス」は、IP無線機とスマートフォンの相互通話を実現するだけでなく、特定の端末とだけ通話する「個別通話機能」や、トム通信工業の動態管理システムと連携することで、スマートフォンの位置情報を把握する機能も備えています。工事現場をはじめとする厳しい使用環境に適した無線機と、いつでも持ち運ぶスマートフォンの相互通話により、通常の連絡手段としての利用に加え、緊急時の円滑なコミュニケーション手段として利用するなど、利用者の環境に合わせたサービスとして活用できます。

＜相互接続イメージ＞

「Callsign」は、2019年の提供開始以来、専用端末や免許を必要とせずインカムを導入できる手軽さや、独自開発のAI技術を活用した鮮明な音声などが評価され、放送局や商業施設、介護施設などでの採用が進んでいます。また、「Callsign」アプリそのものだけでなく、「Callsign」で活用されている音声技術を他のサービスと連携させることも可能です。今後は、今回のような無線機器との連携だけでなく、文字起こし業務への活用や、チャットボットとの連携による自動応答システムへの活用など、さまざまなサービスと「Callsign」との連携を推進していきます。