2023年12月1日
−エネルギー効率に優れたレーザープロジェクターと
最適な機種選定・システム構築で、環境に配慮した劇場運営をサポート−
ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:粂川滋、以下、ソニーマーケティング)は、TOHOシネマズ株式会社様(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田隆之)が運営する劇場に、シニオニック社(本社:ベルギー コルトレイク、CEO:ウィム・バイエンズ)が販売するバルコ社製レーザープロジェクターの納入を進めており、2020年より累計で232式(今年度85式)を納入することが決定しました。
ソニーマーケティングは、2019年にバルコ社とリセーラー契約を締結し、デジタルシネマ向けレーザープロジェクターの市場導入を行っています。バルコ社は、シネマ用プロジェクター製造会社の世界最大手の1社としてシネマ業界をけん引し、「グリーン(環境配慮型)シネマの実現」を目標として、エネルギー効率に優れたレーザープロジェクターを中心とした、環境負荷を軽減する商品ラインアップをシニオニック社と共に世界中に展開しています。
ソニーマーケティングでは今回の納入にあたり、2K/4Kの解像度、6,000ルーメンから52,000ルーメンまでの輝度といった幅広いレーザープロジェクターのラインアップの中から、劇場の規模や構造に最適な機種を選定いたしました。加えて、劇場運営における消費電力低減やCo2排出量削減など、環境負荷を考慮したシステム構築のノウハウもご評価いただき、今回の納入に至りました。
また、デジタルシネマの創成期から劇場運営サポートや保守対応を継続してきた実績も、採用のポイントとなりました。ソニーマーケティングは、劇場運営サポートや保守対応を提供するソニープロテクノサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊丹宏、以下、ソニープロテクノサポート)と共同で、VPF*によるデジタルシネマへの変革期からシステムの導入と劇場運営をサポートしてきました。プロジェクターをはじめとした上映機器だけでなく、設定されたスケジュールで自動的に予告編や本編を上映し、遠隔でのシステム監視を可能にするシアターマネジメントシステム(以下、TMS)も提供し、劇場運営を総合的にサポートしています。また、24時間365日のコールセンター機能を有し、電話・メール、全国でのオンサイトによる保守対応も提供している点など、きめ細かな劇場運営サポートを評価いただきました。
映画館にとってプロジェクターは最も重要な設備です。技術の進歩と共に常に進化し続ける映像クオリティを追い続け、お客様に映画館ならではの最適な映像を届けることが大切です。そのため、世界市場で圧倒的なシェアを持ち、確かな技術力をもつバルコ様のレーザープロジェクターを選定致しました。また年中無休の映画館にとって、プロジェクターの安定した稼動はもちろんのこと、万が一トラブルが発生した時の迅速な対応やアフターサポートも非常に重要になります。ソニーが長年映像業界で構築してきたコールセンターを中心としたサポート体制、TMSなどによってTOHOシネマズの安定した劇場運営が支えられています。
ソニーマーケティングは今後も、ソニープロテクノサポートと共同で、バルコ製レーザープロジェクターやTMSなど、劇場運営に不可欠なソリューションの提供を継続していきます。また、環境負荷を軽減する商品の選定や、これまでの知見に基づく最適なシステム構築を通じて、サステナブルな劇場運営を総合的にサポートする取り組みを進化させていきます。