2024年11月29日
新商品
ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川口大輔、以下、ソニーマーケティング)は、HDR(ハイダイナミックレンジ)信号に対応し、Mini LEDバックライトと独自のローカルディミング(部分駆動)技術により高輝度・高コントラストを実現した医療用の31.5型4K液晶モニターを発売します。様々な医療映像を高精細・高画質で細部までクリアに映し出せる本機は、高い精度が求められる手術や検査時の視認性向上に貢献します。
商品名 | 31.5型4K液晶モニター |
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型番 | 『LMD-32M1MD』 |
発売日 | 2025年2月24日 |
希望小売価格 | オープン価格 |
31.5型4K(3840×2160ピクセル)の高解像度LCDパネルとMini LEDバックライトを搭載しています。細かいエリアでの明暗調整が可能になり視認性が向上することに加え、バックライトに独自のローカルディミング(部分駆動)技術を用いて、高いピーク輝度(1850cd/㎡)と100万:1の高コントラスト比を実現しています。
HLG(Hybrid Log-Gamma)及びPQ (Perceptual Quantization)準拠の信号を入力し、色調調整メニューでガンマをHLGもしくはPQに設定することで、HDR信号の明部と暗部の再現性を細部まで向上させた表現が可能になります。また、4Kの放送規格であるITU-R BT.2020に準拠した広色域に対応しています。
モニター前面に内蔵した明るさセンサーが手術室内の照明環境を検知して、モニターの明るさを自動的に調整します。手術中にICG*を使用するなど、暗い照明へ変化するケースでも視認性を確保することができます。
* ICG(インドシアニングリーン):手術中に血流評価やセンチネルリンパ節の同定などに利用される蛍光物質で、近赤外線を照射すると蛍光を発する特性を持つ試薬
高照度下での反射やぎらつきを低減する「アンチリフレクション・テクノロジー」を導入。入射光を均一に拡散させ、反射を抑えることで、高コントラストと自然な色再現を実現します。
180度反転表示、左右反転表示、およびピクチャーインピクチャー(PIP)/ピクチャーアウトピクチャー(POP)表示が可能です。
独自の冷却システムにより、モニター内部のファンをなくしたファンレス構造を採用することで、モニター周囲の空気の乱れを最小限に抑えます。
パッケージではパルプモールドの緩衝材を使用し、発泡スチロールを使わない梱包を実現しました。
製品を保護する袋には、植物性セルロースを主原料とした不織布を採用しています。
その結果、従来の包装材*に比べ、バージンプラスチックの使用量を約86%削減しました。
* 2020年発売「LMD-X3200MD」との比較
主な仕様や詳細については、以下の商品情報サイトをご確認ください。
https://www.sony.jp/medical/products/LMD-32M1MD/
※ 本発表製品は、日本では医療機器ではありません
LMD-32M1MD 1,600,000円前後
※「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。
なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます。