2021年3月10日
ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:古田了嗣)は、CTCテクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須ア隆寛、以下、CTCテクノロジー)に、独自のAIによる映像解析技術でコンテンツ制作を支援する「Edge Analytics Appliance(エッジ・アナリティクス・アプライアンス)」を活用した、リアルタイムCG合成映像制作システムを納入しました。納入したシステムは、CTCテクノロジーが提供する研修サービスで、今後順次活用される予定です。
「Edge Analytics Appliance」は、小型の本体と専用のアプリケーションライセンスを組み合わせることで、ニューススタジオのようなCG合成や、ズーム映像の自動切り出しといったクリエイティブなコンテンツ制作が手軽に実現できる、映像制作支援ユニットです。
今回のシステムでは、ブルーバックスタジオや専門技術を必要とせず、独自の動体検出技術で登壇者を自動的に検出し、任意の背景を合成できる「クロマキーレスCGオーバーレイ」のアプリケーションが採用されています。本アプリケーションを活用することで、講師の顔と資料に加えて、内容に応じた背景が投影されることで、受講者が興味を失いがちなオンライン環境下でもわかりやすく、関心を喚起できる講義配信を実現します。
また、今回のシステムでは、旋回型HDカラービデオカメラ『SRG-X120W』も採用されています。コンパクトな筐体ながら水平画角約70度の広角撮影が可能なため、被写体との距離が近い場合も含め、さまざまなサイズの講義室での活用が可能です。
なお、今回のシステムはCTCエスピー株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:玉野井明良)の協力のもと、納入、構築を行っています。
新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン講義へのニーズが高まる中、CTCテクノロジーでは、オンライン講義でも対面講義と同様の満足感を提供したいとの考えから、「Edge Analytics Appliance」を導入されました。
人物とCGの合成には専用のブルーバックスタジオが必要となるケースが多い中、今回のシステムでは、既存の講義配信システムに「Edge Analytics Appliance」を組み込むだけでCG合成が可能になります。合成のための操作も講義用のPCから手軽に行えるため、通常の対面講義を行いながら、オンラインでは「Edge Analytics Appliance」を活用したリッチなコンテンツを同時配信することもできます。対面、オンライン双方の講義の質を高く保ちつつ、効率的なコンテンツ配信ができる点を評価いただき、今回の採用となりました。
CTCテクノロジーでは、今回のシステムを、まずはオンライン講義から活用し、受講者のニーズに合わせながら、オンラインと対面のハイブリッド講義にも活用する予定です。また、今後は、研修サービスだけではなく、社内へのメッセージ配信など、さまざまな用途での活用も検討しています。
https://www.sony.jp/edge-analytics-appliance/
https://www.sony.jp/brc/products/SRG-X120/
「Edge Analytics Appliance」の提供開始について
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201905/19-041/
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