ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下ソニービジネスソリューション)は、1.2GHz帯のソニーのデジタルワイヤレスマイクロホンシステムを劇団四季にご提案し、このたびボディパック型送信機210式を始めとしたトータルシステムの採用が決定しました。試験運用を経て、2016年4月より全国各地で予定されている劇団四季の全国ツアー公演にて、順次稼働を開始します。
ソニーのデジタルワイヤレスマイクロホンシステムは、デジタル伝送ならではの高音質に加え、長年にわたり業務用マイクロホン市場で培ってきた高周波伝送技術とデジタルオーディオ技術を駆使し、プロフェッショナルユーザーが求める「原音に忠実な音」を再現します。3つのコーデックモードを搭載し、デジタル伝送ながら1.5msecの低遅延(※1)を実現しています。
※1:MODE2において
また、2.4GHz帯(IEEE802.15.4)を用いて遠隔コントロールできる「クロスリモート」機能を備えており、衣装の下に装着された送信機の設定変更も簡単に遠隔操作できます。マイクロホンの運用状況は、専用ソフトウェア「ワイヤレススタジオ」によりPC上でモニタリングでき、一括制御および管理が可能です。 さらに、ネットワークに接続された各機器の設定を保存し、呼び出すこともできるため、定期的な運用を繰り返す場合でも面倒な再設定の必要がありません。例えば、同じ公演を異なる場所で繰り返し上演する場合などで、効率的に運用できます。加えて、妨害波をスキャンし、自動的に安全なチャンネルプランを設定する機能も有しており、安定した運用が行えます。
劇団四季は、全国ツアー公演用にどこでも持ち運べるマイクロホンシステムとして、1.2GHz帯のワイヤレスマイクの導入(※2)を検討されており、ソニーのデジタルワイヤレスマイクロホンシステムの優位性及び運用の利便性などを評価され、本システムの採用を決定されました。
※2: 昨今の電波法改正により特定ラジオマイク(A型帯域ワイヤレスマイク)の周波数移行が実施され、ホールや劇場などで使用されるA型ワイヤレスマイクロホンは、『ホワイトスペース帯(470-710MHz)』『特定ラジオマイク専用帯710-714MHz』『1.2GHz帯』の3つの帯域に移行します。ホワイトスペース帯は、総務省が公表する「特定ラジオマイクチャンネルリスト」に掲載されている場所のみに運用が限られるのに対し、1.2GHz帯は全国どこでも運用可能です。
シアターで使用する送信機は、俳優が身に着けて使用するため、身に着けたときのフィット感や発汗に配慮した防滴性能の向上、激しい動きによる衝撃への耐久性など、乗り越えなければならないハードルが多々ありましたが、観客に高音質でステージを楽しんでもらいたいという劇団四季の強い意志を受けて、ソニーのエンジニアが現場でシアター特有のニーズ(俳優の使用感や信頼性、操作性)に合わせた改善を積み重ね、今回のご採用に至りました。
送信機
ソニービジネスソリューションは、これを皮切りにお客さまのニーズをくみ上げ、シアター向けオーディオシステムの開発、普及に努めるとともに、お客さまのニーズにマッチする商品提供に向けて活動を継続して参ります。
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