2018年6月11日
ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下ソニービジネスソリューション)は、このたび、讀賣テレビ放送株式会社様(以下讀賣テレビ様)より、新社屋向け、4K HDR対応の制作スタジオ設備を受注しました。本案件は、12G-SDIをベースに構築される関西圏初(*1)の4Kライブ制作システムとなります。新社屋は2019年8月に開局予定です。
今回受注したシステムは、従来と比べて入出力を大幅に拡張(*2)し、大規模4K制作を可能とする、新開発のマルチフォーマットスイッチャー『XVS-9000』を中心に構成されています。現在の第2、第3スタジオサブにて実績のあるスイッチャープロセッサー及びコントロールパネルの二重化運用に対応し、高度な冗長機能を実現するとともに、2式の同時使用により多彩な番組制作も可能となります。また新たにソニー提唱の「SR Live for HDR」に対応することで、4K HDR / HD SDRの同時ライブ映像制作も可能となります。新社屋設備の検討にあたり、讀賣テレビ様から、ソニーのIP伝送やシステム開発への取り組みや実績、更には将来的な発展性について高く評価いただいたことも、ご採用の決め手となりました。
*1:ライブ制作システムの主要機器であるカメラ・スイッチャーが12G-SDIに対応し、
システム系統が12G-SDIを中心として構築されている点。
*2:『XVS-9000』の仕様としては4Kモード運用時に最大80入力、40出力まで可能
[主な受注システム機器]
マルチフォーマットスイッチャープロセッサー 『XVS-9000』『XVS-7000』
スイッチャーコントロールパネル 『ICP-X7000』
マルチフォーマットポータブルカメラ 『HDC-4300』
ベースバンドプロセッサーユニット 『BPU-4500A』
HDRプロダクションコンバーターユニット 『HDRC-4000』
30型4K有機ELマスターモニター 『BVM-X300』
ソニービジネスソリューションは、今後とも、お客さまのご要望に柔軟にお応えし、最先端の技術・製品をお客さまにご提供することで、放送業界に貢献していきます。
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