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ソニービジネスソリューション株式会社のプレスリリース(アーカイブ)

2018年6月11日

三重テレビ放送株式会社様から
国内初となるオールIPのHD報道/制作スタジオ対応サブシステムを受注
「リソースシェア」により設備投資効率を最大化

 ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下、ソニービジネスソリューション)は、このたび、三重テレビ放送株式会社様(以下、三重テレビ放送様)から、IPライブ伝送技術「ネットワーク・メディア・インターフェース(以下、NMI)」を活用したHDスタジオサブシステムを受注しました。三重テレビ放送様は報道スタジオと制作スタジオをひとつのサブシステムで制御することで、効率的な運用と設備投資効果の最大化を目指し、今回の採用を決定されました。

 今回受注したシステムは、複数のスタジオをひとつのサブシステムで制御することができる「リソースシェア」の概念を取り入れたシステムです。「リソースシェア」は、コアとなるIPルーティングシステムに複数のスタジオの制作設備を統合し、一つの大きなシステムとして構築することで、設備を共同で運用したり、独立して運用したりするなど、ニーズに応じた運用が可能です。

 なお、本システムは、映像音声両方のIP化に対応した国内初のオールIP化(*)を実現したライブ制作システムです。システムを集中管理しているIPライブシステムマネージャーは、NMIによる映像のルーティングコントロールとIPオーディオ規格Danteによる音声ルーティングコントロールに対応しています。
 また、今回のシステムでは、従来の「S-BUS」に代わり、ネットワークに対応した新しい制御用プロトコル「NS-BUS」システムを採用しています。「NS-BUS」により、IPライブシステムマネージャー、ルーターリモコン、スイッチャーを連携し、クロスポイント制御やソースネーム管理、タリー制御など、スタジオサブシステムにおいて必須となる機能を提供します。

*: ライブシステムの中核となる、ビデオ/オーディオ マトリクススイッチャーをネットワークスイッチによるIPマトリクススイッチャーにより実現しており、SDI系統が限定的である点で「オールIP」としています。

[主な受注システム機器]
IPライブシステムマネージャー 『PWS-110NM1』
NS-BUSコントロールパネル 『MKS-R3210/1620/1630』
シグナルプロセッシングユニット 『NXL-FR316』
SDI-IPコンバーターボード 『NXLK-IP40F/1』
IP対応システムカメラ 『HDC-2400/HDCU-3100』
IP対応マルチフォーマットプロダクションスイッチャー 『XVS-6000』

 ソニーのIPライブ制作システムは、インフラ部にCOTS(commercial-off-the-shelf,商用汎用品の意)のネットワークスイッチを採用し、規模に応じた最適な構成でシステムを構築できます。今回は、ファーウェイテクノロジーズのイーサネットスイッチにてHDの128×128マトリクススイッチャー機能を提供しています。また、イーサネットスイッチの追加によりHDの256×256、あるいは4Kの64×64としても拡張可能なスケーラビリティとコストパフォーマンスを実現します。

 ソニービジネスソリューションは、今後も放送システムのIP化を推進し、お客さまに柔軟性と拡張性の高い放送システムを提供していきます。

■関連リンク:
ソニー製品サイト 映像制作機材情報
https://www.sony.jp/professional/c_c/
ソニービジネスソリューション 業種別ソリューション 放送
http://www.sonybsc.com/sbsc/solution/broadcasting.html

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