2018年7月4日
ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下、ソニービジネスソリューション)は、このたび、株式会社福岡放送様(以下、福岡放送様)から、12G-SDIをベースに構築した、4K HDRライブ映像制作対応の大型中継車システムを受注しました。4K HDRライブ映像制作対応の中継車としては九州圏初のシステムとなります。本中継車は2019年2月から稼働予定です。
本システムでは、大規模な4Kライブ映像制作を可能とする新開発のマルチフォーマットスイッチャー『XVS-9000』に加え、ソニー製マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』の採用も予定されています。『HDC-4300』は2/3型3板式4Kイメージセンサーを搭載し、高精細かつ広色域での色再現が可能な4K HDR対応システムカメラのフラッグシップモデルです。また、最大8倍速(HD)のハイフレームレート撮影により、スポーツ中継におけるスローモーションといった多彩な映像表現を可能とします。
なお、本システムは、ソニーが提唱する制作ワークフロー「SR Live for HDR」に対応しています。「SR Live for HDR」は、従来のHDライブ制作環境を用いながら、高画質の4K HDR映像制作や、4K HDR映像とHD SDR映像の同時制作を可能とするワークフローです。HDライブ制作のワークフローを踏襲しているため、従来と同等の人員配置で4K HDRという高付加価値コンテンツの制作が実現できます。
福岡放送様からは、「SR Live for HDR」に加え、ソニーの4Kシステム並びに豊富な大型中継車の国内導入実績を評価いただき、今回の採用決定となりました。
受注した大型中継車システムを構成する主な機器は、以下のとおりです。
[主な受注システム機器]
マルチフォーマットスイッチャープロセッサー『XVS-9000』
マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』
30型4K有機ELマスターモニター『BVM-X300』
HDRプロダクションコンバーターユニット 『HDRC-4000』
ソニービジネスソリューションは、今後も、お客さまの要望に柔軟にお応えするとともに、最先端の技術・製品の提供を通じて、放送業界に貢献していきます。
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