本格的に始まった地上デジタル放送と、家庭におけるフラットテレビの急速な普及に伴い、当たり前のようにHD放送が見られる環境が広がっています。そのような中、コンテンツの重要性が叫ばれており、HD制作需要はさまざまな領域で高まりをみせています。
Inter BEE 2007においてソニーは『HD FOR ALL ソニーが拓く HDソリューション第2章』をテーマに、ニュース制作、映画・CM・ドラマ制作、ライブ制作、更にプロモーションや教育など多様化するHD制作ニーズに対応するソリューション展示を行います
ニュース制作領域においては、今年のNABで技術発表されたXDCAM HDのフラッグシップモデル「XDCAM HD422シリーズ」を出展いたします。同シリーズはMPEG-2 422P@HLに準拠し、画素数:1920×1080(フルHD)、記録ビットレート50Mbps、サンプリング4:2:2とXDCAMシリーズの更なる高画質化を実現。オーディオも24bit、8chと高音質化を実現し、HD 5.1chコンテンツ制作にもご活用いただけます。また新開発のドライブにより、1層ディスク・2層ディスク双方に対応いたします。
商品ラインアップは「XDCAM HD422カムコーダー PDW-700」と「XDCAM HD422レコーダー PDW-HD1500」の2機種。PDW-700はCCDブロックに2/3型 1920×1080フルHD画素CCD、14bitA/Dコンバーターを搭載した新開発「PowerHAD FX」を採用し高画質化を実現、報道用途はもとより制作用途でも十分耐えうる画質を実現しています。PDW-HD1500は、デュアル光学ピックアップ搭載により高速ファイル転送が可能。また、筐体はハーフラックサイズで、電源はAC/DC/バッテリーに対応。屋内だけでなくフィールドなど、幅広くご活用いただけます。
このXDCAMを中心に、ソニーはITネットワークの活用により、取材から編集、送出、アーカイブにいたるワークフローの向上を実現する「HDトータルニュース制作システム Sonaps」を出展します。その核となる「ノンリニア編集システム XPRI NS」は、今年2月から発売を開始し、大変ご好評をいただいています。操作性、応答性などニュース制作で重視されるスピードを追及したXPRI NSの進化をご確認ください。
映画・CM・ドラマ制作領域においては、今年6月に発売された「デジタルシネマカメラ F23」を中心にCineAltaラインアップを出展します。F23の特長的な機能の一つである「S-LOG」を効果的に活用した制作ワークフローのご提案や、今年のNABでも注目を浴びた1080/60p対応の「HDCAM-SRデジタルレコーダー SRW-5800」を中心にハイエンド制作を出展いたします。SRW-5800は「DPX」ファイルへの対応オプションの商品化も発表しました。DI(Digital Intermediate)のワークフロー改善の展示にもご注目ください。
また、ソニーは4Kを始めとし、HDクオリティを越える更なる高画質へのチャレンジを積極的に展開しております。今回その活動のご紹介として、国際会議場201会議室にて「Beyond HD シアター」を併設いたします。本シアターでは、Beyond HDの一つの例として3D作品を上映いたします。クオリティの高い立体映像による臨場感を是非ご体験ください。
ライブ制作では、来年の北京オリンピックという大イベントを控え、日本国内でもますますHD化が加速しています。会場ではそのライブシステムを支える商品ラインアップの展示を行います。
カメラスタジオでは「マルチフォーマットカメラシステム HDC-1000シリーズ」の新たな周辺機器を紹介するとともに、自社開発、11V型有機ELパネルを搭載した「有機ELビューファインダー」を参考出展いたします。他にも、「HDスーパーモーションカメラシステム HDC-3300」の運用の幅を広げる「HD CCDブロックアダプター HKC-T3300」や、リサイザーやフォーマットコンバーターなどの機能を追加し、さらに操作性を向上させた「マルチフォーマットスイッチャー MVS-8000Gシリーズ」を出展します。
コンテンツ制作において欠かすことの出来ないモニターの分野において、ソニーは20年以上の長きにわたり、CRTベースのマスターモニター『BVMシリーズ』を販売してきました。そして、これから始まるフラットディスプレイ時代の新たな画質基準を目指し、この度マスターモニターのフラット化に取り組みました。その結果これまでのノウハウと最新の映像技術を駆使して、完成されたのが「23型液晶マスターモニター BVM-L230」です。
BVM-L230は、マスターモニターに求められる“正確な色”“正確な画像”“高い信頼性”を達成するため、新たに「BVM専用パネル」、「プレジションバックライトシステム」、「業務用ディスプレイエンジン」のデバイス開発から行い
商品化を実現しています。是非、会場にてそのクオリティの高さをご覧ください。
画像圧縮・デジタル技術による機器の小型軽量・低価格化とブロードバンドインフラの普及によるコンテンツ流通経路の広がりが、HDフィールドをさらに拡大させています。ソニーはこの領域においても強力な商品ラインアップをご用意いたします。その中で最大の注目は9月に商品発表された「XDCAM EXカムコーダー PMW-EX1」です。
ハンディカムコーダーとして初の1/2型フルHD 3CMOSセンサーを採用。ソニーとサンディスク社が共同で仕様策定した「SxSメモリーカード」を記録メディアとして採用。ソニーが提案する新たなコンセプトの商品を是非ご覧ください。
その他、「HDVカムコーダー HVR-V1J」を始め、ますます充実するHDVラインアップや、動画応答性が大幅に改善された「業務用液晶モニター LMD-2450W/2050W/2030W」、などHD制作を支えるソニーの商品群、ソリューションをぜひご覧ください。
開催概要 | |
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会 期: | 11月20日(火)10:00〜17:30 11月21日(水)10:00〜17:30 11月22日(木)10:00〜17:00 |
会 場: | 幕張メッセ 展示ホール2,3,4,5,6,7,8 千葉市美浜区中瀬2-1 |
ソニー/ ソニーマーケティングブース: |
展示ホール7-8 ブースNo. 7314 |
入 場: | 無料(登録制) |
主 催: | 社団法人 電子情報技術産業協会 |
公式サイト: | Inter BEE 2007オフィシャルサイト |
主な出展システム |
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