2016年10月17日
ソニーは、11月16日(水)から千葉市・幕張メッセで開催される「2016年国際放送機器展(Inter BEE 2016)」に「Beyond Definition ともに創る。ともに進む。」をテーマに出展します。展示ホール4および国際会議場201会議室において、2018年の4K実用放送に向けて加速する4K映像制作、それに付加価値を与えるHDR(ハイダイナミックレンジ)、HFR(ハイフレームレート)に対応した商品群やワークフローをご紹介します。また、映像・音声信号だけでなく、制御信号もIPで伝送できるIP Live Production Systemや、収録・編集からアーカイブまでをカバーするMedia Backboneをはじめとしたファイルベースソリューションをご提案します。
Inter BEE 2016 開催概要 | |||
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会期 |
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会場 | 幕張メッセ 展示ホール2〜8 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 |
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入場 | 無料(登録制) | ||
ソニー/ソニービジネスソリューションブース | 展示ホール4 No. 4406、国際会議場201会議室 |
【4K / HDライブ制作】
HDRライブに対応した2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載の「HDC-4300」やコンテンツ配信の用途に合わせた多様なフォーマット変換をリアルタイムで実現するHDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」、ベースバンドプロセッサーユニット「BPU-4000」「BPU-4500」などと組み合わせることで、ハイフレームレート撮影を実現するマルチパーパスカメラ「HDC-P43」などを展示します。
【IP Live Production】
カメラやスイッチャー、サーバーなどネットワーク・メディア・インターフェースに対応した商品を紹介します。アライアンスパートナーの対応も拡充しており、他社ブースと連携したトータルシステムを展示します。
【ファイルベースワークフロー】
取材素材をモバイル通信で伝送するワイヤレス取材システムや、XDSを中心としたファイルベースリニア編集からディスク納品までのワークフロー、新アーキテクチャの採用によるIT機器の点数を削減し信頼性・拡張性・保守性を向上させたオートメーションサブシステム、スタジオサブXDS送出システム、オプティカルディスク・アーカイブを用いたアーカイブシステムなどを提案します。
【カメララインアップ】
4K 8倍速およびフルHD 16倍速スローを可能にするマルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-4800」や2/3型イメージセンサーを搭載した4K対応ショルダータイプのXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z450」、ラージセンサー搭載カメラやハンディーカムコーダーの新商品を展示します。
【CLEDISディスプレイシステム】
微細なLEDを用いた独自開発の高画質ディスプレイ技術を採用し、用途や設置場所に合わせて最適な大きさの画面が構築可能なディスプレイシステムをご紹介します。
4K HDRライブ制作、IP Live Production他について、実際に制作・運用に携わっている映像制作事業者様、弊社担当者による技術セミナーなどを実施予定です。
主な出展機器* |
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●マルチフォーマットカメラシステム HDC-4800(New)、HDC-4300、HDC-2500 ●マルチパーパスカメラ HDC-P43(New) ●4Kライブカメラシステム ベースバンドプロセッサーユニット BPU-4800(New)、BPU-4500、BPU-4000 カメラコントロールユニット HDCU-4300 ●HDRプロダクションコンバーターユニット HDRC-4000(New) ●CineAlta 4K カメラ PMW-F55 ●ポータブルメモリーレコーダー AXS-R7(New) ●HDカメラシステム HDポータブルカメラ HXC-FB75(New)、カメラコントロールユニット HXCU-FB70、カメラアダプター CA-FB70 ●旋回型4Kカラービデオカメラ BRC-X1000(New)、リモートコントローラー RM-IP10 ●ネットワークカメラ SNC-VB770(New)、SNC-WR630 ●マルチポートAVストレージユニット PWS-4500 ●マルチフォーマットスイッチャー XVS-7000(New)、XVS-6000(New) ●4Kメモリープレーヤー PMW-PZ1 ●XDCAMシリーズ XDCAMメモリーカムコーダー PXW-Z450(New)、PXW-Z150、PXW-FS7、PXW-FS5 XDCAM Station XDS-PD2000 XDCAMドライブ PDW-U2 ●NXCAMカムコーダー HXR-NX5R(New)、HXR-NX100 ●コンパクトライブスイッチャー MCX-500(New) ●トランスコード・コピー・ステーション PWS-300TC1 ●ワイヤレスアダプター CBK-WA100 ●ストリーミングレシーバー PWS-100RX1 ●アーカイブ Media Backbone Navigator X(New) オプティカルディスク・アーカイブドライブユニット ODS-D280U(New)、ODS-D280F(New) オプティカルディスク・アーカイブPetaSite拡張型ライブラリー ODS-L30M テープデジタイズステーション PWS-100TD1 ●モニター 4K有機ELマスターモニター BVM-X300 有機ELマスターモニター BVM-E251(New)、BVM-E171(New) 業務用4K有機ELモニター PVM-X550(New) ●プロオーディオ デジタルワイヤレスマイクロホンシステム DWR-S02DN/B、DWT-B01N/B、DWM-02N/B アナログワイヤレスマイクロホンシステム URX-S03D、UTX-B03HR、URX-P03D(New) ●CLEDISディスプレイシステム ディスプレイユニット ZRD-1(New)、ディスプレイコントローラーZRCT-100(New) ●リチウムイオンUPS(無停電電源装置) ESSP-6000シリーズ(New) ●プロフェッショナルレコーディングメディア オプティカルディスク・アーカイブカートリッジ、ポータブルストレージ、プロフェッショナルRAID、Pro SDカード ●ファイナンス (SFIリーシング株式会社/ソニープロテクノサポート株式会社) * 出展機器は主なものを掲載しています。内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
注:CineAlta、XDCAM、NXCAM、Media Backbone、オプティカルディスク・アーカイブ、CLEDISは、ソニー株式会社の商標または登録商標です。なお、本文中ではTM、(R)マークは、明記していません。
時間 | 11/16(水) | 11/17(木) | 11/18(金) | 13:00 | 14:00 |
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15:00 | 16:00 |
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【1】4K ライブ制作に適した技術“IP Live”の特長と事例 | ||
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講師 | ソニー株式会社 プロフェッショナルソリューション&サービス本部 システムソリューション開発部門 担当部長 村田 雅和 プロフェッショナルソリューション&サービス本部 メディアセグメント事業部門 システム運用技術部 2課 統括課長 金田 瑞規 |
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概要 |
現在、各社から映像伝送にIPを用いる方式が提案され、特に互換性や標準化について関心を集めています。 そこで、制作用途でのIP伝送をめぐる業界や標準化の動向を交えながら、"IP Live"のビジョン、特長、今後の展望について説明します。 また、普及例として"IP Live"パートナー・プロダクツの拡がりやシステム導入事例を紹介します。 |
【2】F55+AXS-R7、新フォーマットX-OCN収録による制作事例 | ||
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講師 | 日本映画撮影監督協会(J.S.C.) 技術委員会委員長 藤石 修 様 株式会社IMAGICA 映画・CM制作事業部 撮影・インジェストグループ シニアテクニカルディレクター 松本 渉 様 |
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概要 | PMW-F55はAXS-R7との組み合わせにより4K 120p収録に対応、そして新たな収録フォーマットとしてX-OCN(eXtended Original Camera Negative)をサポートしました。 本セミナーではこの構成により、日本映画撮影監督協会(J.S.C.)の技術委員長である藤石修様が収録・制作した作品「Bambrella」の制作秘話と、AXS-R7およびX-OCNのインプレッションについて、撮影、ポストプロダクションに携われた制作者の観点から紹介いただきます。 |
【3-A】朝日放送様 甲子園 4K HDR ライブ実証試験の取り組み 〜4K HDR ライブ制作の概要と、そこから得たノウハウ〜 |
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講師 | 朝日放送株式会社 技術局 制作技術センター 制作技術係主任 宇佐美 貴士 様 ソニー株式会社 プロフェッショナルソリューション&サービス本部 メディアセグメント事業部門 ビジネス戦略部 技術専任部長 岡野 正 |
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概要 | “SR Live for HDR”ワークフローは、これまでのHDライブ制作のノウハウ・運用を生かして、HD/4KのSDR制作と4K HDR制作を両立させたワークフローです。 本年8月、朝日放送様は本ワークフローを用いた、4K HDR収録・4K SDR放送のサイマル運用の実証試験をされました。その概要と、そこから得た「現場のノウハウ」について紹介いただきます。 |
【3-B】スカパー様 HDRライブへの取り組み 〜4K HDR生中継とHDR放送拡大へ〜 |
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講師 | スカパーJSAT株式会社 有料多チャンネル事業部門 事業戦略部 サービス開発主幹 今井 豊 様 ソニー株式会社 プロフェッショナルソリューション&サービス本部 メディアセグメント事業部門 ビジネス戦略部 技術専任部長 岡野 正 |
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概要 | ソニーは4K HDRライブ制作システムにおいて、4K HDRによる映像表現ができ、かつ従来の4K SDRやHD制作も同時に行える制作ワークフロー“SR Live for HDR”を確立し、柔軟なライブ制作を可能とする最新のシステムソリューションを業界に先駆けて構築しています。 スカパー・ブロードキャスティング様は、本システムを採用した4K HDR対応中継車の導入を決定しており、その経緯や目的、今後の見通しについてお話しいただきます。 |