法人のお客様 スマホインカムアプリ「Callsign」 事例紹介 株式会社センシンロボティクス様

Callsign

導入事例:株式会社センシンロボティクス 様

株式会社センシンロボティクス様

ドローンをはじめとするロボティクスの技術で社会課題の解決を目指されている株式会社センシンロボティクス様は、現場のコミュニケーションに、Callsignを導入されました。

導入の背景

センシンロボティクスは、インフラ設備の点検業務や警備監視における労働力不足解消・ミス防止・安全性の向上・時間やコストの削減や、災害発生時の迅速な対応など、主に社会インフラにおけるさまざまな課題についてドローンをはじめとしたロボティクスの技術で解決しているリーディングカンパニーです。

例えばドローンを用いて、石油プラントやソーラーパネルなどの大型設備の点検や、土木建築の現場で取得したデータを企業や社会の課題解決の為に解析、活用できるソリューションを提供しています。

Callsignを導入する前は、業務用無線機等を利用していました。しかしながら、ドローンの現場で業務用無線機を利用するには、2つの課題があります。

1つ目は、持ち込む無線機と同じ周波数帯の無線機が、現場であるプラントや設備などで既に使われている場合があることです。お客様の現場のスタッフが利用されている周波数と混信が起きてしまうと使えないので、現場の周波数帯を気にかけなければなりません。

2つ目は、業務用無線機のような電波を発するデバイスを現場に持ち込む際には、リスト化して持ち込みの申請をしたり、予め現場調査を行って電波干渉が起きないことを確認する必要があったりします。プラントなどの現場では、リモートコントロールで機械の操作を行っている場合があるため、それらの機器に影響が起きないようにしなければなりません。よって、電波を発するデバイスを持ち込むためには、シビアになる必要があります。

スマホが持ち込み可能な現場であれば、Callsignを使用することができるので、業務用無線機のような混信や電波障害を気にする必要がありません。Callsignはスマホのモバイル通信を利用していて、距離に関係なく、且つ相互通話ができるという点で、便利に利用ができると思い導入に至りました。

Callsignの利用

Callsignはドローンを飛ばす現場で利用しています。現場では、ドローンの機体を実際に操作する操縦者と、安全確保のための安全補助者がチームを組んで、コミュニケーションを取りながらドローンを飛ばしています。操縦者は設備から少し離れた位置で操縦し、安全補助者は設備の近くで機体と設備の距離や位置関係などを確認しています。安全補助者が「現在、距離10mです」「もう少し離れて下さい」などと操縦者に情報を伝達し、操縦者はその指示をもとに機体を操っています。そういったコミュニケーションに、Callsignを使っています。また、安全補助者は、複数人を配置することもあるので、多人数でリアルタイムに相互通話ができるCallsignがとても有効で、チームメンバーで常時声を掛け合いながら飛ばしています。

今までと変わったこと

第一に、ハンズフリーで使えるところです。ドローンの操縦者は、プロポ(コントローラー)を手に持っている必要があり、両手がふさがった状態です。また、安全補助者もオペラグラスのような測距計(距離を測定するもの)を片手で持ちながら作業をしていることが多いです。そんな中でCallsignはスマホにヘッドセットを接続しておけば、スマホを持たずに会話ができるので、プロポを持った操縦者も煩わしくありません。PTT(マイク)をオンにしたままにしておけば、複数人が同時につながった状態で会話をしながらドローンの操作ができます。

次に、相互通話ができるので、リアルタイムで情報伝達ができます。ドローンの安全な飛行の為には、ドローンと対象物の距離を常に把握、伝達し、操縦者と安全補助者が連携しなければならないので、その点でも非常に有効です。業務用無線機の場合は、相手がしゃべり終わるのを待たなければならないものが多いので、場合によっては指示が数秒遅れる場合もありますが、Callsignであれば電話のように相手が話しているところに割り込んで会話ができるので、迅速に情報伝達ができます。

また、現場に赴くチームのメンバーが毎回変わっても、予めアプリのダウンロードとデバイス登録をしておけば、現場でグループをすぐに組むことができるので、簡単に利用できるところも便利な点です。

先に述べたように、無線機の申請が基本的になくなったところは大きく変わりました。また、業務用無線機を使う場合は、機材の手配、充電、持ち運びなどが必要ですが、Callsignの場合は社用スマホを持っていれば利用ができるので、事前の準備が大変楽になりました。

万が一、業務用無線機の手配漏れや積み忘れが合っても、現場で対応ができます。そういう意味で、業務が効率化されていると思います。

また、非常に広い範囲での作業の際には、業務用無線機が距離の関係上繋がらないので、電話で会話をしていたこともありましたが、その場合は通話料がかさんでいました。Callsignは距離に関係なくモバイル通信で利用ができるので、電話代のコストを考えなくてもよくなりました。

今後の運用について

スマホによっては、有線ヘッドセットの接続部分(3.5mmミニジャック)がないものもあるので、接続できるアクセサリが充実されると嬉しいです。

また、私たちがドローンを飛ばす際には、現場とは離れた場所でドローンの映像を見ながら対策を立てたり、会議を行ったりする場合もあるので、遠隔でも利用できるCallsignを使って、現場以外のメンバーやお客様も含めて会話ができるような環境をつくれたら良いと思っています。

まずは1か月無料トライアルを試す

Callsignは無料でアプリのトライアルが可能です。業務用無線機やインカムの代わりに使ってみたい、音質や操作性を確かめたいなど、まずはお気軽にお試しください。トライアル期間中に推奨ヘッドセットのお貸出しも可能です。

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