ひびきにふれる
(二フレル)

Location:大阪府吹田市

Year:2021

Outline 施設 / イベント概要

多様性を展示テーマとし、生きものたちの個性の魅力をアーティスティックな空間で表現する、【生きているミュージアム】がコンセプトの体感型水族館『NIFREL(ニフレル)』(所在地:大阪府吹田市)に、2021年11月から2022年9月までの期間限定で展示されたゾーン『ひびきにふれる』において、立体音響による音楽コンテンツとプロジェクションマッピングによる映像コンテンツからなるインスタレーションを納入しました。

Key Point キーポイント

『ひびきにふれる』ゾーンは、生きものや環境の多様性に触れ、考えることをコンセプトとしています。赤道直下のとある熱帯雨林「森」、日本の失われし原風景「里山」、地球の7割を占める「海」、多くの人々が集まる「都会」の4つの環境とそこに住む生きものたちを、実際の生きものを展示することなく、音と映像のみで表現した展示ゾーンです。

長さ約10mのトンネル状のフレーム【メイン体験エリア】に入り耳をすますと、さまざまな生きものの音があらゆる方向から聞こえてきます。また、【鑑賞エリア】では、メイン体験エリアとは違った音を座って体感しながら、投影された映像をゆっくり鑑賞できます。それぞれの環境や生きものの営みから生まれる多彩な“響き(ひびき)”を、立体音響技術による音と、映像による空間演出を中心に表現しています。

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Stream Type LIVE
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Product / Solution 製品 / ソリューション

音の演出では、川のせせらぎや風の音、都会の雑踏といった環境音と生きものの鳴き声や足音などを、ソニーが培ってきたノウハウを用いた12チャンネルの立体音響で表現。来館者の周りを動く音や、上下に移動する音などによって、まるで自分が動物たちの生息環境に足を踏み入れたかのような臨場感のある音体験が可能です。

映像の演出では、天井から放射状に張り巡らされた糸に、それぞれの環境をイメージした色合いの抽象的なプロジェクションマッピングを行うことで、より音に集中し没入できる空間を構築しました。また、スピーカーから発する微振動を体全体で浴びることからも、“ひびきにふれる”展示をめざしました。

立体音響のイメージ

展示イメージ