MEDICITY Imaginative
Forest

Location:埼玉県川越市

Year:2020

Outline 施設 / イベント概要

埼玉県川越市にある複合医療施設『MEDICITY(メディシティ)』内に2020年8月にオープンした調剤薬局『小江戸薬局 U_PLACE(ユープレイス)店』において、プロジェクションマッピングおよびリアルタイムセンシング技術を活用した、照明や施設内BGMを含む調剤待合室の空間演出デザインおよびシステムの開発・納入を行いました。

小江戸薬局 U_PLACE店の入り口と薬局内の様子

Key Point キーポイント

“来局された患者さまの治療に対する気持ちを緩和するような、癒しを与える調剤薬局”というMEDICITYの設計コンセプトに基づき、待合室という空間を最大限に活用したプロジェクションマッピングなどの演出を『MEDICITY Imaginative Forest』と題し、空間そのものを“作品”として提案。“そこに入ることで癒され、再訪したくなる空間”をめざしてデザインを行い、「武蔵野の森」から発想を得た、落ち着きのある映像を空間に投影します。その時々の季節、時間、天候などに応じて森の映像がリアルタイムに変化し、ゆるやかに違う情景を描きだすため、来局のたびに異なる空間演出を楽しむことができます。

時間ごとにさまざまな表情を見せる四季折々の森

Product / Solution 製品 / ソリューション

システム面では、ソニーのデータプロジェクター『VPL-FHZ66』をはじめとする複数台のプロジェクターを用いて、壁面や床面に映像を投影するプロジェクションマッピングを活用。また、深度計測が可能なセンサーを用いた動体検知などのリアルタイムセンシング技術により、壁面に近づくと足元の水辺から波紋が広がったり、暗闇で輝く月光蝶が近くに寄ってきたりするなど、見る人の動きに合わせて動植物や風景がインタラクティブに動く演出も採用しています。

多くの医療施設では、白壁に飾られた絵画などの調度品やクラシック音楽のBGMがフォーマット化されており、施設外でもそれらを見聞きするだけで辛い病気や治療を思い出してしまう、といった患者さまの声がありました。そこで『MEDICITY Imaginative Forest』では、130以上のシーンや100曲ほどのBGMを用意。訪れるたびに違った一期一会の風景や音を体験することで、医療に対してポジティブな感情を持ってもらえるような空間をめざしました。今回MEDICITYに納入した空間演出システムを、医療施設とアートを融合させたひとつの仕組みとして、今後もさまざまな活用を検討してまいります。

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ダイナミックな白い滝の映像