八戸えんぶり　（株式会社八戸テレビ放送様）

概要

国の重要無形民俗文化財にも指定されている「八戸えんぶり」は青森冬の三大まつりのひとつであり、八戸地方に春を呼ぶ豊作祈願の郷土芸能です。2024年2月17日、株式会社八戸テレビ放送様にご協力いただき、SRG-A40を用いて「八戸えんぶり」の行事のひとつである「お庭えんぶり^＊1」を撮影しました。
映像は東十日市えんぶり組による演目のうち、祝福芸^＊2のひとつ「えびす舞」を撮影したものです。えびす様が鯛を吊り上げる様子を吊り竿や扇子を使って再現します。映像冒頭、演者たちの間をぬってえびす様が登場するシーンや、映像後半鯛を吊り上げ、コミカルに舞う様子などがPTZオートフレーミングの滑らかな動きでしっかりと捕えられている点にご注目ください。

＊1：「お庭えんぶり」　明治〜大正時代の財閥の邸宅「更上閣」（こうじょうかく）の庭園で夕方から夜にかけて行われるえんぶりです。
えんぶりがかつて大地主や有力商家の土間や座敷で披露されていた様子を再現しています。
＊2：祝福芸　えんぶりとえんぶりの合間に行われる明るく楽しい演目。「えびす舞」のほかに「大黒舞」「松の舞」などがある。