100店以上の会員をかかえる旭町商工クラブ様は厚木市商店会連合会の一員として、地域の活性化に日々取り組んでおられます。「見守りカメラ」の設置を担当された望月商店代表取締役の望月喜代志様にお話をうかがいました。
見守りカメラとして5ケ所12台のカメラを設置
旭町商工クラブは、旭町商店街とともに発展してきました。旭町商店街は、地域の方々が、買い物をする場所であると同時に、コミュニケーションや、通勤・通学の場という一面もあります。とても多くの方に、この商店街をご利用いただいております。そのようなこともあり、この地域の安心・安全を確保するために、当商店街ができることがあるのではないか、と常々考えてきました。
昨今は、社会情勢が不安定化しており、盗難や引ったくりといった事件が増えています。それは、この地域でも同様の状況です。地域の方が安心して暮らしていくためには、防犯対策を施すことが必要だと考えました。
当旭町商工クラブでは、その取り組みの1つとして防犯カメラの設置を検討してきました。実は、防犯カメラについては、行政が設置したものがあるのですが、設置場所によっては街路樹がじゃまになるなど、それだけでは十分とは言えませんでした。
夜間でも明るくクリアな映像で確認可能
防犯カメラを設置する際、コストが大きな問題でした。これには旭町商工クラブの負担だけでなく、地元企業の協力や国の「商店街まちづくり事業」の補助金を使うことで解決しました。設置コストを抑えるために、既設の街路灯を利用するなどの工夫もしてきました。書類作りは大変でしたが、その効果は出ています。
カメラの選定についてですが、さまざまな施工業者などから情報を収集する中で、「高画質ならソニー」という評判を聞きました。
実際にソニーのカメラのデモを確認すると、その評判が噂だけではないとわかりました。ソニーのカメラはHD画質のカメラということもあり、画質は非常に鮮明でした。交差点などに設置すれば「車のナンバーもきちんと確認できる」という説明を受けました。これだけの高画質であれば、犯罪だけではなく、交通事故が起きた際の証拠として十分に役に立つことは間違いありません。
また、雨天や逆光などの悪条件にも影響されず、鮮明な映像を記録できる点も魅力的でした。時間や天候などで、記録できない時間帯があれば、十分な防犯効果も見込めません。
これらの点を総合的に評価した結果、ソニーのカメラを導入することに決めました。
有事の際にはカメラ下のボックスから映像をダウンロード
カメラは、駅前の交差点や商店街など5ヶ所、計12台を設置し、常時この地域を見守っています。交差点に設置しているカメラでは、車のナンバープレートの文字も問題なく確認することができます。これは、デモで説明を受けていましたが、その鮮明さに、非常に驚いています。
また、引ったくりや盗難、事故などの事件事故が起きた際には、警察などの関係部署に、撮影している映像を資料として提出することもあります。その際に「映像が鮮明なので、捜査の役に立つ」というコメントもいただいています。
実際、このカメラを設置後、犯罪は目に見えて減りました。犯罪の抑止力としても機能しているのです。その効果は、想定していた以上のものがありました。
また、今回導入したカメラは、カメラ本体のSDカードに映像を記録するため、通常の監視カメラでは欠かせない「モニタリングルーム」や「レコーダー」などが不要です。実は、この機能は「プライバシーの配慮」にも有効です。商店街の会員から「酔っぱらった姿がモニタ−されていなくて安心した」というような冗談のような意見もありましたが、モニタリングでは、どうしてもプライバシーの問題を避けることができません。その点も、非常に優れていると思います。
防犯カメラでこの地域を見守ることで、安心・安全を確保するのに寄与していると実感しました。今後、商店街だけでなく、地域と協力することで、その数を増やしていきたいと思います。
導入機器 | |
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ネットワークカメラ | |
SNC-VB600B | ×12台(計5ヶ所に設置) |
※上記は納入時の構成です。閲覧される時点で販売が終了している可能性がありますことをご了承ください。 |
2015年3月掲載