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CM制作「Honda Cars」 株式会社 シー・エム・エヌ様/マックレイ株式会社様

CM制作

SRMASTERポータブルレコーダーSR-R1によるSStP収録で高品位なCMを効率的に制作。

「Honda Cars」


CM「Honda Cars」ロックンロール篇より
*写真提供:本田技研工業株式会社様

ホンダ車の販売ネットワーク「Honda Cars」のCM制作に、デジタルシネマカムコーダーPMW-F3とSRMASTERポータブルレコーダーSR-R1が採用されました。

このCM制作を担当した株式会社シー・エム・エヌ アシスタントプロデューサー 梶山豪之様、マックレイ株式会社 第1営業チーム チームリーダー 荒井寿斉様、同社 制作技術部 エディター 照井 清様に採用の狙いや、ワークフロー、CM制作上のメリットなどを伺いました。

なお、記事は9月下旬に取材した内容を、編集部でまとめたものです。

SR-R1が、高品質で、効率的なワークフローをサポート


SRMASTERポータブルレコーダーSR-R1は、HD-SDI出力を持つ機器と接続することでHDCAM-SRコーデックと同じMPEG-4 SStP(Simple Studio Profile)で記録できるためCM撮影でも幅広く使われています。特にPMW-F3との組み合わせでは、SelectFPS(17〜60fps)や、オフライン(SxSメモリーカード)とオンライン(SRMemory)の同時記録も可能です。
写真は今回のCM撮影に使用されたものではありません。

今回のCM「ロックンロール篇」の制作では、バジェットやスケジュールを守りつつ、いかに魅力的な作品を効率的に作るか、その機材選びやワークフローが重要なテーマでした。

いろいろな観点から検討をしている時に、カメラマンをはじめとしたスタッフの方々から提案されたのが、デジタルシネマカムコーダーPMW-F3による撮影、そしてSRMASTERポータブルレコーダーSR-R1による収録というスタイルでした。

撮影・収録におけるクオリティーや効率、さらに編集・完パケを含めたワークフローも含めて検討した結果、当初の目的である高品質でしかも効率的なフローが可能であり、これがベストチョイスであろうと判断し、採用を決定しました。結果的に、当初の狙い通りに高品質で、効率的に作品を完成して、オンエアすることができました。こうした運用の成果などから、関連するシリーズのCM制作でもPMW-F3/SR-R1のシステムを採用して制作し、同様の成果をあげています。

HDCAM-SRと同じコーデックによるハイクオリティーが決め手に

PMW-F3/SR-R1のシステムによるメリットの一つは、ファイル記録による効率性ですが、そうしたコーデックや機器は他にもたくさんあります。今回、SR-R1を採用した最大の決め手は、CM制作で高い実績と評価を誇るHDCAM-SRと同じコーデックを採用している点でした。それだけ信頼できるコーデックであり、安心して使うことができます。

実は、マックレイでは過去にエディターを集めて各種コーデックの比較検討会を実施しています。この時にも、HDCAM-SRの情報量の豊富さ、抜けの良さ、そして安定性・信頼性の面で非常に高く評価された経緯があります。さらに、メディアの「SRMemory」もワークフローの効率化に大きく貢献すると考えました。従来はポストプロダクション工程への撮影素材渡しはデータコピーしたHDDが主流でしたが、「SRMemory」の信頼性・安定性の高さを評価して直接持ち込みを進めています。ファイルベース運用をサポートするテクニカルチーム(マックレイ天王洲スタジオ)がいるので、ワークフローの不安もなく、率先してこの運用を取り入れており、今回のCM制作でもこのメリットを作品性や効率化に十分に反映することができました。

カラーグレーディングなどの仕上げ作業で生きた豊富な情報量

こうしたワークフローで制作されたこともあり、後処理で編集を行う際には、この作品の収録に何が使われたのかは不明でした。ただ、実際に作業をしていてストレスを感じることなく、スムーズに行えたことからHDCAM-SR収録だろうと感じていましたので、後から詳細を聞いて納得しました。

ストレスを感じることなく編集作業ができるというのは、情報量が豊富であるということです。しっかりと必要となる信号が残っているからこそ色の補正や調整もスムーズに行うことができます。合成時でもその差や違いが端的に現れます。たとえば、グリーンバック等に目には見えないブロックノイズや色ムラなどがあると、その補正といった処理に大変苦労することになります。実際、今回のCMのシリーズには合成を使用するシーンもありましたが、SR-R1で収録したデータではそういうストレスを感じることがありませんでした。HDCAM-SRと同じコーデックならでは豊富な情報量、抜けの良さが功を奏しているのだと感じました。

今回のCM制作でも、PMW-F3とSR-R1の組み合わせは、非常にコストパフォーマンスに優れた撮影・収録システムであることを実証しました。今後も、CM制作における有効な選択肢の一つとしてクリエーターの方々に提案していきたいと思っています。

株式会社シー・エム・エヌ アシスタントプロデューサー 梶山豪之様

株式会社シー・エム・エヌ
アシスタントプロデューサー
梶山豪之様

今回のCMは、いかに効率的に高品位な作品を作るかが重要なテーマとなっていましたが、狙い通りの作品にすることができ、クライアントにも好評でした。PMW-F3+SR-R1による撮影・収録システムも大きく貢献してくれたと思います。

マックレイ株式会社 第1営業チーム チームリーダー 荒井寿斉様

マックレイ株式会社
第1営業チーム チームリーダー
荒井寿斉様

PMW-F3とSR-R1の組み合わせは、コストパフォーマンスに優れた撮影・収録システムとしてCMクリエーターの方々にアピールしています。バジェットやスケジュールに合った選択肢の一つとして大変好評を得ています。

マックレイ株式会社 制作技術部 エディター 照井 清様

マックレイ株式会社
制作技術部 エディター
照井 清様

当社の制作技術部では、以前に各コーデックの特性を比較検証したことがあります。その時に、HDCAM-SRコーデックは非常に高い評価を得たのですが、今回のCM編集でも情報量の豊かさや抜けの良さを実感しました。

株式会社 シー・エム・エヌ

2004年(平成8年)創業の映像制作プロダクション。テレビCM制作を中心に、PR映画の企画制作、VTR番組やDVD映像の企画制作、番組編集をはじめとした映像制作物全般のほか、ラジオCM制作など幅広いコンテンツ制作に活躍しています。

http://www.cmn.co.jp/

マックレイ株式会社

2004年、株式会社レイより分割分社化することで創業したポストプロダクション。ダークファイバで結ばれた五反田・西麻布・天王洲の3つのスタジオに撮影部、グレーディングルーム、オンライン/オフライン編集室、MAなどの設備を保有し、CMや番組制作を中心にブルーレイ・DVD制作まで幅広い映像コンテンツ制作に活躍されています。また、2011年からはイベント・コンベンション・展示会等、企業向けの映像企画を担当するブレントユニット部門も活動を開始しました。

http://www.mcray.co.jp/

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