ソニーストア銀座ライブ配信スタジオよりスタイリストの長村、挨拶。
3月29日にプレスリリースとなった新商品 ZV-E1 に関して、「"実機を使って"あなたの質問に答えます!
Ayane 氏に聞く ZV-E1 の魅力」と題し、先行展示器を用いながらその魅力に迫っていく。質問はチャットで受け付けていく。
ゲストのフォトグラファー・映像・デジタルアートクリエイター/ Ayane 氏、挨拶。
Ayane 氏のプロフィール紹介。
ウユニ塩湖に行くためにカメラを買ったことがきっかけで写真にはまり、子供の頃からの夢だった研究職を2年で捨て、オーストラリアでフリーランスフォトグラファーとなる。
帰国後もクライアントワークやPhotoshop学習サロンの運営を行う傍ら、各SNSで写真や映像についての発信も行い、総フォロワー数は90万以上。コロナ禍でもドバイからの仕事の依頼が来るなど、国内外問わず活躍の場を広げている。
Ayane氏は前回ZV-1Fのソニーストア銀座でのライブ配信でもお越しいただいたので、今回が2回目となる。
まず、Ayane氏が事前にZV-E1を使用して撮影いただいた作品を視聴する。撮影された動画が流れる。
ミモザや桜など様々な花が咲く庭園の中で、カメラを持った女性のいろいろなポージングを撮影した映像。
その他、港などを観光する女性の映像が流れる。
Ayane氏の地元の福岡の北九州とその隣の山口県の2ヶ所で撮影した作品とのこと。
(長村)
今回、実際にZV-E1を持って撮影に行っていただいたが、使ってみての感想はどうだったか。
(Ayane氏)
コンパクトなのにフルサイズということが印象的。フルサイズとなると、今までのAPS-Cシリーズと違って圧倒的にぼけ感がすごくきれいで、今回様々な新しい機能が搭載されており、まさかカメラに搭載されるなんて思っていない驚くような機能がたくさんあった。すごく楽に撮影でき、編集の手間もすごく省けたので、クリエイター側としてはすごく助かるカメラ。
ZV-E1の商品紹介スライドを表示。
(長村)
ではここで、簡単に新商品のZV-E1の概要を紹介していく。
ZV-E1はソニーVLOGCAMシリーズの中で、今回初となる世界最小最軽量フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式VLOGCAMとして登場。ZV-E10と比較してもフルサイズにアップグレードしただけではなく、動画機能の新機能をはじめ11月に発売された最新機種α7R Vに初搭載された被写体認識機能が入っているなど、ソニーの最先端技術がぎゅっと詰まった新商品となっている。
Ayaneさんに、先ほどの作品で実際にこの新機能を使っていただいて、良かった機能や気になる機能があれば伺いたい。
(Ayane氏)
一番驚いた機能が、オートフレーミングとフレーミング補正。
ワードを聞いただけだと何かわからないワードだったが、今まで無理矢理編集で行っていたことを、撮影のその場で、カメラ側でできてしまう機能ということだったので、すごく助かった。あとは、手ぶれ補正がすごく効いていた。VLOGCAMは歩きながら旅先で撮ったりすることが多いと思うが、そういった撮影をする方にもすごく便利な機能がたくさん備わっていると思った。
(長村)
今おっしゃられていた点も正に先ほどの作品で活かされていたと思う。
今回は「実機を使ってあなたの質問に答えます」と題し、事前にソニーストア銀座のLINEアカウントに今回のライブ配信について質問を受け付けており、皆様からたくさんの質問をいただいている。
ライブ配信中もYouTubeのコメント欄にてコメントを受け付けているので、ぜひ送っていただけましたらと思う。チャットよりソニーストアのオフィシャルから回答もさせていただく。
それでは、今回の新商品の魅力についてまとめた資料があるので、ご覧いただきたい。
「ソニーストア厳選 VLOGCAM ZV-E1の魅力5選」のスライドを表示。
(長村)
1つ目は「[1]世界最小・最軽量フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式VLOGCAM」という点。
撮影はもちろんのこと、ジンバルやドローン撮影など小型軽量ボディの取り回しの良さが撮影の時にとても活躍しそう。そして今回やっぱりコンパクトというところが一番気になるかと思うが、手元に今回出たこのZV-E1とα7S IIIがあるのでこちらを比較して見ていただきたいと思う。
長村がZV-E1とα7S IIIの実機を手に持って、正面や上からの様子を見せる。
(長村)
大きさもだいぶコンパクトになっているが、重さも軽い。α7S IIIで699g、ZV-E1で483gなのですごく軽い。これでフルサイズは私も信じられないぐらいの軽さ。
もし気になるという方がいましたら、ソニーストア店舗で実際ご覧いただけるので、ぜひお越しいただければと思う。
皆様にいろいろな評判を聞いているが、ソニーストアに来たお客様からもやはりα7Cのコンパクトさとこのα7S IIIとFX30の機能が入ったようなモデルになったという印象がある。
Ayaneさんはα7Cも愛用いただいているということで、他のVLOGCAMシリーズもいろいろ使われていると思うが、このコンパクトという点で作品を撮るにあたり、ここが良かったなど違いは感じられたか?
(Ayane氏)
旅行先で撮影することが多いので、旅行の荷物もたくさん持っていく中でカメラを持ってくとなると、機内持ち込みの重さ制限に引っかかってしまうことがあったりする為、やはり軽いとその分助かる。あとは、撮影の際、写真であればそれ程長時間持っていることはないが、動画で撮影するとなるとずっと持ち歩くことが多いので、どうしても重いカメラになってしまうと長時間撮影は腕が疲れてきてしまう。ZV-E1はカメラ自体がすごく軽いので、長時間撮影していても全然苦じゃない状態で撮影することができた。
軽いとコンパクトはポイントが高い点。実際に先ほど拝見させていただいた作品の中でも、Ayaneさん自身も動きながら撮影されていたり、場所を限られた撮影もあったと思う。
そして、なんといってもこのソニーのVLOGCAMシリーズとしては、初のフルサイズセンサー搭載VLOGCAM となる。 APS-Cよりもさらにメインの被写体の美しさというのは際立つようになっている。他のVLOGCAMシリーズと同様、背景ぼけの切り替えスイッチ機能もついているので、ワンタッチでぼけの切り替えも可能。では実際にこのVLOGCAMシリーズと比較した資料がこちら。
ZV-E1(35mmフルサイズ)、ZV-E10(APS-C)、ZV-1(1.0型)それぞれの機種で撮影した写真のスライドを表示。
(長村)
ZV-E1はフルサイズセンサーなので他のVLOGCAMシリーズと比較して、より大きくぼかせるようになった。
VLOGCAMシリーズで好評いただいるこの商品レビュー用設定でも、今回のこのフルサイズセンサー搭載型というのはぼけ感も含めてさらに印象的に仕上がっている。
このフルサイズになったという点に関しては、良かったと感じることはどうだったか?
(Ayane氏)
やはり圧倒的にぼけやすくなった点。今回の作例はモデルを撮影させていただいたが、ポートレートを撮るとなるとぼけ感があった方がクオリティとして上がる。よく私が使う技法として、背景をぼかすだけではなく前ぼけを入れており、今回だとミモザや桜をモデルよりも手前に入れ、ピンクや黄色のもやっとしたものを映すことで、それだけで映像としてのクオリティが一段上がる。フルサイズになってぼけやすくなったのはすごく撮影者としては助かるし、撮影していて楽しい。
(長村)
このフルサイズならではのぼけ感であったり、画質の良さというのはやはり嬉しい点なので、良さが伝わったかなと思う。それではここからは質問を見ていこうと思う。
■質問:ZV-E1の実機の端子を見せてほしい
長村が実機を手持して見せながら回答。側面の端子のフタを開けて中を見せる。
(長村)
Type-Cでここに充電できる。マイク端子もついており、HDMIのミニ端子がついている。あとは、ヘッドフォン端子とSDカード入れる場所が付いている。
詳しく見たい方は店舗で全部見られるようになっているので、ぜひお越しいただきたい。
それでは続いて、2つ目のポイントに行きたいと思う。
改めて、「ソニーストア厳選 VLOGCAM ZV-E1の魅力5選」の[2]コンパクトな1台に最先端技術が集約
次世代のAFシステムのスライドを表示。
(長村)
[2]コンパクトな1台に最先端技術が集約。
どんな今までの技術が集約されているかを一緒に見ていこうと思う。
まず1つ目:被写体認識が強化された次世代のオートフォーカスシステム。
本機ではα7R Vにも搭載しており、BIONZ XRとAIプロセッシングユニットの掛け合わせにより、被写体認識機能が格段に上がった。
さらに、人物動物以外にも、鳥・昆虫・車・列車・飛行機も新たな被写体として追加されている。α7R Vの被写体認識機能がこの価格で手に入るのはすごい点。
②コンパクトな1台に最先端技術が集約 思い描いた映像をそのままに表現、のスライドを表示。
S-Cinetone、PPLUT搭載、高感度・低ノイズ性能についての概要明記。
また、クリエイティブルックやFX6やFX3などにも搭載しているS-Cinetoneにも対応している。
こちらもCinema Lineで好評いただいているPPLUTにも対応しており、本体にLUTをインポートするとグレーディングすることなく素早く最終仕上がりで撮影できる。
そして、Exmor R(TM)CMOSセンサーが搭載されているので、暗い環境でもノイズを抑えたクリアな映像が撮影できる。
Ayaneさんが先ほど作品でちょうどこの観覧車の夜景の中を撮影されていらっしゃったり、まさにこのクリエイティブルックやS-Cinetoneを使っていただいていたと思うシーンがあったが、この点で実際に作品作りをする上で良かったと思う部分はあったか?
(Ayane氏)
観覧車は夜に乗っているので外が暗く、東京と違って山口なので、周りにあまり高い建物やキラキラしている建物が少ない為、肉眼で見る分には夜景は綺麗だが、スマホなどで映すとどうしても明かりが少ない。観覧車自体はキラキラしているが、観覧車に乗ると周りは暗いが、その中でもこのノイズが乗りにくい機種になっているので、特にノイズ処理が大変だなと感じることなく撮影することができ、すごく助かった。
続いて、「ソニーストア厳選 VLOGCAM ZV-E1の魅力5選」の[3]VLOGCAMシリーズからの進化点
インテリジェント3カプセルマイクのスライドを表示。
(長村)
それでは3つ目の[3]VLOGCAMシリーズからの進化点。
まず一つ目の進化点は、インテリジェント3カプセルマイク。指向性を「オート」「前方」「全方位」「後方」から選択が可能で、α初の新機能となる。オートの時はカメラが人物に認識状況に応じて、前方全方位のいずれかを自動的に選択し、カメラが人物を認識できる時は前方に切り替わってくれる。
[3]VLOGCAMシリーズからの進化点 ダイナミックアクティブモードのスライドを表示。
(長村)
そして2つ目の進化点はダイナミックアクティブモード。これはすごく話題になっていた機能。
静止画の撮影の時では5.0段の補正効果を実現する光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、動画撮影時ではダイナミックアクティブモードを今回新たに搭載している。
従来のアクティブモードよりも、補正効果が約30%向上させている。アクティブモードもおそらく使われたことはあると思うが、ここから30%も上がっているということで、
このすごさは体感いただいているかと思う。
今回Ayaneさんも先ほどの作品の中でモデルを追いかけて撮影しているシーンがあったが、 この手ブレ補正はその時に使われていたか?
(Ayane氏)
もちろん使っていたが、すごく便利だった。結構走り回って撮影することも多いが、こんなに手ブレしないものなのかとびっくりした。
例えばお子さんやペットを追いかけながら撮影するような方とかにも、すごく便利な機能なんじゃないかと思った。
(長村)
SNSでもいろいろな動画を見させていただいたが、よく動かれている。
可愛いワンちゃんと遊ぶ時も やっぱりこのダイナミックアクティブモードを使うと違うと思う。
続いて、3つ目の進化点を説明していく。
ZV-E1実機の液晶パネルで操作する様子の動画を見せる。
(長村)
3つ目の進化点としては、直感的なタッチの操作性となる。
撮影画面の左右の端をスワイプの操作で画面上に出し入れできるタッチ機能アイコンを搭載している。さらに下から上へのスワイプ操作で、ファンクションメニューもすぐに呼び出すことができる。
タッチ操作に関してはどうだったか?
(Ayane氏)
私はクリエイターをやっているが実はすごく機械音痴なので、ボタンがたくさんあるカメラは苦手だが、これはタッチ操作で直感で操作できるのが良い。
取説を何も見なくても、新しく届いたカメラを使おうと思った時に、このボタンを押せば何かいけそうというような感じで適当に操作していたら、探している機能が見つかったのですごく助かった。
私たち世代はスマホに慣れているので、ボタンを押すというよりも、タッチ操作の方がすごくやりやすいと感じた。
(長村)
今回のモデルは今までの機能の集約だけではなく、今回のカメラに搭載された新機能もたくさんあるので、紹介していく。
「ソニーストア厳選 VLOGCAM ZV-E1の魅力5選」の[4]α初搭載の新機能を表示。
(長村)
4つ目は、[4]α初搭載の新機能。
気になっている方が多いかと思うが、1つ目の新機能はフレーミング補正。先ほど紹介したダイナミックアクティブモードでの撮影を補助し、構図を安定させる機能。
こちらは分かりやすい動画があるので、ご覧いただく。
フレーミング補正機能の紹介動画を流す。
男性2人が並んで歩いている。片方の人が並行して撮影を行っている。
(長村)
被写体と並走して撮影する時などに、被写体が構図内の同じ位置、中央だったりまたは任意になるが保たれるようにトラッキングをして、自動で構図の補正を行ってくれる。
そして2つ目はオートフレーミング機能。こちらは三脚などを使用してカメラを固定した動画撮影や、動画の配信の際に認識した被写体を追尾して、AIベースの被写体認識技術を使用した自動クロップによってカメラが自動的に構造変更する機能。
こちらも分かりやすい動画があるのでご覧いただく。
オートフレーミング機能の紹介動画を流す。
女性が部屋の中でカメラを固定させ、オート撮影を行っている。
(長村)
被写体が真ん中にいない撮影場所でも、カメラが自動的に真ん中にクロップして持ってきてくれる。これはすごい機能。
画角の中心も気にせずカメラが自動でクロップ被写体を真ん中にしてくれるので、編集いらずというところもいい点。
今分かりやすい動画を2点見ていただいて、この2つの機能は最初にすごいとおっしゃっていたが、この2つの機能についてと、どんなシーンでこの機能使えるかということがあれば教えていただきたい。
(Ayane氏)
先ほど流させていただいた作例では、フレーミング補正を多用している。
撮影する時に私も歩くしモデルも歩くとなると、結果としてはモデルを常に画面の真ん中に置いておきたいのに、モデルも動くし私も動くものだからどうしても真ん中にできないことがたくさんある。その場合でも、このフレーミング補正を使っておけばそのモデルを追従してくれる機能があるので、撮影がすごく楽になる。
オートフレーンミング補正に関しては、どれくらい使えるのだろうと思い、難しい仕様で撮ってみようと試した。私のYouTubeのレビュー動画に上げているが、桜を前ぼけにしてモデルに動いてもらいながら撮っていて、その桜の前ぼけをモデルが通過している時にどれくらい追従してくれるのだろうと思って試して
みたが、迷うことなく前ぼけがあってもモデルを常にクロップしてくれるようになっていた。
YouTubeを撮られる方やそういうレビュー動画を一人で撮影される方は、定点で置いているとどうしても編集で後でクロップしなくてはいけなくなったりするので面倒だが、そういった手間がなくなるのですごく便利だと思った。
愛犬を撮影していたりすると、急に草むらに入って隠れてしまうことがあるが、ずっとついて追従してくれるのですごく驚いた。
(長村)
続いて3つ目の新機能はシネマティックVlog設定。どんな機能か動画でご覧いただく。
シネマティックVlog設定の紹介動画を流す。
男性が街の中でたたずんでいる映像。機能操作で画面の色みなどが変化している。
(長村)
シネマティックVlog設定では5つの「Look」と4つの「Mood」の組み合わせができるすごく便利な機能。
映像では次々と画面の色みなどが変化していたが、やはり編集いらずで簡単に印象的な動画が撮れるというのはすごいと思う。
今回撮影していただいた時も、この機能は結構使っていただいていたか?
(Ayane氏)
私はカラーグレーディングが苦手でいつも苦戦するので、カメラに備わっている機能でその場でこの現場だったらこの色つきだなというかたちで使うと、
後で難しい編集をする必要がなくなるのですごく便利。
(長村)
先ほど見ていただいた動画のシネマティックVlog設定でできる設定を一覧にしたものをご覧いただく。
いろいろなシーンを演出できてしまいそう。
[4] α初搭載の新機能。シネマティックVlog設定のスライド表示。
LookとMoodの組み合わせ一覧を画像で表示している。
(長村)
今回の撮影で実際いろいろな機能を使っていただいたかと思うが、シネマスコープは使われていたか?
(Ayane氏)
シネマスコープはすごく便利。
今回の作例は旅系のものだったのでシネマスコープはつけていなかったが、映画っぽい映像にしたい場合、上と下に黒い帯、シネマスコープを編集でつける。
それをつけることによって本当は見せたかった部分が隠れたりする為、撮影の時にあとで帯を入れるから引き気味で撮影しておこうと思って引いて撮っているはずなのに隠れてしまうこともあるので、よく帯を入れるか外すかで悩む。
今回の新機能のシネマスコープは、常にカメラの画面で黒い帯が見えるので、ここに帯が入るのであればこの画角でと撮ろうということを確認しながら撮影ができる。
そういう映画っぽい映像を撮る方にはすごく便利な機能かと思う。
(長村)
今回のモデルに関しての進化ポイントについて触れてきたが、事前にソニーストア銀座のLINEの方で皆様から質問をいただいていた中で、多かった質問に解答していきたいと思う。
■質問:ZV-E1と比較してα7S IIIまたFX30との大きな違いはどこか。
α7S III / FX3・FX30との違いについての解説スライドを表示。
(長村)
解答としては、VLOGCAM ZV-E1は小型軽量にこだわって機動力高く撮影を楽しめるモデルになり、動画撮影に最適化された各種機能や本体設計によってより撮影が快適に行える。
α7S IIIは電子式ビューファインダーを備えることで、高感度性能を駆使した動画・静止画のハイブリッドで利用できるモデル。
FX3・FX30はワンオペレーションをサポートする機動力で、本格的なシネマ撮影を可能とするモデル。
α7S IIIやFX3・FX30に関してはCFexpressのType-Aメモリーカードや、HDMI経由の16bit RAW出力にも対応しており、より本格的な映像制作のプロフェッショナルの方に向けた機能も備えている。
■質問:APS-Cのカメラから買い替えると、どんないいことがあるか。
APS-Cカメラからの買い替え利点のスライドを表示。
・長時間撮影について
自動電源 OFF 温度「高」の設定をすることで下記時間撮影可能。冷却ファンは非搭載。
(長村)
ソニーとしては2点あると考えている。
1つ目は、マウントが1つになるので同じレンズを使うことができ、レンズ資産が無駄にならないということがメリット。
2つ目は、先ほどから少しお話ししているが、このフルサイズセンサーならではのぼけの表現など階調表現も楽しめるという点があげられる。空のグラデーションなどそういうところもフルサイズだとより表現できるかと思う。
AyaneさんはAPS-Cのカメラも使っていただいていると思うが、APS-Cからフルサイズに買い替えようか悩んでいる方にはどのようなアドバイスがあるか。
(Ayane氏)
私も最初はAPS-Cのカメラを使っていたが、フルサイズに切り替えたきっかけというのは、元々趣味の時にAPS-Cを使っており、プロになる時ウェディングの業界に入ることが決まった状態でプロになろうということになり、それがきっかけだった。
教会などの限られたスペースでライティングも限られた結構悪条件の中で撮影しないといけないということも多いので、そうなるとAPS-Cでできることや画質は限られてしまうので、そういった過酷な環境でも撮れるものとなるとやはりフルサイズに上げた方がどんな状況でも撮れるということがある。
完成された例えばライティングが組んであるきれいな場所などであれば、APS-Cで もちろんきれいに撮れるが、できることが限られている暗い環境であったり動き回れるスペースが限られているとなると、フルサイズで撮った方がきれいになるので、そのような難しい環境で撮りたいという方は一刻も早くフルサイズに替えた方がいいと思う。
(長村)
確かに、撮りたいと思ったものや場所が絶対にいい環境とは限らないので、そんな時にやはりフルサイズを持っているとそれだけで安心感もあると思う。
今回、Ayaneさんにも質問が来ている。
■質問:Ayaneさんなら、シネマティックVlog撮影機能をどんな風に使いこなすか。
(Ayane氏)
東京の夜景がすごく好きで、いろいろなビルなどが並んでいる様子を1度撮影しようと思っていた時があり、その時は滞在できる時間が10分程しかなく作品としてはきちんと撮影できてはいなかったが、Vlog設定をいろいろといじってみた時に、Moodのゴールドがすごく東京の夜景に合うなと感じたので、それとスコープ上の黒い帯をつけた状態で映画っぽいかっこいい感じの映像を撮りたいなと思っている。
(長村)
ソニーストアでは先行展示を行っており、実機を見られるようになっているが、期間中の質問として、長時間撮影についての質問をいただくことがすごく多かった。今回YouTubeのコメントでも、熱暴走が気になる、撮影可能時間はどのくらいかなど質問が来ている。
長時間撮影についての概要スライドを表示。
自動電源OFF温度「高」の設定をすることで下記時間撮影可能。冷却ファンは非搭載。
・XAVC S HD:60p 50M 4:2:0 8bit
25℃で約90分、40℃で約20分の撮影が可能
・XAVC S 4K:60p 150M 4:2:0 8bit
25℃で約30分、40℃で約20分の撮影が可能
※当社測定条件
自動電源OFF温度「高」、Wi-Fi非接続時、モニター展開時、バッテリー満充電状態。
撮影環境や条件によって撮影時間は変わる。
(Ayane氏)
去年頃から沖縄に行くことがすごく増えたが、沖縄の太陽はかなり強く、電源OFFにしているのに直射日光でカメラ本体が熱くなってしまったり、RECボタンを押してもすぐにシャットダウンされてしまったりすることもあった。そういった過酷な環境でも耐えうる機材かどうかによって、買おうか迷われている方もいると思う。
(長村)
それではYoutubeのコメントをもう少し見ていきたいと思う。
■質問:カメラ初心者だが、ソニーストアに行けば初心者でも優しく対応してくれるか。
(長村)
ソニーストアに来られるお客様は、普段からカメラを使っていてレンズを買い足したくて試したいという方もいらっしゃるが、本当に初めてこういう一眼カメラを使ってみたいという方も結構来られているので、思う存分体験をしていただきたい。
いろいろな被写体も用意しているので体験していただき、どのカメラが合っているかなどを私たちも一緒に考えるので、ぜひご来店いただきたい。
現在指名予約なども行っており、LINEですぐ見られるようになっているのでぜひそこもご覧いただければと思う。
■質問:マイクを装着したところを見せて欲しい。
(長村)
後ほどこのZV-E1のマイクの機能も少し説明があるが、このようなマイクも別売りしている。
長村が、別売りのマイクをZV-E1の実機に装着して見せる。
(長村)
マイクもいくつか種類があるので、そのあたりもぜひ見ていただければと思う。
取り付けた形はこのようなフォルムになる。
マイクも大変進化しているのでこの後説明していく予定だが、その前に、レンズに関しても質問が来ているので、ここからはレンズについても紹介していく。
「ソニーストア厳選VLOGCAM ZV-E1の魅力5選」[5]ボディの魅力を最大限に引き出す純正レンズとアクセサリーのスライド表示。
(長村)
最後のポイントになるが、ボディの魅力を最大限に引き出す純正レンズとアクセサリーについて見ていきたいと思う。
Ayaneさんも普段様々なレンズを使って撮影されていると思うが、ソニーの純正レンズに関する印象はどうか?
(Ayane氏)
ソニーのカメラにソニーのレンズを付けるので相互の相性がいいのはもちろんだが、一番感じる点はピントが、ボディに瞳AF機能があるとしてもソニーではないレンズを使ってしまうとタイムラグが発生してしまう。写真であればそのようなことはあまりないが、動画撮影している時に一瞬ピントが抜けることはある。ソニーの純正レンズを使っておくとそういったこともなく、難しい設定をすることもなく撮影しているだけで きちんとモデルにピントが合う。やはりそこは純正レンズの強みかと思う。
(長村)
おっしゃる通りで、この純正レンズをお使いいただくことによって、α本体の性能を最大限引き出すことができるという点が大きいポイントかと思う。
ソニー純正レンズはたくさんあるので迷ってしまうとは思うが、いろいろ見ていただきたい。
例えば先ほどご紹介させていただいたダイナミックアクティブモードでは、純正レンズを使っていただくことによってより最適化されて手ブレが少ない作品に仕上げることもできるのでおすすめ。
ここからは、ZV-E1との組み合わせがおすすめのレンズについて紹介していくので、レンズ選びの参考にしていただければと思う。
こちらがZV-E1におすすめのレンズ3選。全部で9本あるが、Ayaneさんはこの中で気になるレンズはあるか?
ZV-E1におすすめのレンズ3選のスライドを表示。
(Ayane氏)
この中ではFE 20-70mm F4 Gが使ってみたい。
今回はキットレンズも使っていたが、キットレンズが28-60mmになるので、自撮りをするには自分の顔が大きく映ってしまう。
20mmとなると、自撮りをしている時に自分の顔もほどよいサイズになる。背景がどういったところかということも分かりやすくなるので、この20mmまでカバーしているFE 20-70mm F4 Gのレンズがすごくいいと思う。
Ayane氏がFE 20-70mm F4 Gの実機を手に持って見せる。
(長村)
FE 20-70mm F4 Gは動画撮影される方にもとても人気のレンズになっている。
広角20mmから70mmまでをカバーしており、様々なシチュエーションに対応できるので1本持っておくととても便利。
1本目のレンズとしては非常におすすめのレンズ。こちらのレンズの作例を紹介していく。
作例1:パイプ等が剥き出しの無機質な室内を背景に青のジャケットを着た女性が写っている。
α7 IVとFE 20-70mm F4 G,20mm,1/60,F4.0,ISO 1600
(Ayane氏)
モデルが映りつつその背景がどういったところかが分かるような広角なので、いろいろなところで使いやすいと思う。
特に、結構旅先で撮影することが多いので、モデルメインというよりはどういったところにモデルがいるかという撮影もよくする。
そういう背景も見せたいという人にはやはり広角が強いかなと思う。
(長村)
20mmまでカバーしていると、特に今おっしゃっていただいたように人物含んで背景の景色も含んで、静止画も動画撮影もできそう。
Ayaneさん自身も人を撮影されたり、自撮りも一緒に映ったりされると思うが、広角までカバーしている点はすごく助かるところかと。
(長村)
その中でも70mmもいけるというのはすごく助かる。
どうしても動画となると20mmのカットばかりでは物足りなくなってしまうので、何か物に寄っている、花や人に寄っているという望遠側のカットもほしくなってくるので、その20mmの広角から70mmの望遠までカバーできるレンズは動画撮影をこれからしたい人にはすごく便利な1本かと思う。
ZV-E1におすすめのレンズ3選「ネクストステップにおすすめ」のスライドを表示。
(長村)
それでは続いてネクストステップにおすすめのレンズということで、2本目以降におすすめのレンズの中からFE 24mm F1.4 GMをご紹介したいと思う。
作例2:水辺の風景の前に、赤いコートを着た女性が立っている。
ZV-E1 FE 24mm F1.4 GM,24mm,1/2000, F1.4, ISO 100
(長村)
風景写真とこれも人物一緒に入っているが、Gマスターならではの空の階調表現がきれいな作例
(Ayane氏)
水辺だと撮影できる範囲や足場が狭かったりもするが、24mmだとこのように広く写すことができるので 、そういった場所での撮影でも便利な1本だと思う。
(長村)
Ayaneさんのいろいろな動画を拝見しているときれいな風景を題材に撮られているものが非常に多いと思ったが、例えばこのGマスターのFE 24mm F1.4 GMを使用してどんなものを撮ってみたいか。
(Ayane氏)
これからの時期だと桜が終わり始めてきていて、これからネモフィラや藤のシーズンになってくるので、そのような花がワッと広がっている花畑に行ってモデルを撮影したいなと思う。
ZV-E1におすすめのレンズ3選「さらに表現の幅を広げる」のスライドを表示。
(長村)
それでは最後に、さらに表現の幅を広げるレンズ3選ということで、さらに作り込んだ表現を求める方におすすめのレンズを紹介。
作例3:女性の横顔のアップ。左側から淡い光がさしている。
ZV-E1 FE 50mm F1.2 GM,50mm,1/200, F1.2, ISO 100
(長村)
ここではFE 50mm F1.2 GMを紹介する。こちらは新商品 ZV-E1と組み合わせて撮影された作例。
(Ayane氏)
肌の感じや髪の毛一本一本がくっきりと写っている感じがすごくきれいだと思った。左目の方にピントが来ている中でも、この右の眉毛もしっかりとぼけている。
F1.2なので、そのくらいぼけるという点はすごいと思う。
(長村)
やはりこのGマスターレンズの描写力の高さと、このぼけの使い方を両立できているということがすごいレンズ。
肌や髪の毛一本一本がすごくきれいに写っている。最後に、ZV-E1におすすめのアクセサリーについても簡単に紹介していく。
ZV-E1におすすめのアクセサリー一覧を表示。
■ワイヤレスリモートコマンダー機能付シューティンググリップ
・GP-VPT2BT
■ショットガンマイクロホン
・ECM-B1M ・ECM-B10 ・ECM-G1
■リチャージャブルバッテリーバック
・NP-FZ100
■バッテリーチャージャー
・BC-QZ1
■モニター保護ガラスシート
・PCK-LG2
(長村)
こちらがおすすめのアクセサリーの一覧になっている。Ayaneさんが気になるものは何かあるか?
(Ayane氏)
VLOGCAMなのでグリップはほしいかなと思う。
(長村)
グリップも今回ZV-E1も黒と白の2色用意している。グリップがあると自撮りがしやすい。
このグリップは、使っていない時はちょっとした三脚代わりにもなるので便利。先ほどマイクについても質問があったが、こういうマイクも使っていただいてもいいかなと思う。
今YouTubeのコメントを見ているが、たくさん来ているので紹介していきたい。
■質問:自撮りは大変か。
Ayane氏が実機を持ちながら解説。
(Ayane氏)
20mmくらいあれば十分なので20mmをグリップに付けて、そのグリップを持った状態で自撮りをすれば難しいことなく、且つこのモニターでこういう風に撮影しながら、自分がどう映っているかをここで確認することができるのですごく自撮りをしやすいカメラになっている。
Ayane氏が実機の電源を入れて、自撮りでモニターに写っている様子を見せる。
(長村)
今回このアクセサリーについてもZV-E1につきましてもソニーストアの直営店で体験できますので、気になった方はぜひ店頭までお越しいただければと思う。
本日は時間の都合上すべてのレンズの紹介はできないが、各レンズの特徴を知りたいという方は概要欄にある「ZV-E1におすすめのレンズ3選」こちらはURLから確認いただける。また、ソニーストアではEマウントレンズすべてを店頭でご用意しているので、レンズの実機を試されたい方はぜひソニーストア直営店舗までご来店いただきたい。
VLOGCAM ZV-E1購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーンのスライドを表示。
(長村)
現在ZV-E1と同時もしくは後から対象レンズを購入いただいたお客様に対し、最大1万円キャッシュバックするキャンペーンZV-E1購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーンを実施している。
先ほど紹介したレンズも一部対象になっているので、気になった方はぜひ詳細を概要欄のURLからご確認いただきたい。
αスプリングキャッシュバックキャンペーンのスライドを表示。
2023年5月8日までの期間、対象カメラ本体が単品購入で最大2万円キャッシュバック。対象レンズも単品購入で1万円のキャッシュバックとなっている。さらに対象商品同時購入の場合は追加で1万円のキャッシュバック
(長村)
また同時にαスプリングキャッシュバックキャンペーンも実施中。
こちらのキャンペーンでも今日紹介したものを含め多くのレンズをお得に購入できるのでぜひご検討いただきたい。
さてここまでZV-E1の魅力についてご紹介してきたが、Ayaneさんはどうだったか。
(Ayane氏)
まさかVLOGCAMからフルサイズが出ると思ってなくて、しかも新しい機能もたくさんある、さらに本来の機能がバージョンアップしているのでびっくりしすぎていまだに信じられない。
(長村)
それではもう一度コメントを確認していきたいと思う。
■質問:自撮りのレンズ選びが難しい。
(長村)
VLOGCAMだと自撮りで撮られる方が多いと思うが、ソニーストアでは販売中のEマウントレンズは全種類レンズを用意している。
これも試したいあれも試したいとあると思うので、店頭で全部試して使っていただいて自分にぴったりのレンズを選んでいただければと思うので、ぜひ店頭に試しに来ていただきたい。
ソニーストアは全国5店舗あるが、遠くて行けないというお客様は、オンラインでの接客予約もありますのでそちらもぜひ見ていただければと思う。
それでは最後に、ZV-E1の購入を検討されている方に向けての情報と、ソニーストアで購入いただくメリットについても簡単に紹介させていただく。
今回の新商品ZV-E1購入情報のスライドを表示。
発売予定:2023年4月21日(金) ※現在先行予約販売中
ZV-E1ソニーストア価格 328,900円(税込)
ZV-E1ソニーストア価格 361,900円(税込)
全国の量販店およびソニーストア直営店(銀座、札幌、名古屋、大阪・福岡天神)またはソニーストアオンライン、eソニーショップにて予約受付中。
ソニーストア直営店にて先行展示実施中
(長村)
ソニーストアではWebと全国5カ所の直営店舗にてZV-E1のご予約を受け付け中。ZV-E1の実機を実際触って試したいという方には、直営店舗でお試しできるのでぜひご来店いただきたい。
ソニーストアαあんしんプログラムの紹介スライドを表示。
ソニーストアで購入される際は、有料サービスにはなるが、αあんしんプログラムへの加入もおすすめ。
下取り時の5%増額やレンズの長期保証の割引などカメラをご利用いただく上で様々なサポートを受けられるαあんしんプログラムというサービスをご用意。ZV-E1の購入時の加入をぜひご検討いただきたい。
本日ご紹介したゲストAyane氏の作品「ZV-E1進化したソニーのVLOGCAMで撮影してみた」は、ご自身のYouTubeチャンネルでも公開されているのでぜひご覧いただきたい。
(長村)
改めてAyaneさんに本日の配信の感想を伺いたいと思う。
(Ayane氏)
この配信では話しきれないくらいたくさん魅力の詰まった1台になっていて、且つ今までのカメラに備わっていない機能など本当にすごい機能が備わっている。
触って一番驚くと思うので、買おうか迷っている方はまず触ってみるのが一番良いかと思う。私も手元に届くまでどういう機能かあまり理解できていなかったが、手元に届いて触ってみて、こういうことか!と驚いたので、ぜひ触ってみていただきたい。
長村より、視聴者に向けて最後の挨拶。トーク終了。
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