撮影
●撮影モード
日中の大自然を撮影するには、[SCN(シーンセレクション)]の[風景]設定をおすすめします。[風景]に設定することで、手前から奥までくっきりと鮮やかな色で撮ることができます。
●構図選び
<光の当たり方>
風景(景色)の撮影では、太陽の向きも気にして撮影しましょう。
被写体に当たる光の当たり方(順光・サイド光・逆光)によって、撮影された写真のイメージも変わってきます。
- 1. 順光
- 被写体に対し、正面(カメラ側)から当たる光を順光といいます。
撮影者が太陽を背にして、被写体に正面から光が当たっている状態です。
色鮮やかで見た目に近い自然な感じの写真が撮れますが、立体感のない平凡な写真になってしまったりすることがあります。
- 2. サイド光
- 被写体に対し、横方向から当たる光をサイド光といいます。
被写体の横や斜め横から光が当たっている状態です。
影が出るので風景に立体感が出た写真が撮れます。
- 3. 逆光
- 被写体に対し、背後から当たる光を逆光といいます。
撮影者が太陽の方を向いて、被写体の背後から光が当たっている状態です。
葉の撮影では、光が葉を透かして、輝くような写真を撮ることができます。
<視点を変えて撮影>
道端に生えている花を撮影するとき、下の写真にある赤枠の箇所を撮影しようとすると、花の真上から写真撮影することが多くないでしょうか?
真上からの写真も良いですが、花に近づいて撮影や、撮影する方向(アングル)など一工夫くわえることで、今までと違った写真が撮影できます。
●カメラの設定を変えて撮影
<背景をボケさせる撮影>
以下の機能により背景をぼかして撮影することができます。
- Aモード(絞り優先)
- ピントの合う範囲や背景のぼかし具合を変えて撮影できます。
- [背景ぼかし]機能
- 画像処理によって背景をぼかして被写体を際立たせた画像を撮影できます。
機種によって搭載されている機能が異なります。
詳しい操作方法は取扱説明書やヘルプガイドをご覧ください。
<ホワイトバランス(WB)を変更して撮影>
オートホワイトバランス(AWB)で撮影しても良いですが、ホワイトバランスを変更すると、違ったイメージの撮影ができます。シーンセレクション設定時やおまかせオートなどの撮影モードでは、ホワイトバランスの変更ができないため、撮影モードをプログラムオート(P)に変更します。
下の写真は、晴天時の夕焼けを撮影した場合の撮影例です。
- * 光源の色などにより効果が変わるので、下の写真と同じ効果が得られるとは限りません。
- * カメラにより機能名称が異なります。詳しくは取扱説明書やヘルプガイドをご覧ください。
- オートホワイトバランス(AWB)で撮影
-
カメラがシーンに合わせたホワイトバランスを自動的に設定し撮影されます。
- オートホワイトバランス(AWB)で撮影
-
晴天時の屋外や夕景、夜景などの撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、赤みが抑えられ、夕焼けが始まる間際の感じの写真ができました。
- ホワイトバランスを[曇天]に設定し撮影
-
曇り空や日陰での撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、赤みが増して、夕焼けをより出した写真ができました。
- ホワイトバランスを[蛍光灯:白色]に設定し撮影
-
白色蛍光灯の下での撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、青みが増したので、朝焼けっぽい写真ができました。
- ホワイトバランスを[蛍光灯:昼白色]に設定し撮影
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昼白色蛍光灯の下での撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、[蛍光灯1]より青みが抑えられ、日の出間際のような写真ができました。
- ホワイトバランスを[蛍光灯:昼光色]に設定し撮影
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昼光色蛍光灯の下での撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、青みや赤みが抑えられ、見た目に近い感じで撮影されました。
- ホワイトバランスを[電球]に設定し撮影
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白熱電球やビデオライトでの撮影で見た目に近い色合いで撮影できます。
上の写真では、[蛍光灯:白色]より青みが増し、夜が明け始めた感じの写真ができました。