DSEEってなに?
DSEEとは、Digital Sound Enhancement Engine(デジタルサウンドエンハンスメントエンジン)の略称で、ソニーが独自開発した高音域補完および微小音再現技術です。
高音域補完とは、具体的にどのようなことをしているのですか?
主なDSEEの機能としては、圧縮の時に失われがちな高音域と消え際の微小な音の両方を補完して、オリジナル音源に近い自然で広がりのある音を再現します。
圧縮されているのは、なぜですか?
デジタル音源は、アナログ信号をデジタル化していています。より細かくデジタル化された音源は原音に近いけれど、容量が大きくなります。
そのため、保存するときや、Bluetoothで転送するときに効率よく情報を取り扱えるよう圧縮をしています。
デジタル化するときに圧縮して時に失われてしまった部分が、DSEEの機能によって補完されるということですね。
例えば、どんなイメージになるかを教えていただけますか?
音の変化としてイメージで説明すると、楽器や女性ボーカルなどの高い音域の表現力が豊かになると言えると思います。
少しずつ、わかってきました。ウォークマンを買ったときにも、DSEE搭載と書いてあったような気がします。
はい、DSEEの機能はアップデートされたDSEEもあって、様々なソニー製品で採用されています。次の表を参考にしてください。
DSEE Extreme | AI技術を活用して、従来のDSEE HXより忠実かつ最適な復元が可能です。CD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などを、よりクリアで躍動感あるハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。 |
DSEE HX | ウォークマンなどにも搭載されていて、圧縮音源の圧縮によって失われがちな高音域や消え際の微小な音を再現し、ハイレゾ相当の高音質で楽しめます。 |
DSEE Ultimate | AI技術によってリアルタイムに曲の情景を分析し、最適にハイレゾ級高音質にアップスケーリングするDSEE HXの機能を、 サンプリング周波数だけでなくビット深度もAI技術によって拡張します。 |
これから、他のオーディオ機器を買う時も参考にしてみます。
ソニーのヘッドホンでは、ヘッドホン用アプリ「Sony | Headphones Connect」でDSEE機能のON/OFFが可能です。製品の取扱説明書や、以下のページなどをご確認ください。
ヘッドホンを買ったときに、DSEEを搭載していると言われました。DSEEとは、何でしょうか?