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はじめに

ワイヤレスフラッシュを使いこなして
深みのある作品に仕上げる
ワイヤレスフラッシュを使いこなして深みのある作品に仕上げる

カメラに直接取り付けたフラッシュによるライティングでは、背景に強い影が出てしまったり、平面的な描写になりがちで、表現の幅には限界があります。よりクリエイティブな表現を行いたい場合には、ワイヤレスフラッシュ機能をお試しください。

1台だけではなく複数のフラッシュを好きな場所に設置できるので、フラッシュのアングルを変えて光を自在にコントロールできます。また、面倒な配線も不要です。ワイヤレスフラッシュを使いこなせば、フォトスタジオで撮影したような素晴らしい写真に仕上げることができます。クリエイティブなライティングで作品づくりの新しい可能性を発見してください。

被写体とフラッシュの位置による写りかたの違い

カメラに装着したフラッシュで被写体の正面から光を当てると平面的な写真になりがちです。オフカメラフラッシュを使って被写体の側面から光を当てれば、輪郭が際立った、立体的で陰影のある作品に仕上ります。

カメラに装着したフラッシュで撮影:カメラに装着したフラッシュで被写体の正面から光を当てて撮影すると、平面的な写真になります。

オフカメラフラッシュ1灯で撮影:フラッシュ1灯をカメラから離して被写体の側面から照射すると、顔に影ができて立体的な感じが出ます。

オフカメラフラッシュ2灯で光量比制御撮影:左後方からの主要光により逆光を作り、右側から被写体に補助光を当てて顔が暗くなるのを防いでます。

ワイヤレスフラッシュシステムについて

ワイヤレスフラッシュシステムにはいくつかのモードがあり、1台のコントローラーと1台または複数台のオフカメラフラッシュで構成します。コントローラーとなるフラッシュは、モールス信号に似た小光量のパルス発光による信号光をオフカメラフラッシュに送ります。複数のフラッシュを使って最大3つのグループを設定し、それぞれのグループの光量の割合を調節するという使いかたもできます。(光量比制御撮影)

基本のワイヤレスフラッシュ

コントローラーと1台のオフカメラフラッシュでシステムを構成します。コントローラーは発光しません。

  • (A)をコントローラーとして使い、カメラから離れた場所にある1台のフラッシュ(B)を発光させます。
  • (A)はアクセサリーシューに取り付けた外部フラッシュです。Aマウントカメラの場合は、内蔵フラッシュもコントローラーとして使えます。

詳しくは基本のワイヤレスフラッシュをご覧ください。

ワイヤレスフラッシュの光量比制御撮影

コントローラーと1台以上のオフカメラフラッシュを組み合わせ、2つあるいは3つのグループを設定します。コントローラーも発光します。

  • 最大3つまでのグループを設定し、コントローラーの液晶パネルから、各グループの光量の割合を簡単に調整できます。
  • 図のように、複数のフラッシュを用いて3つのグループを設定すれば、大光量になると同時に、さまざまな配置によるクリエイティブなライティングを実現します。
  • このフラッシュシステムを使えば、フォトスタジオで撮影するのと同じような環境を、スタジオに行かなくても手軽に導入できます。

詳しくはワイヤレスフラッシュの光量比制御撮影をご覧ください。

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