「メモリーカードは種類が多くて何を使ったらいいかわからない」「撮影データはメモリーカードに保存しっぱなし」ということはありませんか?
ここでは、メモリーカードの選び方や記録後にデータをバックアップ・消去する際の注意点をご紹介します。
最近のカメラは、高性能・高画質化により1撮影あたりのファイルサイズが飛躍的に増えているため、画像を撮りためてしまうとあっという間に容量が不足し、大事なシャッターチャンスを逃してしまう可能性があります。
また、撮影した画像をスマートフォンへ転送したり印刷する場合にも、メモリーカード内の記録枚数が多いとデータの読み込みや表示に時間がかかることがあります。
日頃から、撮影データはほかの記録媒体へバックアップをして、メモリーカード内から削除する習慣をつけましょう。
メモリーカードの容量はさまざまな種類がありますが、撮影方法に応じたメモリーカードの使い分けをご紹介します。
大容量メモリーカード
64/128GBなど大容量のメモリーカードは、一眼カメラやビデオカメラを使って、高画質・長時間の動画撮影をする場合や、また撮影途中にメモリーカードを交換するタイミングがない場合など、一度に多くのデータを記録するような撮影をする方におすすめです。
一方、データ量が多くなると読み込みに時間がかかったり、万が一紛失したり、データを読み取れなくなってしまったときに大量にデータを失うリスクがあります。
小容量のメモリーカード
2GB、4GB、8GBなどのメモリーカードは、コンパクトデジタルカメラなどを使った写真撮影や、短時間の動画撮影をする場合におすすめです。
大容量メモリーカードに比べて価格が安いので、万一カードが破損してしまったときのリスク回避のために、複数のメモリーカードへ分けて記録するのもおすすめです。
一方、撮影中にメモリーカードを差し替える手間や、バックアップとデータ削除の頻度が増える可能性があります。
メモリーカードへ記録したデータを削除する前に、別の場所へ保存(バックアップ)しておきましょう。
データ消失のリスク回避のために、複数個所にバックアップしておきましょう。
バックアップデータの保存先と方法
バックアップをするデータの保存先と、よく使われる方法をご紹介します。
保存先 | 方法 |
---|---|
パソコン | |
スマートフォン | |
記録メディア | |
ブルーレイディスク/DVDレコーダー | |
クラウドサービス |
ワンポイント
BD/DVDでバックアップする場合
ダビングしたBD/DVDは、日付や行った場所ごとにバインダーなどでファイリングすると、あとで探しやすくなります。
旅券やパンフレットなどを一緒に挟んでおくのもおすすめです。
メモリーカードに保存したデータを削除する場合、 画像やファイルなどのデータを選択して「削除」する方法と、「フォーマット」する方法があります。
「削除」をした場合は、一見メモリーカードから消えたように見えますが、実際はデータが残っています。
一方「フォーマット」は、メモリーカード内のすべてのデータを削除し、記録前の状態に戻します。(初期化とも言います)
定期的にフォーマットを行い、メモリーカードをリフレッシュしましょう。操作方法については、お使いのカメラの取扱説明書をご確認ください。
ご注意
パソコンでメモリーカードのフォーマットを実行すると、カメラに記録できない形式でフォーマットされてしまう場合があります。フォーマットする場合は、かならず撮影するカメラで実行してください。
ワンポイント
PlayMemories Homeでパソコンに取り込んだ画像を同時にメモリーカードから削除する方法
[ツール]-[設定]より「設定」画面を表示し、「取り込んだ画像を機器・メディアから削除する」にチェックを入れておくと、取り込むと同時にメモリーカードの中身を削除できます。