パソコンでいろいろ作業をしていると、操作を間違ってしまうことがあると思います。具体的な例では、Microsoft Wordで文字を入力しているときや、電子メールを作成中に、間違った文字を入力してしまうことなどが挙げられます。
そのほかにも、作業中についやってしまうミスや、「さっきの状態に戻したい!」と思うことはとても多いです。
今回は、こういったミスをしてしまったときに元に戻すショートカットキーをご紹介します。
今回学習するショートカットキーは、「Ctrl」キー+「Z」キーです。
「Ctrl」キーは、キーボードの左下・右下にありますが、今回組み合わせるキーは左下にある「Z」キーなので、「Ctrl」キーも左下にあるものを利用すると良いでしょう。
ちなみに、「Ctrl」キーは左手の小指、「Z」キーは中指で押す方が多いようです。
それでは実際に、ショートカットキーを利用して、操作を戻してみましょう。
今回は、Microsoft Word上にある図(イラスト)を誤って削除してしまい、それを元に戻す操作を例にして、ご説明します。
今回例に挙げたWordの場合、元に戻すときは、[元に戻す]ボタンをクリックする方法もありますが、ショートカットキーを利用すれば、マウスを使って[元に戻す]ボタンをクリックする手間が省けるので、すばやく次の操作に移ることができ、とても便利です。
元に戻し過ぎてしまったときはどうすればよい?
WordやExcelなどのアプリケーションでは、直前の操作だけではなく、複数回操作を戻すことができる仕様になっています。
そのため、「Ctrl」キー+「Z」キーを何回も押してしまい、元に戻し過ぎてしまうこともあります。
もし元に戻し過ぎてしまった場合は、「Ctrl」キー+「Y」キーで操作をやり直すことができます。
つい元に戻し過ぎてしまったときには、あわてずに「Ctrl」キー+「Y」キーを押しましょう。
なお、「Y」キーは人差し指で押すことをおすすめしますが、少し遠い場所にキーがあるため、片手で押すのが難しい場合は両手を使ってもかまいません。
「元に戻したい」と思うことは、パソコンを利用しているとさまざまな場面で起こります。先ほどはWord上での操作ミスを元に戻す例でご説明しましたが、ほかにもさまざまな場面でこのショートカットキーは利用できます。
よく起こりがちな場面を例に、いくつかご紹介します。
元に戻す、やり直すのショートカットキーの良い覚えかたはあるの?
ショートカットキーによっては、語呂合わせや由来となる英単語で覚えられるものもたくさんありますが、今回ご紹介した「Ctrl」キー+「Z」キーと「Ctrl」キー+「Y」キーについては、そういったものは特にありません。
元に戻すショートカットキーは、「Ctrl」キーと最も近い位置にある「Z」キーを使う、という認識で覚えると良いでしょう。
やり直すショートカットキーは、元に戻す操作との関係性が強いことから、アルファベット順で「Z」の一つ前にあたる「Y」を利用する、と考えると比較的覚えやすいかもしれません。
「Ctrl」キー+「Z」キーはWordやExcelなどでの操作だけではなく、文字の入力を間違えたとき、誤ってファイルを削除してしまったとき、誤ってファイル名を変更してしまったときなどにも活用することができます。
元に戻す操作は、使用頻度の高い操作の一つですので、やり直しのショートカットキーとセットでぜひ覚えましょう。