普段自宅でパソコンを利用するときも、職場でパソコンを利用するときも、「印刷する」という操作は頻繁に行う操作のひとつです。
主に、インターネットで閲覧しているページや、WordやExcelのファイルを印刷することが多いと思いますが、印刷するときには、たいてい[印刷]ボタンをマウスでクリックして行いますので、ボタンを探す手間や、マウスを操作する手間がかかります。
使用頻度の高い「印刷」という操作をショートカットキーで行えるようになれば、その手間を省くことができるので、作業効率が格段にアップします。
今回は、印刷のショートカットキーをご紹介します。
今回学習するショートカットキーは、「Ctrl」キー+「P」キーです。
「Ctrl」キーは、キーボードの左下・右下にありますので、どちらを利用しても構いません。
今回のショートカットキーは、片手で両方のキーを押すのが難しいので、両手を使って押すなど、ご自分のやりやすい方法でお試しください。
それでは実際に、ショートカットキーを利用して、インターネットのページを印刷してみましょう。
印刷をする場合には、あらかじめお使いのパソコンに、プリンターの設定をしておく必要があります。
詳細は、プリンターの取扱説明書を確認するか、各プリンターメーカーにお問い合わせください。
このように「Ctrl」キーを押しながら「P」キーを押すと、[印刷]画面を表示するまでのマウス操作が不要なので、効率よく作業をすることができます。
ショートカットキーで「印刷プレビュー」を表示することはできないの?
「印刷プレビュー」機能を使えば、事前に印刷結果を画面上で確認することができます。そのため、実際に印刷をかける前のチェックとして、「印刷プレビュー」を表示したいと考える方も多いと思います。
しかし、残念ながら今回ご紹介したショートカットキーは、[印刷]画面をすぐに表示させるものなので、印刷プレビューは表示できません。
また、Internet Explorerの印刷プレビューを表示するショートカットキーはありません。
印刷プレビュー機能を使って印刷をしたい場合は、以下のページをご参照の上、操作を行いましょう。
印刷するショートカットキーの例として、WordやExcelのファイルを印刷する場合も見てみましょう。
WordやExcelでは、「印刷プレビュー」のショートカットキーはあるの?
先ほど、Internet Explorerの印刷プレビューを表示するショートカットキーはない、ということをご説明しました。
では、WordやExcelの場合はどうでしょうか?
WordやExcelの場合は、バージョンが2007のときから、印刷プレビューを行うショートカットキーが存在します。
「印刷プレビュー」のショートカットキーを押すと、使用しているバージョンによって以下の画面が表示されます。
<バージョンが「2010」以降の場合>
「Ctrl」キー+「P」キーを押したときと同じで、印刷結果を確認できる画面(印刷プレビュー画面)と、印刷部数の設定など印刷に関する設定項目が並んだ画面が表示されます。
<バージョンが「2007」以前の場合>
以下のような印刷プレビュー画面が表示されます。
バージョンが「2010」以降の場合は、「Ctrl」キー+「P」キーを押したときと同じ画面が表示され、印刷プレビューを確認しながら、印刷部数などの設定を行うことができます。
バージョンが「2007」以前の場合は、実際の印刷イメージを確認できる印刷プレビュー画面が表示されるので、印刷をかける前にどういった印刷結果になるかを確認することができます。
印刷のショートカットキー「Ctrl」キー+「P」キーの「P」は、印刷するという英単語「Print」の「P」で覚えましょう。
これまでご紹介したとおり、印刷のショートカットキーを押すと、使用する場面やソフトウェアのバージョンによって表示されるものが異なりますが、いずれも「印刷」という操作に直結する画面([印刷]画面や[印刷プレビュー]画面)がすぐに表示されるので、印刷をしたいときには活用できます。
今後印刷する機会があるときには、ぜひ「Ctrl」キーを押しながら「P」キーを押してみましょう。