パソコンを使う方の多くが苦労されることのひとつに、キーボードによる日本語入力があります。
パソコンを使った文字の入力方法には大きく分けて「ローマ字入力」と「かな入力」の2種類があり、このどちらを使った方が便利なのか、ということも苦労するポイントのひとつです(パソコンの初期設定では「ローマ字入力」が選択されています)。
今回はこの2種類の入力方法の違いと、どちらの入力方法が便利なのかをご説明します。
ローマ字入力とは、キーボードに書かれている「ローマ字」のキーを押して、日本語を入力する方法です。
実際に押すキーは、「A」から「Z」の26個のため、かな入力よりも少ないキー数で入力することができます。また、かな入力と比べて入力する際の指の移動距離が少ないことも特徴のひとつです。
キーの位置を覚えやすく、素早く入力を行うためにおすすめの方法です。
かな入力とは、キーボードに書かれている「ひらがな」のキーを押して日本語を入力する方法です。
ローマ字入力と違って、文字を入力する時に使うかなキーの数は「あ」キーから「ん」キーで50個前後と増えてしまいますが、ひとつのキーを押してひとつの文字を入力できるのでローマ字入力よりキーを押す数が少なくて済みます。
しかし、「が」や「ぱ」のような濁音・半濁音の入力や、キーの右上の文字はShiftキーを押しながら入力する必要があるなど、難しい部分が多いです。
ローマ字入力もかな入力も、メリット・デメリットがありますので一概には言えませんが、これから文字入力を覚えようと考えている方は「ローマ字入力」をおすすめします。
その理由として、ローマ字入力の方が覚えるキーの数が少ないということが挙げられます。
ローマ字入力の場合、覚えるキーは最小23個で済みますが、かな入力だと45個+2個(濁音・半濁音)の47個、さらに英字を入力する場合も考慮するとさらに23個増え、合計70個のキーの場所を覚える必要があります。
「ローマ字入力」をマスターして、速くて正確な入力ができるようになりましょう!
もともとかな入力を利用していた方や、ローマ字入力がどうしても苦手という方は、「かな入力」でパソコンを楽しみましょう!
<かな入力に変更する方法>
ローマ字入力とかな入力はIME言語バーの[KANAキーロック]ボタンをクリックすることで切り替えることができます。 かな入力にする場合は、図のように[KANAキーロック]ボタンをONにします。
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