これまではひらがなやカタカナ、漢字の入力方法について学習をしてきました。
今回は、メールアドレスやサイトのURL、パスワードなどを入力するときに利用する、アルファベットや数字の入力方法を学習します。
アルファベットや数字は、IME言語バーの入力モードを、[全角英数]もしくは[半角英数]に設定をして入力します。
[全角英数]、[半角英数]、どちらでも入力することはできますが、この2つの違いはしっかりと理解しておく必要があります。
全角と半角の違いは、文字の横幅です。
実際にアルファベットや数字を入力した例で、2つの違いを見てみましょう。
このように文字の横幅が異なります。
ちなみに、一般的に利用されることが多いのは、[半角英数]です。
たとえば、メールアドレスやサイトのURL、パスワードを入力するときには、必ず[半角英数]で入力する必要があります。
それでは、アルファベットの入力方法からご説明します。
今回はよく利用される[半角英数]で入力する手順でご説明します。
ステップ1
IME言語バーの[入力モード]ボタンをクリックします。
ステップ2
[半角英数]をクリックします。
ステップ3
IME言語バーの表示がになります。
これで半角の英数字が入力できる状態になりました。
ステップ4
キーボードでと入力すると、半角の小文字になります。
アルファベットを大文字で入力する場合はどうするの?
入力モードを[全角英数]にした場合も、[半角英数]にした場合も、キーボードでそのまま入力をすると、アルファベットは小文字になります。
大文字で入力をしたい場合は、Shiftキーを押しながら入力をします。Shiftキーを離すタイミングが早いと、大文字にならないので、注意が必要です。
今度は数字の入力方法をご説明します。
数字を入力するためのキ―は、キーボードの右側や上部にあります。
キーボードの右側にある数字キーのことを「テンキー」と呼びます。
数字の入力は、どちらからも入力できますが、IME言語バーの入力モードの種類によって、全角・半角の違いが出てきます。
このように入力モードの種類と数字キーの場所によって、全角・半角に違いが生じますので、入力するときには注意が必要です。
ちなみに、入力モードが[ひらがな]の状態で数字を入力した場合、入力後にスペースキーで全角・半角どちらにも変換することができますので、一般的にはこの方法が使われることが多いです。
数字が入力できない!?
テンキーのあるキーボードを利用しているときに、よく起きるトラブルの一つに「数字が入力できない」というものがあります。
もし数字が入力できないトラブルが発生した場合は、[Num Lk]キー(ナムロックキー)を押してみてください。
[Num Lk]キーは、数字入力モードの有効・無効を切り替えるもので、無効の状態では数字を入力することができません。
[Num Lk]キーは通常は有効になっていますが、気付かぬうちに[Num Lk]キーを押して無効にしてしまい、突然数字が入力できなくなってしまうケースが多いです。
[Num Lk]キーの場所は、以下の図をご参照ください。
関連Q&A
アルファベットを入力するときに、その都度IME言語バーから入力モードを変更するのは大変です。
特に、文章の一部だけがアルファベットの場合には、それだけ手間がかかってしまいます。
そこで便利な方法が、ファンクションキーで変換する方法です。
ファンクションキーとは、キーボードの上に並ぶ「F」がついたキーのことをいいます。
このファンクションキーを利用すると、入力モードは[ひらがな]のままで、入力した文字をアルファベットに変換することができます。
利用するファンクションキーはとの2つです。
「F9」と「F10」の場所は、下図の赤枠部分です。
それでは、入力モードが[ひらがな]の状態で、「J」「A」「P」「A」「N」と入力したあとに、「F9」キーと「F10」キーを押したときの変換結果を見てみましょう。
このように「F9」キーでは全角に変換され、「F10」キーでは半角に変換されます。また、それぞれのキーを複数回押すことで、小文字→大文字→先頭のみ大文字の順に変換されます。
アルファベットや数字の入力には、このようにいくつかの方法があります。どの方法を使っても良いですが、より早い入力を目指す場合には、ファンクションキーを使った方法がおすすめです。