これまで文字入力の基本からコツまで、さまざまな内容を学習してきました。
その中で、ファンクションキーについてもいくつかご紹介しました。
今回はこれまでの復習もかねて、ファンクションキーを利用した変換方法のまとめをしたいと思います。
ファンクションキーとは、キーボードの上部に並んでいる「F1」〜「F12」と書かれているキーのことをいいます。
これらのファンクションキーには、それぞれ特別な機能が割り当てられていて、文字の変換に役立つ機能もあります。
文字の変換には、を利用します。
文章を入力するとき、ひらがなや漢字だけでなく、カタカナやアルファベットなどの文字を組み合わせて入力することがあります。
IME言語バー の入力モードを切り換えることで、カタカナやアルファベットは入力することができますが、そのたびに切り換えるのはあまり効率が良くありません。
ファンクションキーを利用すれば、カタカナやアルファベットにすぐに変換することができます。
それでは、「F6」キーから「F10」キーの使いかたを順番にご説明します。
「F6」キーは、入力した文字をひらがなに変換することができます。
この方法は、誤ってカタカナやアルファベットに変換してしまって、すぐにひらがなに戻したいときに使います。
例えば、「こんにちは」という文字を入力後に、誤って「コンニチハ」と変換してしまっても、「F6」キーを押せば、ひらがなの「こんにちは」に戻すことができます。
「F7」キーは、入力した文字を全角のカタカナに、「F8」キーは、半角のカタカナに変換することができます。
通常カタカナで使用する言葉(パソコンなど)は、スペースキーを使って変換すればすぐにカタカナになりますが、会社名やマンション名など、スペースキーでの変換ではすぐにカタカナになりにくい言葉は、「F7」、「F8」キーを使います。
ここでは例として、「にほん」をファンクションキーを使ってカタカナに変換する手順をご説明します。
「F9」キーは、入力した文字を全角のアルファベットに、「F10」キーは、半角のアルファベットに変換することができます。
日本語の文章を作成中に、アルファベットを一部分だけ入力しなければならない場合に、「F9」、「F10」キーを使って変換すると便利です。
ここでは例として、入力モードが[ひらがな]の状態で、「J」「A」「P」「A」「N」と入力したあとに、「F9」キーと「F10」キーを押したときの変換結果を見てみましょう。
ファンクションキーの機能をまとめた表は、以下をご覧ください。
ファンクションキー | 文字の種類 |
---|---|
ひらがな | |
全角カタカナ (例:パソコン) | |
半角カタカナ (例:パソコン) | |
全角アルファベット (例:abc)
|
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半角アルファベット (例:abc)
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ファンクションキーの使いかたを知っていると、IME言語バーの入力モードを変更しなくても、さまざまな文字の種類に変換することができるので、とても便利です。
より早い入力を目指すためには、ファンクションキーを使った変換がおすすめです。