バックアップと復元講座 〜復元方法〜
ここでは、Windows Vista用の「Giga Pocket Digital」で録画したコンテンツを復元する方法を紹介します。
本コンテンツは、長い作業を必要としております。そのため、印刷してのご使用をおすすめします。印刷できない場合は、お気に入りに登録してのご使用をおすすめします。
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Giga Pocket Digital のバックアップ方法は、現在までに録画した番組をバックアップするものです。
このバックアップは、リカバリー作業を行うための事前作業のひとつになります。
バックアップを行った後、新たに番組の録画や削除を行いますと、構成情報が更新されますので、バックアップしたデータと不一致を起こします。
結果、バックアップしたデータの復元が行えませんのでご注意ください。
大切に保存しておきたい番組は、ディスクなどへの書き出しを行うことをおすすめします。
録画コンテンツを復元する方法
手順1 隠しファイルを表示させる設定に変更します
- バックアップと復元の操作を行う上で、隠しファイルの操作を行います。
事前に隠しファイルを表示する設定に変更しないと、正しくバックアップと復元が行えません。
隠しファイルを表示させる操作は、下記の関連Q&Aをご参照ください。
手順2 ソフトウェアのアップデートプログラムを適用します
- VAIO Updateを実行し、未適用なアップデートプログラムがないか確認します。
機種によって適用するアップデートプログラムは異なります。
VAIO Updateの操作は、下記の関連Q&Aをご参照ください。
VAIO Updateを利用しない場合は、機種ページより手動でアップデートプログラムを適用することもできます。
機種ページからアップデートを行う操作は、下記の関連Q&Aをご参照ください。
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適用して頂くアップデートプログラムは、以下になります。
基本的には、すべてのプログラムを適用して頂くことをおすすめします。
繰り返しVAIO Updateを起動し、適用するプログラムが残っていないか確認します。
- Giga Pocket Digital
- VAIO エンターテイメントライブラリー
- VAIO Entertainment Platform
手順3 [Giga Pocket Digital]を終了します
- Giga Pocket Digitalを起動し、初期設定を行います。
番組の録画を行うと、データベースの不一致が発生します。
初期設定が完了した後は、番組の録画を行わないようにご注意ください。
初期設定に関しては、下記の関連Q&Aをご参照ください。
- [メニュー]ボタンをクリックします。
- [設定]画面が表示されるので、[コンピュータへのログオン時に、自動的に Giga Pocket Digital を起動する]のチェックを外します。
- [確認]画面が表示されるので、[はい]をクリックします。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
- [OK]ボタンをクリックし、Giga Pocket Digitalを終了します。
- 再起動を行います。
手順4 [VAIO Entertainment Database Service]を終了します
- [スタート]ボタンをクリックし、[コントロール パネル]をクリックします。
- [システムとメンテナンス]をクリックし、[管理ツール]をクリックします。
- [サービス]をダブルクリックします。
- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
- [サービス]画面が表示されるので、表示されている一覧から[VAIO Entertainment Database Service]をクリックし、[サービスの停止]をクリックします。
- [別のサービスの停止]画面が表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
[別のサービスの停止]画面が表示されない場合は、次へ進みます。
- サービスが停止されるまでしばらく待ちます。
- サービスが停止したら、[×](閉じる)ボタンをクリックして表示されている画面をすべて閉じます。
手順5 「REC」フォルダーにバックアップしたファイルを元のフォルダーにコピーします
- 外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開き、作成したドライブ名のフォルダー内にある[REC]フォルダーを開きます。
例えば、コンテンツの保存先を「Cドライブ」にしていた場合は、「C:¥DTVApp」に録画したコンテンツが保存されます。
戻し先を間違えると、復元できませんので、バックアップ時にメモした保存先を確認して作業を行ってください。
- * 複数のドライブにコンテンツを保存している場合は、各ドライブごとに復元を行います。
- [編集]メニューをクリックし、[すべて選択]をクリックします。
フォルダー内のファイルがすべて選択されます。
- * [編集]メニューが表示されていない場合は、キーボードの[Alt]キーを押し、メニューを表示します。
- [編集]メニューをクリックし、[コピー]をクリックします。ファイルがコピーされます。
- バックアップ時にコンテンツが保存されていたフォルダーを開きます。
コンテンツの保存先については、「録画コンテンツの保存先を確認する」をご参照ください。
例えば、コンテンツの保存先を「Cドライブ」にしていた場合は、「C:¥DTVApp」に録画したコンテンツが保存されます。
戻し先を間違えると、復元できませんので、バックアップ時にメモした保存先を確認して作業を行ってください。
- [編集]メニューをクリックし、[貼り付け]をクリックします。
コピーしたデータがフォルダーに保存されます。
- * 複数のドライブにコンテンツを保存していた場合は、各ドライブごとに復元をしてください。
- [×](閉じる)ボタンをクリックして画面を閉じます。
手順6 [Pixela]フォルダーにバックアップしたファイルを元のフォルダーにコピーします
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コピーするフォルダーを間違えると、正常に復元できません。
[Pixela]フォルダー内のファイルは、「C:¥ProgramData¥Pixela」にある[DTVApp]フォルダーにコピーします。
- 外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開き、[Pixela]フォルダーを開きます。
- [編集]メニューをクリックし、[すべて選択]をクリックします。
フォルダー内のファイルがすべて選択されます。
- * [編集]メニューが表示されていない場合は、キーボードの[Alt]キーを押し、メニューを表示します。
- [編集]メニューをクリックし、[コピー]をクリックします。
ファイルがコピーされます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Pixela¥DTVApp
- [編集]メニューをクリックし、[貼り付け]をクリックします。
コピーしたデータがフォルダーに保存されます。
[貼り付け]を行った際、以下のようなメッセージが複数表示される場合があります。
[同じ処理を次のxxx個の競合に適用]、または[同じ処理を現在の項目すべてに適用(xxx個)]にチェックを入れて、[コピーして置き換える]、もしくは[はい]をクリックします。
- [×](閉じる)ボタンをクリックして画面を閉じます。
手順7 [Master.vzdb]、[DriveMapTable]、[UNCCacheTable]ファイルを元のフォルダーにコピーします
- 外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開きます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation¥VAIO Entertainment Platform¥1.0¥VzCdb
- [Master.vzdb]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- [Master.vzdbのプロパティ]画面が表示されるので、[セキュリティ]タブをクリックし、[続行]ボタンをクリックします。
- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
- [Master.vzdb のアクセス許可]画面が表示されるので、[グループ名またはユーザー]欄の[Abminstrators]をクリックします。
クリックすると、項目に色が付くため判断できます。
次に、[Administrators のアクセス許可]欄の[フルコントロール]の[許可]にチェックをつけます。
- [Master.vzdbのアクセス許可]画面の[OK]ボタンをクリックします。
- [Master.vzdbのプロパティ]画面の[OK]ボタンをクリックします。
- [Master.vzdb]を右クリックし、[コピー]をクリックします。
ファイルがコピーされます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation¥VAIO Entertainment Platform¥1.0¥VzCdb
- フォルダー内の何もない部分を右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
- [対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました]画面が表示されるので、[続行]ボタンをクリックします。
[ファイルのコピー] 画面が表示されたら、[コピーして置き換える]をクリックします。
- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
- [Master.vzdb]ファイルがコピーされたことを確認します。
- 再度、外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開きます。
- [DriveMapTable]を右クリックし、[コピー]をクリックします。
ファイルがコピーされます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation¥VAIO Entertainment Platform¥1.0¥VzCdb
- フォルダー内の何もない部分を右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
[ファイルのコピー] 画面が表示されたら、[コピーして置き換える]をクリックし、[続行]ボタンを2回クリックします。
- [DriveMapTable]ファイルがコピーされたことを確認します。
- 再度、外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開きます。
- [UNCCacheTable]を右クリックし、[コピー]をクリックします。
ファイルがコピーされます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation¥VAIO Entertainment Platform¥1.0¥VzCdb
- フォルダー内の何もない部分を右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
[ファイルのコピー] 画面が表示されたら、[コピーして置き換える]をクリックし、[続行]ボタンを2回クリックします。
- [UNCCacheTable]ファイルがコピーされたことを確認します。
- [×](閉じる)ボタンをクリックしてすべての画面を閉じます。
手順8 [VAIO Entertainment]フォルダーを元のフォルダーにコピーします
- 外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開き、コンテンツ保存先ドライブ名のフォルダーを開きます。
- * コンテンツ保存先ドライブ名のフォルダーが複数ある場合は、コピーするフォルダーを開きます。
- 1で開いたフォルダー内にある[VAIO Entertainment]フォルダーを右クリックし、[コピー]をクリックします。ファイルがコピーされます。
- コンテンツが保存されているドライブを開きます。
例えば、コンテンツの保存先を「Cドライブ」にしている場合は、「C:¥」が対象になります。
- ドライブの何も表示されていない部分を右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
「上書きしますか?」とメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックします。
コピーしたデータがフォルダーに保存されます。
- [×](閉じる)ボタンをクリックして画面を閉じます。
手順9 [VFTV]フォルダーを元のフォルダーにコピーします
- 外部メディアに保存した[backup]フォルダーを開きます。
- 1で開いたフォルダー内にある[VFTV]フォルダーを右クリックし、[コピー]をクリックします。
フォルダーがコピーされます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation
- ドライブ内の何も表示されていない部分を右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
「上書きの確認」が表示された場合は、[はい]をクリックします。
- [VFTV]フォルダーが元のフォルダーにコピーされます。
手順10 ボリュームシリアル番号を調整します
- [スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]をクリックします。
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[コマンドプロンプト]画面が起動したら、「dir 録画先ドライブ名:」と入力し、[Enter]キーを押します。
例えば、Cドライブに録画している場合は、「dir c:」と入力します。
複数のドライブに録画先を別けている場合は、それぞれのドライブで実行します。
- * 録画先がDドライブの場合は「d:」、録画先がGドライブの場合は「g:」、というように入力する文字が変わります。
- ディレクトリ情報が表示されるので、ボリュームラベル番号を確認します。
以下の赤枠の部分がボリュームシリアル番号になります。
複数のドライブに録画先を分けている場合は、それぞれのドライブでメモを取ります。
メモの残し方は、見やすいように以下のように記録します。
複数のドライブに録画先を分けた場合のみ、2行目以降が発生します。
このメモ帳は、開いたままにしておきます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥VAIO Entertainment¥database
- [VzCdbCfg]ファイルを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- プロパティの画面が表示されたら、[読み取り専用]のチェックを外します。
- * 「読み取専用」のチェックは、「隠しファイル」の項目と同じ状態になるまで、数回クリックする必要がある場合があります。
[属性変更の確認]画面が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。
- [VzCdbCfg]ファイルをダブルクリックします。
[ファイルを開くプログラムの選択]画面が表示されたら、[メモ帳]をダブルクリックします。
表示されたメモ帳は、開いたままにしておきます。
- 下記フォルダーを開きます。
C:¥ProgramData¥Sony Corporation¥VAIO Entertainment Platform¥1.0
- [DriveMapTable]ファイルを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- プロパティの画面が表示されたら、[読み取り専用]のチェックを外します。
- [セキュリティー]タブをクリックし、[Users]をクリックします。
[Users]の項目が青色に変わるのを確認し、[編集]ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されたら、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
- 再度、[Users]をクリックし、[フルコントロール]の許可のチェックを入れます。
[OK]ボタンを2回押して画面を閉じます。
- [DriveMapTable]ファイルをダブルクリックします。
[ファイルを開くプログラムの選択]画面が表示されたら、[メモ帳]をダブルクリックします。
表示されたメモ帳は、開いたままにしておきます。
- 開いたままのメモ帳を下のように見やすいレイアウトで配置します。
ボリュームシリアル番号の書き換えを行い、メモ帳を上書き保存します。
ここでは、録画先がCドライブの場合の説明を行います。
- 複数のドライブに録画先を分けている場合は、4〜14の操作をそれぞれのドライブ別に行います。
手順11 [Giga Pocket Digital]を自動的に起動する設定に戻します
- Giga Pocket Digitalを起動します。
- [メニュー]ボタンをクリックします。
- [設定]画面が表示されるので、[コンピュータへのログオン時に、自動的に Giga Pocket Digital を起動する]のチェックを入れます。
- [確認]画面が表示されるので、[はい]をクリックします。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
- [OK]ボタンをクリックし、Giga Pocket Digitalを終了します。
- 再起動を行います。
手順12 [VAIO Entertainment Database Service]を開始します
- [スタート]ボタンをクリックし、[コントロール パネル]をクリックします。
- [コントロール パネル]画面が表示されるので、[システムとメンテナンス]をクリックし、[管理ツール]をクリックします。
- [管理ツール]画面が表示されるので、[サービス]をダブルクリックします。
- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
- [サービス]画面が表示されるので、表示されている一覧から、[VAIO Entertainment Database Service]をクリックし、[サービスの開始]をクリックします。
サービスが開始されるまでしばらく待ちます。
- サービスが開始したら、[×](閉じる)ボタンをクリックし、表示されている画面をすべて閉じます。
手順13 Windowsを再起動します
すべてのファイルの復元が完了したら、必ずWindowsを再起動します。
以上で復元の操作は完了です。