バッテリーは、長く使っていると少しずつもち時間(駆動時間)が減っていきます。
例えば上の図のように、100%まで充電して10時間使用できていたものが、
このように100% まで充電しても6時間しか使用できなくなります。ACアダプターを接続しての使用が中心の場合でも、この現象は発生します。
おおよその目安として、毎日充放電を繰り返し使用すると、2年ほどでバッテリーの駆動時間が購入時の約半分になります。
劣化したバッテリーを使い続けると、バッテリー内部の部品が劣化し、安全な使用に支障をきたす場合があります。バッテリーの性能が低下し、駆動時間が短くなった場合は、ソニー純正の新しいバッテリーと交換してください。
バッテリーの購入方法については、以下をご参照ください。
2008年7月以降発売のモデルでは、付属のユーティリティー「VAIOの設定」または「バイオの設定」で、バッテリーの交換時期を確認できます。
[2008年7月〜2009年12月発売モデル]
バッテリーの状態を、「正常」→「交換時期」→「警告」と表示します。
「交換時期」と表示されたら、新しいバッテリーに交換をおすすめします。
[2010年1月以降発売モデル] *一部のモデルを除きます
バッテリーの状態を、「良好」→「正常」→「注意」→「警告」と表示します。
「注意」と表示されたら、新しいバッテリーに交換をおすすめします。
以下の点に気をつけることで、バッテリーの寿命をより長く持たせることができます。
バッテリーパックの保管について
バッテリーは、充電量を低く設定する(100%まで満充電しない)ことにより、寿命を長く保つことができます。
2006年12月以降発売のモデル(*)では、付属のユーティリティー「VAIOの設定」または「バイオの設定」に、「バッテリーいたわり充電モード」または「充電モード」が備わっています。使用状況に応じて充電量を80%や50%に設定して、バッテリー寿命を長く保てます。
* 一部のモデルを除きます。
設定方法は、以下のページをご参照ください。
バッテリー駆動時間とは、VAIO本体に十分に充電されたバッテリーパックを装着して、ACアダプターをつながない状態で、使用できる時間のことです。
カタログ記載のバッテリー駆動時間(*1)は、所定の省電力動作時で測定したものです。製品出荷時の初期設定は、この省電力設定ではなく、多くのお客様が快適にご使用いただける設定を採用しているため、カタログ値よりもバッテリー駆動時間は短く表示されます。
バッテリーの駆動時間は、VAIOの使用状況によって変わります。以下の図のように、負荷のかかる作業をした場合にバッテリー駆動時間が短くなります。
バッテリーの残量は、通知領域(タスクトレイ)のアイコン(下図参照)にマウスカーソルを合わせると確認できます。
Windows 8を使用している場合は、キーボードのを押したままを押して、デスクトップ画面に切り換えてから、ご確認ください。
また、バッテリー駆動時間も表示されますが、この時間は現状の使用状況から計算した予測時間を表示しているため、バッテリー残量を確認する直前の使用状況や、ACアダプターを抜いた直後には、予測時間が大きく変わる場合があります。その場合は、しばらく待ってから再度時間を確認してください。
バッテリー駆動時間は、ディスプレイの明るさや、CPUの使用率、熱制御と冷却ファンの調整など、さまざまな要素で変化します。これらの組み合わせ(「電源プラン」「省電力設定」などと呼びます)を使用状況に応じて適切に選択すると、より快適に利用できます。
設定方法は、以下のページをご参照ください。
しばらく使わないときは、電源を「休止状態」にします。「休止状態」とは、現在作業中の状態をハードディスクに保存して、本機の電源を切ることです。
ヒント
電源オフ/スリープ/休止状態からの起動は、以下の順に速くなります。
速い ← スリープ < 休止状態 < 電源オフ → 遅い
スリープや休止状態をこまめに使い分けることをおすすめします。
バッテリーを安全にお使いいただくために
漏液、発熱、発火、破裂などを避けるため、下記の注意事項を必ずお守りください。
危険
警告
バッテリーを廃棄する場合は、次のご注意をお守りください。または、リサイクル協力店へお持ちください。