VAIO 電子マニュアル SVZ1311 シリーズ

Task

TPMを使ってデータを暗号化する(Infineon TPM Professional Package)
<TPMセキュリティーチップ搭載モデル>

Infineon TPM Professional Packageを使うと、Trusted Platform Module(TPM)機能を使用したデータの暗号化や復元ができます。
Infineon TPM Professional Packageを使う場合は、以下の手順に従って設定を行ってください。
  1. VAIOの電源を入れ、VAIOのロゴマークが消えるまでF2キーを繰り返し押す。

BIOSセットアップ画面が表示されます。
BIOSセットアップ画面が表示されなかった場合は、VAIOを再起動してもう一度やり直してください。
  1. または キーで[Security]を選択し、表示された画面で「Change TPM State」を[Enable]にする。

  1. または キーで[Exit]を選択し、[Exit Setup]を選択してEnterキーを押す。

  1. VAIOが再起動した後、確認画面が表示されるので、[Execute]を選択する。

  1. 管理者権限を持つユーザーでログオンし、「C:\Infineon\setup.exe」にあるインストーラーをダブルクリックする。

Infineon TPM Professional Packageのインストールが開始されます。

インストールが終了したら、スタート)−[すべてのプログラム]−[Infineon Security Platform ソリューション]−[ヘルプ]をクリックして表示されたヘルプをご覧いただき、必要な設定を行ってください。
設定終了後、Infineon TPM Professional Packageを使ったデータの暗号化を行うときは、「データを暗号化するときのご注意(Infineon TPM Professional Package)」【詳細】をご覧ください。
ご注意
  • BitLockerとInfineon TPM Professional Packageを同時に使う場合は、必ずInfineon TPM Professional Package上でTPMを初期化してください。

  • TPMの初期化を行う場合、設定したパスワードはメモを取るなどして、忘れないようにしてください。メモしたパスワードを他人に知られないように管理してください。
    パスワードを忘れた場合、TPMで保護されたデータはいかなる手段を用いても復元することはできません。

  • TPMの初期化を行う際に保存する自動バックアップ アーカイブ、緊急時復元用トークン、パスワードリセットトークン、パスワード リセット シークレットファイルなどは、必ずバックアップしてください。バックアップしたファイルを他人に知られないように管理してください。
    これらのファイルを紛失した場合、TPM設定の復元やパスワードリセットなどの機能が使用できなくなる場合があります。

  • ユーザーの初期化を行う場合、初期化ウィザード終了後に自動バックアップの設定を必ず行ってください。
    また、この設定終了時の画面で、[自動バックアップを今すぐ起動]のチェックボックスをクリックしてチェックし、バックアップファイルを更新してください。
    これらの作業を行わない場合、バックアップファイルを使ったTPMの復元処理が正しく行われない場合があります。

  • Infineon TPM Professional Packageでは、BitLockerで必要なファイル(回復パスワード)のバックアップは行いません。