「バックアップと復元」を使う
「バックアップと復元」について
「バックアップと復元」を使うと、データのバックアップやバックアップデータの復元、復元ポイントの設定をすることができます。
「バックアップと復元」は次の手順で起動します。
- (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[VAIO リカバリーセンター]をクリックする。
「VAIO リカバリーセンター」画面が表示されます。
- 画面左側の[Windows バックアップと復元]をクリックし、右側に表示された画面の[開始]をクリックする。
「バックアップと復元」画面が表示されます。
バックアップするには
初めてファイルやシステム イメージをバックアップする場合は、下記の手順でバックアップデータの保存先や作成する対象、スケジュールの設定などを行います。
- システム イメージをバックアップすると、コンピューター全体のバックアップをすることができます。
ハードディスクや本機の調子が悪くなった場合に、バックアップ時の状態に復元することができます。
- システム イメージをバックアップするには、NTFSでフォーマットされた別売りの外付けハードディスクドライブが必要です。外付けハードディスクをNTFSでフォーマットするには、エクスプローラー上で外付けハードディスクを右クリックして[フォーマット]を選択します。フォーマットすると、外付けハードディスク上のデータはすべて消去されます。
- Windows 7 Ultimate/Professional搭載モデルをお使いの場合は、DVDメディア上にシステム イメージのバックアップを作成することもできます。DVDメディア上にシステム イメージをバックアップする場合は、「バックアップと復元」画面左側の[システム イメージの作成]をクリックし、画面の指示に従ってください。
- 下記の手順で、ファイルとシステム イメージのバックアップを同時に行うこともできます。
- 「バックアップと復元」を起動する。
- [バックアップの設定]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
「バックアップの設定」画面が表示されます。
管理者権限を持つユーザーとしてログオンしていない場合は、管理者権限のユーザー名とパスワードを要求されることがあります。
- バックアップデータの保存先を選択し、[次へ]をクリックする。
バックアップデータの保存先は、以下の4種類から選択します。
- 本機はお買い上げ時の設定では、1つのパーティション(C:ドライブ)のみになっています。C:ドライブのパーティションサイズを変更して新しく別のパーティションを作成してください。【詳細】
ただし、万一ハードディスクが故障した場合ドライブのデータは失われるので注意してください。
- バックアップの対象画面で[自分で選択する]を選択し、[次へ]をクリックする。
[自動選択]を選択した場合は、手順6に進んでください。
- バックアップしたいファイルの種類、またはバックアップ対象のドライブやフォルダーにチェックを付け、[次へ]をクリックする。
システム イメージをバックアップする場合は、[次のドライブのシステム イメージを含める]チェックボックスにチェックを付けてください。
- バックアップのスケジュールを設定しない場合は、[設定の保存とバックアップの実行]をクリックする。
バックアップが開始されます。
スケジュールを設定すると設定した日時で自動的にファイルをバックアップすることができます。必要に応じてスケジュールを設定してください。
- バックアップが完了したら、「バックアップと復元」画面左側の[スケジュールを無効にする]をクリックする。
これで自動バックアップの機能が無効になります。バックアップの保存先と対象の設定はそのまま保持されています。
以降、「バックアップと復元」画面で[今すぐバックアップ]をクリックするだけでバックアップすることができます。
- 本機に搭載されている一部のソフトウェアで管理している曲や画像・情報などのデータは、「バックアップと復元」ではバックアップできない場合があります。ソフトウェアに専用のバックアップツールが用意されている場合は、ヘルプを参照してご使用ください。
- データを暗号化している場合は、解除してからバックアップしてください。
バックアップからファイルを復元するには
バックアップデータを外付けハードディスクドライブに保存している場合は、ドライブを本機に接続してから以下の手順を行ってください。
- 「バックアップと復元」を起動する。
- [ファイルの復元元として別のバックアップを選択]をクリックする。
「ファイルの復元」画面が表示されます。
- 復元するバックアップデータが保存されているドライブを選択し、[次へ]をクリックする。
- [検索]、[ファイルの参照]または[フォルダーの参照]をクリックし、復元するバックアップデータを選択する。
- [次へ]をクリックする。
- バックアップデータを復元する場所を選択し、[復元]をクリックする。
- 「ファイルの復元の完了」と表示されたら、[完了]をクリックする。
システム イメージを復元するには
システム イメージを復元する前に下記にご注意ください。
- 外付けドライブを使用してDVDメディア上にシステム イメージのバックアップを保存している場合は、外付けドライブを接続してください。(Windows 7 Ultimate搭載モデルのみ)
- 必要なファイルがある場合はバックアップしてください。
- 本機の電源が入っている状態で、ドライブにリカバリーディスクを入れて電源を切り、再び電源を入れる。
「Windows ブートマネージャー」画面が表示されます。
- 矢印キーで「Windows 回復環境 (Windows RE) 」を選択し、Enterキーを押す。
- キーボード レイアウトを選択し、[次へ]をクリックする。
Windows 7 Ultimate搭載モデルをお使いの場合で、BitLockerドライブ暗号化をご使用の場合は、「BitLockerドライブ暗号化の回復」画面が表示されることがあります。暗号化を一時的に解除しますので、画面の指示に従って設定してください。
- [以前に作成したシステム イメージを使用して、コンピューターを復元します。]を選択し、[次へ]をクリックする。
「コンピューターイメージの再適用」画面が表示されます。
外付けハードディスクドライブを接続してください。
システム イメージのバックアップデータをDVDに保存している場合は、ディスクをドライブに挿入してください。
- [システム イメージを選択する]を選択し、[次へ]をクリックする。
- システム イメージのバックアップデータを保存している場所を選択し、[次へ]をクリックする。
- 復元するシステム イメージのバックアップデータを選択し、[次へ]をクリックする。
- [ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する]を選択し、[次へ]をクリックする。
- 表示された内容を確認してから、[完了]をクリックする。
- 確認画面が表示されるので、復元を実行する場合は[はい]をクリックする。
復元が完了すると自動的に再起動し、手順1の画面に戻ります。
システムの復元ポイントを作成するには
システムの復元とは
新しいソフトウェアをインストールしたり、Windowsの設定を変更したりすると、本機の調子が悪くなる(反応が遅くなる、ソフトウェアが起動しなくなる)場合があります。
そのような作業をする前に復元ポイントを設定しておくと、本機の調子が悪くなった場合に元に戻すことができます。
復元ポイントは、ソフトウェアのインストール時などに自動的に作成されますが、手動で作成することもできます。
ソフトウェアやドライバーをインストールするときは、念のためインストールする前に手動で復元ポイントを作成することをおすすめします。
システムの復元ポイントを手動で作成する
- (スタート)ボタン−[コントロール パネル]−[システムとセキュリティ]をクリックする。
- [システム]をクリックし、画面左側の[システムの保護]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
「システムのプロパティ」画面が表示されます。
- [作成]をクリックする。
復元ポイントの作成画面が表示されます。
- 復元ポイントを識別するための説明を入力し、[作成]をクリックする。
- 「復元ポイントは正常に作成されました。」と表示されたら、[閉じる]をクリックする。
システムの復元ポイントから復元するには
著作権保護されている音楽データをお持ちの場合、大切なデータの消失を防ぐために、システムの復元を行う前にあらかじめ音楽データのバックアップを行ってください。
システムの復元をすると、曲のデータベースの管理情報に不整合が生じ、それまでに録音あるいは取り込んだ音楽データのすべてが再生できなくなる場合があります。
これらのデータを取り込んだ時に使用したソフトウェアの専用バックアップツールが用意されている場合、必ず専用のバックアップツールを使って音楽データをバックアップしてください。
Windowsが起動する場合は
- 「バックアップと復元」を起動する。
- [システム設定またはコンピューターの回復]をクリックする。
回復画面が表示されます。
- [システムの復元を開く]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
「システムの復元」画面が表示されます。
画面上に[推奨される復元]と[別の復元ポイントを選択する]の選択項目が表示された場合は、[別の復元ポイントを選択する]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [次へ]をクリックする。
- 復元させたい日時の復元ポイントを選択して、[次へ]をクリックする。
復元ポイントの確認画面が表示されます。
- 表示された内容を確認して、[完了]をクリックする。
- 確認画面が表示されるので、[はい]をクリックする。
システムの復元が行われ、本機が再起動します。
- 完了画面が表示されるので、[閉じる]をクリックする。
Windowsが起動しない場合は
- 本機の電源が入っている状態で、ドライブにリカバリーディスクを入れて電源を切り、再び電源を入れる。
「Windows ブートマネージャー」画面が表示されます。
以下の手順でも行えます。
- 本機の電源を入れる。
- VAIOのロゴマークが表示されたらF8キーを数回繰り返し押す。
- 「詳細ブート オプション」画面が表示されるので、一番上の「コンピューターの修復」が選択されていることを確認して、Enterキーを押す。
- 手順3に進む。
- 矢印キーで「Windows 回復環境 (Windows RE) 」を選択し、Enterキーを押す。
- キーボード レイアウトを選択し、[次へ]をクリックする。
- Windows 7 Ultimate搭載モデルをお使いの場合で、BitLockerドライブ暗号化をご使用の場合は、「BitLockerドライブ暗号化の回復」画面が表示されることがあります。暗号化を一時的に解除しますので、画面の指示に従って設定してください。
- F8キーから起動した場合は、管理者権限のユーザー名とパスワードを入力し、手順5へ進んでください。
- オペレーティング システムを選択し、[次へ]をクリックする。
回復ツールの選択画面が表示されます。
Windowsバックアップを使ってバックアップをした後に変更されたファイルについては、VAIO データレスキューツールを使ってバックアップしてください。
【詳細】
- [システムの復元]をクリックする。
「システムの復元」画面が表示されます。
以降、「Windowsが起動する場合は」の手順4〜7に従って操作してください。
再起動を促す画面が表示されたら、再起動を行ってください。
ソフトウェアやドライバーを復元するには
本機にプリインストールされているソフトウェアやドライバーが正常に動かなくなった場合に、正常な状態に戻すことができます。
- ソフトウェアやドライバーによっては、復元できないものもあります。
- お使いの環境によっては「ソフトウェアの再インストール」を行っても、正常に動作しない場合があります。また、再インストールする前に作成したデータが削除されてしまう可能性があります。
- 復元する前にあらかじめプログラムのアンインストールを行ってください。ソフトウェアやドライバーを正常に復元できない場合があります。
( (スタート)ボタン−[コントロール パネル]をクリックし、「プログラム」の[プログラムのアンインストール]をクリックして表示された画面でアンインストールしてください。)
- (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[VAIO リカバリーセンター]をクリックする。
「VAIO リカバリーセンター」画面が表示されます。
- 画面左側の[ソフトウェアの再インストール]をクリックし、右側に表示された画面の[開始]をクリックする。
- 「Windows バックアップと復元」や「VAIO ハードウェア診断ツール」をすでに実行済みの場合は、[スキップ]を選択し、[次へ]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
- 内容をよく読み、[次へ]をクリックする。
- 復元したいソフトウェアまたはドライバーのチェックボックスをクリックしてチェックし、[次へ]をクリックする。
以降、画面の指示に従って操作してください。