NETJUKEのセットアップ後、まず最初にすべきことは、音楽のHDD(ハードディスク)への録音だ。
これをやらないことには、ジュークボックスにはならない。
音楽CDをセットすると、NETJUKE本体のデータベースに入っているCD情報を検索して、アルバムタイトルやトラック名が表示される。
また、ネットワークに接続している場合は、インターネット経由で取得される仕組みだ。
HDD録音ボタンを押せば、HDD(ハードディスク)への取り込みが始まる。
転送速度は最大約8倍速なので、CD1枚あたり約10分以内で録音できる。
気になるのは、いったいどれだけの曲が録音できるかだ。
ATRAC3のデータは、音楽CDの10分の1。
1曲4分≒約4MBとして、HDDの容量は40GBだから、約10,000曲が入る計算だ。
もちろん長時間モードで録音すると最大で20,000曲まで録音できるようだ。
HDD(ハードディスク)へは、CDだけでなく、MD、ラジオ、携帯プレーヤー、PCの共有フォルダ、外部機器など、さまざまな音源から音楽を取り込める。
特に、MDが搭載されているのは珍しい。そういえば、ほんの数年前までは、毎日ポータブルMDを使っていたのに、いつの間にか使わなくなってしまった。
ドライブや通勤で聴いていた昔のMDは、収納の奥に眠っている。そんなMDをいくつか引っ張り出し、再生してみた。
いまや懐メロ・・・。
ちょっと気恥ずかしい気持ちになり、思わず、音量を下げてしまいながらも、なんだかうれしい気分になった。
HDD(ハードディスク)に新しいフォルダを作り、そんな思い出のMDの曲を残しておくことにした。
MDからHDD(ハードディスク)への録音は、CDと同様、録音ボタンを押すと先頭の曲から録音が始まる。
アナログ転送のため、特定の曲を選んだり、途中から録音することはできないが、曲名はしっかりと引き継がれる。
ノスタルジックな気分に浸りながら、録音が終わるのを待とう。
HDD(ハードディスク)とMDレコーダーを両方搭載するメリットは、編集の容易さだ。
HDD(ハードディスク)に貯めた曲で「お気に入りリスト」を作っておけば、お気に入りリストの曲をまとめて転送できる。
何枚ものCDをとっかえひっかえ、1曲ずつダビングする苦労から開放される。
MDからHDD(ハードディスク)への取り込みは等倍速のアナログだったが、HDD(ハードディスク)からMDへは、デジタル転送が可能だ。
132kbpsのATRAC3データ37曲分(145分41秒)を転送してみたところ、かかった時間は12分弱、約13倍のスピードで転送できた。
MDの編集をするのは何年ぶりだろう? 新しい機器を使う喜びを差し引いても、やはり自分で曲順を決めたり、複数の曲をつなぎ合わせるのは楽しいものだ。MDを使うことはもうないだろうと思っていたが、そういえば、実家の車のカーステレオには、MDチェンジャーが付いていたはず。今度、実家に帰るときには、自分で編集したMDを持って行くとしよう。
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