高画質化の重要な要素を占める各種映像処理技術を、より最適化させたフルデジタルの高画質回路が“ブラビアエンジン”です。アナログ信号はもちろん、デジタルハイビジョンの魅力であるノイズが少なく精細感ある映像をさらに際立たせるとともに、コントラスト向上による豊かな陰影を再現し、色鮮やかで深みのある映像をつくり出します。
新開発の165Wの高圧水銀ランプとソニー独自の高効率光学設計により、豊かな光量を実現しつつ、色の表現力を向上させ、自然な色彩を再現しました。また、当社の従来種に比べて約3割(*)アップの1,100ルーメンを達成し、高い輝度を実現します。
プロジェクターのランプの光量をコントロールする「アドバンスト アイリス2」とランプから光学ユニットを経由して送られてくる光の漏れを抑える「ハイコントラストプレート」の組み合わせにより、セットコントラスト12,000:1(*)を実現しました。シーンの明暗に合わせて、“アイリス(絞り)”が連動して開閉し、かつ同時に電気的な補正を施すことにより、明るい映像はより明るく、暗いシーンはより濃密な黒を美しく表現することができ、非常に高いコントラストを得ることが可能です。またAuto1、Auto2、Off、マニュアルと4つのモードを持たせ、更なる画質調整の範囲を広げました。Auto1、2ではアイリスの可動速度を「通常/速い/遅い」を設けることにより、視聴する映像に合わせて選択でき、またマニュアルモードでは入力信号を問わず、100段階から選択した設定値でアイリス(絞り)を独自に調整できます。
投射レンズには高い解像度を再現可能な大口径レンズ「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」を採用し、レンズシフト機能で画面位置を調整しても画面のすみずみまでキレのある映像を実現しています。レンズは全て前面マルチ反射防止処理コーティングを施し非常に高い解像度を実現しました。また、約1.6倍のズームが可能で80型ワイド画面では、約2.3mの投射範囲をカバーできるレンズのため、設置環境にあった投射が可能です。投影スクリーンサイズは40型から200型まで対応しています。
本体の静音設計構造と高効率な冷却システムにより、業界最小レベル(*1)である約20db(*2)まで動作音の低減を実現しました。この静音設計により、動作音に妨げられることなく大自然の映像や息を呑むような重厚なサスペンスシーン、ゲームを十分に楽しむことができます。
接続にはPC入力に対応したHDMI入力端子を搭載し、拡大していくフルHDの再生機器やゲーム機、ビデオカメラ等のデジタル機器の接続も可能にしました。またビデオ入力、コンポーネント入力、アナログRGBやPC接続用のD-sub15ピン入力端子も各1系統ずつ装備しております。
0.73型TFT液晶透過型パネル(1280×720約92万画素)をR/G/Bに各1枚、計3 枚(約276 万画素)の「ハイビジョン対応ワイドパネル」を搭載。ハイビジョン信号(1080i/1080p:HDMIのみ)のほか、750p のデジタル放送、DVD(525i、525p)、HTPCにも対応し、高画質ソースを余すところなく再現します。
ブルーレイディスクフォーマットで規定されている映画本来の画質を楽しむ24p信号に入力対応。映画フィルム(24コマ/秒)からビデオ信号に変換される際に生じる映像の劣化を発生させない為に、映画の記録方式をそのままテレビに入力し、映画そのものの高い質感を楽しめます。