法人のお客様映像制作機器 XDCAM/NXCAMPXW-Z450特長
PXW-Z450
XDCAMメモリーカムコーダー

PXW-Z450

商品の特長

2/3型4K Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載

最新の2/3型4K CMOSイメージセンサーと高精細な信号処理LSIの搭載により、4K撮影においてもF10の高感度、S/N61dBの低ノイズなど高画質を実現しています。2/3型のイメージセンサーは、被写界深度が深いのでピントが合いやすく、番組/報道制作用ショルダーカムコーダーに最適なサイズとされています。

多彩なB4マウントレンズが使用可能

2/3型イメージセンサー、B4レンズマウントによって、さまざまなバリエーションの4KまたはHD用B4レンズを装着できます。従来からのレンズ資産を活用することで、コスト削減を図りながら、それぞれの撮影シーンに合わせて、多彩な表現で収録できます。

レンズ取付部レンズ取付部
4Kレンズ装着時4Kレンズ装着時
HDレンズ装着時HDレンズ装着時

最適化された重量バランス

軽量設計およびレンズ装着時の重心位置の最適化を行い、肩担ぎの状態で最適な重量バランスを実現。長時間運用においても安定した撮影を実現します。加えて、HD用ショルダーカムコーダーの特長および操作性を継承しており、従来同様のオペレーションが可能です。

4K/HD同時記録

4K(XAVC QFHD 59.94p)とHD(MPEG HD42259.94i)による同時記録をサポートしました(*)。4K素材はアーカイブとして保存しながら、放送用の編集には負荷の軽いHD素材を使用するなど、最適な4K/HD混在ワークフローを構築できます。

  • * Ver.2.00以降で対応

マルチフォーマット収録

XAVC QFHD Intra/Long 59.94pでの4K収録が可能です。さらにHD収録で幅広く使用されているMPEG HD422、MPEG HDコーデックもサポートしているため、4KとHDが混在する状況においても費用対効果に優れた運用が可能です。

HDR収録

報道から番組制作まで、さまざまな用途で使用いただけるよう、ソフトウェアアップデートにより、S-Log3、HLGによるHDR収録(*)に対応しました。4K/HD同時記録との併用により、4K HDR収録、HD SDR収録といったフレキシブルな運用を実現できます。また、カラースペースはITU-R BT.2020に加えて、Ver.4.01以降で新たにS-Gamut3 / S-Gamut3.Cineでの収録をサポートしました。

  • * Ver.3.00以降で対応

レンズ付属モデルをラインアップ

本体のみのPXW-Z450 に加えて、ビューファインダーとレンズ、マイクを付属したモデルをラインアップしました。用途や予算に合わせて選択いただけます。

PXW-Z450:本体のみ
PXW-Z450KC:4K対応18倍ズームレンズ、VF(HDVF-EL20)、ステレオマイク付属

低消費電力

最適化された回路設計により、通常撮影時(*)、約24Wの低消費電力を実現。バッテリーの消費を抑え、長時間のオペレーションが可能となります。

  • * XAVC収録、カラーLCDモニターオンの場合

豊富なネットワーク機能

ENGにおける、革新的なワイヤレス取材ワークフローを実現するため、多彩なネットワーク機能が搭載されています。例えば、「オンライン」ボタンを使用すると、簡単な操作でプロキシ転送が可能です。さらに、4K収録中でも、ライブストリーミングによる生中継ワークフローをサポートしています。これらの機能は、今後の4K制作の効率化には欠かせない重要な機能の一つです。

簡単に無線LAN接続を行えるNFC

NFC機能により、スマートフォン/タブレット向けアプリケーションであるCBM(Content Browser Mobile)から簡単に接続できるため、面倒なネットワーク設定作業を省略できます。

さまざまな入出力インターフェイス

以下のような豊富なインターフェイスが搭載されています。
● SDIによる4K 59.94p出力(*)
● アナログ/デジタルオーディオに対応した音声入力
● HD/SD-SDI信号の入力、および収録が可能
それぞれのインターフェイスは独立した端子として搭載されているため、入力や出力を切り替えたりする必要はありません。

  • * オプションライセンス(別売り)「CBKZ-Z450QL」が必要です
背面部入出力端子背面部入出力端子
側面部入出力端子側面部入出力端子

フルHD有機ELビューファインダー対応

本機は、フルHD有機ELビューファインダー『HDVF-EL30』、『HDVF-EL20』を含む、さまざまなソニー製ビューファインダーに対応しています。有機ELビューファインダーは、4K収録におけるフォーカス調整で威力を発揮します。HDVF-EL30には、960×540の解像度を持つサブLCDモニターも搭載されています。

HDVF-EL30HDVF-EL30
HDVF-EL20HDVF-EL20

ワイヤレス取材ワークフロー

ネットワークRXステーションPWS-100RX1 / 110RX1 / 110RX1Aとの接続をサポートしています。ソニーQoSを使用した高品位なライブストリーミングが可能で、SNGや外部アダプターを使用することなく、HD品質の映像を伝送できます。本局に設置されたサーバー側の操作で、ライブストリーミングのSDI出力へのアサイン、モニタリング、プロキシクリップのサムネイルリストの表示、FTPサーバーへのプロキシ転送などが可能です。

新たな伝送モードとして1080/60i(最大10Mbps)をサポート。パンやズームなど、動きのある映像でも、滑らかな映像を伝送可能です。

2本のUSBモデムを同時接続し、無線ネットワークを束ねることで、高画質なストリーミング映像を安定して伝送することが可能です。

  • * デュアルリンクを行うには、別途CBK-DL1(カムコーダー用USBアダプター/希望小売価格 120,000円+税)、およびネットワークRXステーション(PWS-100RX1 / 110RX1 / 110RX1A)用の有償の『デュアルリンクライセンス』が必要です

その他の新機能

よりシビアなフォーカスに対応するため、4Kネイティブデータから切り出された画を表示できる高品位フォーカスマグを搭載

  • * Ver.3.00以降で対応

●QFHD/XAVC-L収録時、最大6-8秒のキャッシュRECをサポート(*1)
●4Kのスロー&クイック収録をサポート(*1)(*2)
●ノイズサプレッションにSuperモードを追加(*1)
●ゲイン設定にノイズサプレッションモードが連動するゲインリンクNRを追加(*1)
●4KインターバルRECモードをサポート(*3)
●Slow & Quick Motionのアサイナブルスイッチへの登録(*3)

  • *1 Ver.3.00以降で対応
    *2 4K記録でのスローモーション撮影時に4K出力映像(SDI/HDMI)が乱れる場合があります(記録映像には影響ありません)
    *3 Ver.4.01以降で対応

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