様々なフォーマットや解像度のファイルを、同一のタイムライン上で編集することが可能です。
XDCAM HD422 50Mbpsを始めとして、XDCAM HD 18, 25, 35Mbps, XDCAM EX 25, 35Mbpsなど、各種フォーマットに対応しています。
業務用機器のNXCAMから民生用のビデオカメラにまで広く採用されているAVCHD形式に対応。HDVのファイル収録形式(.m2t)や、XDCAM EXの追加フォーマット(Audio 4ch)、P2HD(DVC PRO HD、AVC-Intra)などもサポートしています。
インポート/エクスポートなど各ツールを統合した「XDCAM Explorer」を搭載し、使いやすさを向上しています。
またプロキシ編集結果から、使った部分だけの高解像度データをインポートする機能や、PD-EDLのエクスポートにも対応し、より効率的なワークフローを実現します。
さらに、最新のVer.5.3では、XDCAM Stationとの連携を実現しました。これにより、XDCAMファイルベースワークフローにおける収録から編集、送出までの一連のフローを効率化します。
※FTP接続、CIFS接続時の編集機の接続台数・編集時のパフォーマンスについては、ネットワーク帯域上の制限があります。
XPRI NS Ver.5.3ではオプションとして編集プロジェクト共有を実現する<XPRI チーム>機能を提供します。<XPRI チーム>機能を活用することにより、編集データ、素材データ、ユーザー設定データを異なるXPRI NS端末間で共有したり、外付けのポータブルHDDに保存して持ち運べるようになります。これまでMedia Backbone Sonapsのようなシステムで実現していた運用の一部が、XPRINS単体+<XPRI チーム>オプションにより、リーズナブルなコストで手軽に実現可能になります。
※<XPRIチーム>機能はオプションとして別途有償での提供となります。
送出サーバーなどへのファイル出力を、より短時間に画質を保ちながら行える、スマートレンダリング機能を実装しています。
複数のビデオトラックを同時再生、リアルタイムスイッチングして編集可能なマルチカメラ編集機能を実装。スポーツや音楽コンテンツなど、制作の幅を広げます。
複数トラックや、同一トラックの複数クリップを1つのブロックとしてグルーピングし、編集上ひとつのクリップとしてまとめて扱う事ができます。これまでレンダリングを行わなければならなかった作業の多くが、コラプス機能を使う事でいつでもブロック内再編集が可能になり、多くのレイヤーを必要とする複雑な編集にも柔軟に対応できます。
TCが連続するような素材であっても、カットの切り替わり点を自動的に検出し、マーカーを打ってくれる機能です。回線収録された素材や、複数のカットが一本化されたテープ素材を扱う場合に、カット変わりを探る作業が軽減されます。
詳細パラメーターまで調整できる「フルエフェクトエディター」のほかに、使用頻度が高いと思われるパラメーターだけをチョイスした「シンプル エフェクトモード」を搭載しました。より簡単に、かつシンプルにエフェクト調整を行い、目的に合った画像表現が可能になります。
各パラメーターを調整したユーザー独自のエフェクトをユーザーズFXに登録し、任意のショートカットボタンに割り付けることで、よく使うエフェクトをワンボタンで付加できます。
1つのエフェクト内で、3つまでのマスクが同時に使えます。
ぼかしを複数箇所にかけたい場合など、エフェクトを重ねる必要がありません。
ワンプッシュでスチル(静止画)を作成できます。捨てカットや素材が足りない場合などに便利です。
3ウインドウ表示でプライマリー/セカンダリー/カーブ調整が可能なカラーコレクション専用ツール。
Logging Toolでデジタイズしながらの追っかけ編集が可能になりました。これまで待ち時間となっていたデジタイズ作業の完了を待つことなく、迅速に編集作業を始められます。
Auto White Balance, Head/Tail Dissolve, Speed Clip作成など、頻度の高いアクションを"ワンボタン"のショートカットで実行できるようになりました。一手間を省いて、編集時間を短縮します。
任意に選択した複数クリップ/タスクに対してバッチ処理でエクスポート/レンダートゥビンを順次実行できます。
Source ViewerとMaster Viewer/Timelineの表示を同期させ、現在のプレイライン位置を両方のビューワーに表示できます。
それぞれ同期させて編集したいときに便利な機能です。
ウェーブフォームモニター、ベクトルスコープを実装し、ビデオ信号を波形表示で確認できるようになりました。
プロフェッショナルディスクやS x Sメモリーカード等のデータを外部の汎用メディアに保存しマウントすることで、XDCAM Explorerからリンクしてこれら記録メディアの擬似メディアとして使用できるようになりました。元のハードウェアを接続しておく必要がないため、記録メディアや機器を有効活用できます。
Windows Explorerからプロジェクトビンへ、CG(静止画・シーケンシャル)ファイルをDrag&Dropしてインポートできるようになりました。
※レベルコンバージョンも有効です。
人物の顔を自動的に検出して、モザイクやぼかしなどのマスク作業を効率的に実行できます。
テープメディアからのデジタイズはもちろん、素材テープの使いたい部分をリニア編集感覚でサーチし、リニアでは必須の「カット替わり」をプレビューしながらデジタイズできる「プリロール編集機能」を装備しています。この機能では、デジタイズされたカットの前後に、任意の長さ(1秒〜10秒)のプレビュー時には再生されないカット(のりしろ)が付いているので、その後のトリムやトランジションエフェクトをかける際に再デジタイズの必要がありません。リニアのワークフローを取り入れることで、「デジタイズは待ち時間」というノンリニア編集では一般的であった概念が、これからは「編集しながらのデジタイズ」に変わります。
※XPRI NS V5 Mobile Editionでは、プリロール編集に対応していません。