手のひらにおさまるコンパクトサイズはそのままに、35mmフルサイズセンサーと画像処理エンジンを刷新。解像、感度、高速性能を高いレベルで実現した有効約4240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジンBIONZ X(ビオンズ エックス)を搭載しました。レンズ一体型設計により大口径F2レンズの優れた描写性能は最大限に引き出され、4240万画素のイメージセンサー、BIONZ Xと組み合わせることで、画面の中心から周辺まで未だかつてない解像感で描写することができます。
裏面照射型構造を採用した、有効約4240万画素35mmフルサイズセンサーを搭載。ギャップレスオンチップレンズ構造や裏面照射型構造の採用により、画素サイズが縮小しているにも関わらず集光率を大幅に向上。これにより、有効約4240万画素という解像度を達成しながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを実現。常用ISO100-25600、拡張(*)ISO50-102400の幅広い感度域での撮影を可能にしました。
* 拡張感度は静止画のみ対応
裏面照射型構造化により配線層をフォトダイオードの下に配置するとともに、回路プロセスを微細化することで、回路規模を大幅に拡大。さらに配線層をアルミニウム配線から伝送速度の速い銅配線に変更。読み出しチャネル数を増やすことなく大容量のデータ伝送を可能にしました。約4240万画素の膨大な情報量を高速で読み出すことができるため、AFレスポンス性能の向上を実現しています。
レンズから入射する光を最大限にイメージセンサーに取り込むため、隣接する画素間のギャップをなくす「ギャップレスオンチップレンズ構造」を採用。オンチップレンズ間のギャップを最小限に抑えることで集光効率を飛躍的に高めました。さらにオンチップレンズの位置を光の入射角に合わせて最適化し、入射角が厳しくなるイメージセンサー周縁部まで高画質を実現しています。
常用ISO100-25600(拡張ISO下限ISO50、上限ISO102400)(*)の幅広い感度領域で、解像力と低ノイズを高いレベルで両立しました。さらに、高速連写した4枚の画像を合成して、設定したISO感度から最大約2段分のノイズ低減効果が得られる「マルチショットNR(ノイズリダクション)」機能を搭載しています。
* 拡張感度は静止画のみ対応
露出モード「プログラムオート(P)」「絞り優先(A)」で、ISOオートまたは「マルチショットNR(ノイズリダクション)」機能のISOオートを選択した際、ISO感度が変わりはじめるシャッタースピードを設定できます。
ZEISS(R)の卓越したレンズ開発技術と、ソニーが誇る光学技術を結集させた、ツァイス「ゾナーT*」レンズを採用。開放絞り値F2を誇るこのレンズの名称はドイツ語で太陽を意味するSonne(ゾンネ)に由来し、光を余すことなく受け止めるレンズです。適度な広がりと自然な遠近感が特長の35mm単焦点レンズによって、風景、ポートレート、マクロなど、さまざまなシーンを自然な画角と遠近感で、被写体をありのままに描写します。球面収差、像面湾曲を軽減し、画面のすみずみまでシャープな解像感と高コントラストを実現します。
ZEISS(R)の多層膜コーティング「T*(ティースター)コーティング」を施し、ゴーストやフレアなどの不要な反射光を大幅に低減。これにより圧倒的な描写性能が発揮でき、シーンの空気感まで表現します。
高度な成型技術を用いた薄型非球面レンズ「AA(advanced aspherical)レンズ」を搭載。レンズ本体の大幅な薄型化を実現し、35mmフルサイズセンサーおよびF2の大口径レンズの搭載と、驚異的なコンパクトサイズを両立しています。
絞り機構は、9枚羽根円形絞りを採用。常用域(F2-11)で、ほぼ円形になるように設計されています。これにより、美しいぼけ味や夜景などの点光源を美しく表現できます。
レンズ鏡筒部分のマクロ切り換えリングを回すと、通常モードとマクロモードの切り換えができます。さらにインナーフォーカス方式の採用により、鏡筒の小型化を実現。コンパクトなボディでありながら、最短撮影距離(撮像面から)20cm、最大撮影倍率0.26倍という優れたマクロ撮影機能を可能にしました。オートフォーカス(AF)のほか、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)やマニュアルフォーカス(MF)、MFアシスト、ピーキング機能で撮影意図に合ったピント合わせができます。
高い処理速度を誇る画像処理エンジンで、有効約4240万画素の膨大なデータを高速処理。自然な質感を細部まで見たままに再現する「ディテールリプロダクション技術」や、絞り込んでも解像感を損なわない「回折低減処理」、画像のエリアごとに最適なノイズ低減処理を行う「エリア分割ノイズリダクション」など、圧倒的質感描写で、さらなる高画質を実現します。
解像感を高めるだけでなく、見たままのより自然な描写を実現する「ディテールリプロダクション技術」を搭載。デジタル特有の輪郭強調を極限まで抑え、高い解像感による自然な立体感を実現。質感描写力が大幅に進化し、被写体の細部までリアリティーのある高画質で描き出します。
深い被写界深度で撮影した際に発生しやすい、光の回折現象による解像感の低下(小絞りぼけ)を低減。レンズに最適化したフィルター処理を施すことにより、光の回折現象による不鮮明さを解消し、絞り込んだときも高い解像感を実現します。
画面を分割し最適処理を行う「エリア分割ノイズリダクション」が進化。「ディテールリプロダクション技術」と相まって、高感度撮影時でも解像感を高めながら効果的にノイズを抑えます。
イメージセンサー内でAD変換された14bitのデジタル信号を、フロントエンドLSIと「BIONZ X(ビオンズ エックス)」のシステム内で一度16bit処理してから、RAW画像に14bit出力することで、より豊かな階調表現と高画質を実現します。さらに、RX1R IIはイメージセンサーの持つ広いダイナミックレンジを生かし、階調性に優れた画像データを得られる14bit非圧縮RAWフォーマットに対応。従来の圧縮RAWフォーマットと合わせ、用途に応じて選択できます。
※ 長秒時ノイズリダクション、バルブ撮影、連続撮影時の条件では12bitで記録されます
過酷な環境下での撮影にも耐えられる堅牢なボディを実現するため、ボディ外装には軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高品位なマグネシム合金の質感が道具としての持つ歓びをもたらします。
カメラにとって重要な「水平」と「垂直」をキーワードに、カメラとしてのデザインを追求しました。本体上面および側面を完全なフラットにすることで「水平」と「垂直」を強調しています。レンズのレイアウトはボディのセンターに見えるよう、グリップやダイヤルの位置を調整。また、撮影者がストレスなく扱えるダイヤルやボタンのレイアウトにもこだわり、すぐに操作できるデザインを実現しました。
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