自分のイメージに近い夜景を撮るには、露出補正が必要になる場合があります。暗い夜空の多い構図ではマイナス補正、華やかなイルミネーションなど明るい部分の多い構図ではプラスに補正して撮ることを心がけてみてください。露出補正に迷ったら、「露出ブラケット」をつかって、カメラ基準とプラス補正、マイナス補正の3枚を撮って比べてみるのもおすすめです。
【暗い夜空はマイナス補正】
私たちは夜空を「暗いもの」として認識し、目にもそのように見えています。しかしカメラは「暗いから露出を上げよう」と判断します。このため夜景を撮影して「空が明るすぎる」という失敗が起こりやすいのです。撮る人の好みにもよりますが、夜空の部分が多い構図の場合はマイナス補正が必要になる場合が多い、ということを覚えておいてください。
【イルミネーションはプラス補正】
夜空の部分が多い場合とは逆に、イルミネーションなどが画面の大部分を占める構図では、カメラは「明るいものがあるので露出を抑えよう」と判断します。私たちの目は「明るくて綺麗なもの」として認識していますから、このイメージを写真で表現するには、露出をプラスに補正する必要が出てくる場合があります。マイナス補正の場合よりも補正の幅を大きく、プラス2近くまで補正するケースが多くなります。 |
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