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それぞれに特徴を持った各種フォーマットが存在する中、家庭用DVDレコーダーとしてはどのフォーマットで記録できるのが良いのでしょうか。この章では、ソニーの考えるフォーマット対応と、新開発のDVDレコーダーRDR-GX7における対応詳細を説明します。 |
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DVD記録機器のフォーマット対応の現状
前章までで説明してきた5つのフォーマットは、各種DVD記録機器においてどのように用いられているのでしょうか。現在商品化されている家庭用機器のほとんどの機器は書き換え型と追記型の両方に対応しています。家庭用DVDレコーダーにおいては、書き換え型としては各社それぞれDVD-RW、DVD+RW、DVD-RAMのうちのひとつを採用しています。DVD-RW、DVD-RAM
対応機器では追記型はDVD-Rが、DVD+RW対応機器ではDVD+Rが選択されています。パソコン用ドライブにおいても同様に、各社がそれぞれのフォーマットを採用していますが、複数のフォーマットに対応する商品も出てきているようです。パソコン分野においては、DVD+RWがランダムライト、高倍速記録対応という点でその評価が高まってきています。いずれにしても各フォーマットには一長一短があり、どのポイントを重視するかによって望ましいフォーマットは異なるといえるでしょう。
1億台普及しているDVD再生機器との互換
それでは重視すべきポイントはなんでしょうか。ソニーではDVDレコーダーの開発にあたり、録画したディスクが、数多くのプレーヤーで再生できることを最も重視しました。それは、記録したDVDディスクが、既存のDVDプレーヤーやパソコンなどで再生できることは重要なポイントとなるからです。たとえば、リビングのレコーダーで記録したDVDをプライベートルームで楽しんだり、友人や離れて暮らす家族に送ったりと、こうした日常的なシーンで制約が多いと魅力も半減してしまいます。CD-RやCD-RWが、幅広く普及したさまざまなCD再生機器で、当たり前のように楽しまれていることを思い起こしていただければ、いかに再生機器との互換性が重要かは容易にご想像いただけるでしょう。DVDプレーヤーが発売されて以来、世界での普及台数は1億台を越えています。この台数は、DVDの高画質・高音質、ランダムアクセスをはじめとする使いやすさが幅広く認められたからに他なりません。さらに、今後はさまざまな機器がDVD再生機能を持つことが予想されますので、DVDを楽しむ機会もますます増えていくことでしょう。 |
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デュアルRWコンパチブルというコンセプト
各種フォーマットの特徴と使用状況を考えると、再生互換性が高いフォーマットに幅広く対応することがDVD記録機器にとって最も望ましいと言えるでしょう。これがソニーのフォーマット対応思想「デュアルRWコンパチブル」なのです。家庭用DVDレコーダーにおいて、主に使われることが多い書き換え型ディスクとしては、高い再生互換性を持つDVD-RWとDVD+RWに対応。DVD-RWにおいては、再生互換を目的としたDVD-Videoフォーマット(ビデオモード)記録、高度なディスク編集機能を持つDVD
Video Recordingフォーマット(VRモード)記録の両方が可能です。またDVD+RWはファイナライズの操作をしなくても他の機器で再生が可能です。「デュアルRWコンパチブル」は、高い再生互換性を確保し、またそれぞれの特徴のある+RW、-RW両方のフォーマットに対応することで、より一層の安心感をご提供します。
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DVDレコーダー、RDR-GX7
今回ソニーでは、新しいDVDレコーダーRDR-GX7を開発・商品化するにあたり、その記録フォーマットは、前項までで説明してきた「デュアルRWコンパチブル」という考え方に基づき、DVD-RWとDVD+RWに対応しています。併せて追記型としてDVD-Rにも対応しています。 |
記録可能なディスク(記録できるのは12cmディスクのみです) |
ディスクタイプ
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アプリケーションフォーマット |
DVD-RW*1
Ver. 1.1
Ver. 1.1+CPRM*2 |
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DVD Video Recording Format
(VRモード)
DVD-Video Format
(Videoモード) |
DVD+RW*1 |
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DVD+RW Video Format |
DVD-R*1
Ver. 2.0 |
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DVD-Video Format |
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幅広いディスクの再生にも対応
今回開発したRDR-GX7はDVDレコーダーですが、当然ホームシアターでの使用にも配慮した高画質・高音質のDVDプレーヤーとしての機能も装備しています。RDR-GX7は、表に掲げた幅広いディスクの再生にも対応しています。
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再生可能なディスク
(12cmディスクに加え8cmディスクも再生可能です) |
ディスクタイプ |
DVD VIDEO*1 |
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DVD-RW*1
Ver. 1.0
Ver. 1.1
Ver. 1.1+CPRM |
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DVD+RW*1 |
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DVD-R*1 |
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DVD+R*1 |
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音楽CD |
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CD-R/CD-RW
(CD-DAフォーマットのみ)
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*1 |
"DVD VIDEO"、"DVD-RW"、"DVD+R"、"DVD+RW"および"DVD-R"は商標です。 |
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"他の機器で記録されたDVD-RW/DVD-RまたはDVD+RW/DVD+R、CD-R/CD-RWディスクには傷や汚れ、または記録状態や記録機、CD/DVD書き込みソフトの特性等が原因で再生できないものがあります。また、すべての記録終了時に終了情報を記録するファイナライズ作業を正しく行っていないディスクは再生できません。 |
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パソコンの世界でもデュアルRWが好評です
ソニーでは、パソコン用周辺機器として、AV向けより一足早くDVD-RW、DVD+RWに対応した、DVD/CDリライタブルドライブを商品化しています。DVD-RW、DVD+RW、DVD-R、DVD+R、DVD-ROM(読み出し)、CD-R、CD-RW、CD-ROM(読み出し)と、市販のドライブとしては現在最も多くのフォーマットに対応していること、高速な書き込みが行えること、外付けモデルではi.LINKとUSB
2.0という高速なインターフェースを備えていることなどが好評を得ています。
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