商品情報・ストア ニュースリリース一覧 立体音響などの制作に適したクリエイター向け背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』発売

2023年4月11日

新商品

優れた空間表現で、立体音響などの制作に適した
クリエイター向け背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』発売

『MDR-MV1』
『MDR-MV1』
『MDR-MV1』の使用イメージ 『MDR-MV1』の使用イメージ
『MDR-MV1』の使用イメージ

ソニーは、クリエイター向けに、立体音響やハイレゾコンテンツなどの制作に適した背面開放型※1モニターヘッドホン『MDR-MV1』を発売します。

商品名 型名 発売日 価格
モニターヘッドホン 『MDR-MV1』 5月12日 オープン価格

本商品は、ヘッドホン内部の反射音を低減する背面開放型音響構造を採用し、立体的な音響空間での正確な音像定位による優れた空間表現が可能です。また、超広帯域再生や広ダイナミックレンジ再生を実現する専用開発のドライバーユニットを搭載。立体音響をはじめとしたさまざまな音源の奥行きや細部まで、クリエイターが意図した音楽表現を精緻に再現します。さらに、長時間使用しても聴き疲れしない自然な音色や快適な装着性を実現しています。
本商品は、クリエイターが求める音質や装着性を実現するために、ソニーミュージックをはじめとするさまざまな制作現場のサウンドエンジニアとの協業により開発しています。ソニーが長年培ってきたプロ用モニターヘッドホンの技術を活用し、プロの現場と共創している商品です。立体音響やハイレゾといった高解像度な音源の普及により制作環境やレコーディング機器の進化も求められる中、新たな基準となるクリエイター向けモニターヘッドホンとして、『MDR-MV1』を市場導入します。
なお、本商品は、サウンド制作用リファレンススタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現する「360 Virtual Mixing Environment(サンロクマル・バーチャル・ミキシング・エンバイロンメント)」の性能を最大限に発揮できる仕様となっており、クリエイターの立体音響制作をサポートします。

主な特長

1. 立体的な空間表現を実現する音響構造

背面開放型の音響構造
背面開放型の音響構造

「360 Reality Audio※2(サンロクマル・リアリティオーディオ)」をはじめとするさまざまな立体音響の音源をヘッドホンで再生する際には、信号処理により空間における反射音の情報を付与することで、仮想的に立体音場を再現します。本商品は、ドライバーユニット背面を音響的に塞がない背面開放型のハウジング音響構造を採用し、ヘッドホン内部の反射音を低減することで、信号処理で付与された反射音への影響を抑えて正確に音場を再現します。
また、ドライバーユニットの前面と背面をつなぐ開口部を広く設けており、音響レジスターによる通気のコントロールを最適化します。不要な空間共鳴を排除しながら、色付けの少ない自然で充実した低音域再生が可能で、クリエイターが意図した音場を表現します。

2. 専用開発されたドライバーユニットによる超広帯域再生

専用開発のドライバーユニット
専用開発のドライバーユニット

専用開発されたドライバーユニットは、5Hz〜80kHzの超広帯域再生と、広ダイナミックレンジ再生を実現する、歪みにくく柔軟な振動板を搭載し、立体音響音源がもつ定位感や空間情報を正確に再現します。
さらに、ドライバーユニット背面に音響負荷ダクトを直結したビートレスポンスコントロールにより、振動板の動作を最適化。充分な量感の低音域再生と中音域との分離感を両立し、リズムを正確に表現します。

3. 長時間使用にも快適な装着性

肌触りが良いイヤーパッド
肌触りが良いイヤーパッド

イヤーパッドには、肌触りが良いスエード調人工皮革と、十分な厚みのある低反撥ウレタンフォームを使用することで、快適な装着感を実現しています。
また、細部にわたる軽量設計により、長時間の作業による負荷低減と装着時の安定性を両立しています。

4. メンテナンスや多様な接続先に対応可能な着脱可能式ケーブル

ケーブルの本体側は着脱可能となっており、不慮のケーブル断線にも対応しやすい仕様です。本体との接続部はスクリュー式で固定されるため、ケーブルが誤って外れてしまうことを防ぐことができます。
なお、ヘッドホンケーブルは制作現場で広く使われるΦ6.3mmステレオ標準プラグを採用しています。Φ6.3mmからΦ3.5mmへの変換アダプターを付属し、ポータブルオーディオプレイヤーなどのΦ3.5mmステレオミニジャックを備えた機器とも接続可能です。

『MDR-MV1』についてのクリエイターからのコメント

作編曲家、キーボード奏者 井上 鑑氏

立体音響制作は、レベル管理と音色のアタック要素、帯域バランスへの配慮が既存のステレオ音源制作と大分違うと感じています。『MDR-MV1』は、背面開放型音響構造の利点が十分に生きており、定位感が明瞭で分離が良い事が強みです。そのため、どの帯域、コンプレッサー、リバーブ、その他どの要素をエディットすべきなのかが把握しやすいのです。

Battery Studio(Sony Music Entertainment(米国)) マスタリングエンジニア Mike Piacentini氏

立体音響などの音楽ストリーミングのために楽曲を高品位に制作するには、アーティストやスタジオのプロエンジニアがこれらの音響技術に合った機器を使用することが重要です。ヘッドホンのエンジニアチームとソニーミュージックのサウンドエンジニアが共同で開発した『MDR-MV1』は、最新の音楽制作のニーズを満たし、モニターヘッドホンの新たな基準としてクリエイターがスタジオや自宅でミキシングする際に活用できるでしょう。

<先行展示のご案内>

今回の新商品を、ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、4月11日(火)より展示します。

発売前先行展示情報

主な仕様や詳細に関しては、下記の商品サイトからご確認ください

『MDR-MV1』

「360 Virtual Mixing Environment」についての詳細は、下記の公式サイトよりご覧ください。

360 Virtual Mixing Environment 公式サイト

関連情報

お客様からのお問い合わせ

ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口