商品情報・ストア ニュースリリース一覧 高速・低遅延映像伝送を実現する5G対応ポータブルデータトランスミッターを発売

2024年1月30日

新商品

高速・低遅延映像伝送を実現する5G対応ポータブルデータトランスミッターを発売

〜報道写真や放送映像の撮影現場で安定した高速通信とシンプルなワークフローを実現〜

ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』 (左:本体背面、右:本体前面)
ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』
(左:本体背面、右:本体前面)
ミラーレス一眼カメラα(TM)からの撮影データ伝送シーン
ミラーレス一眼カメラαからの撮影データ伝送シーン

ソニーは、高速・低遅延映像伝送を実現する5G対応のポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』を発売します。本機は、報道写真や放送映像制作など、撮影から納品、放送や配信までスピードが求められる現場で活用する無線通信機器です。屋外やWi-Fi通信を使用できない屋内でも、高速・低遅延で安定したモバイルデータ通信を提供し、効率的でシンプルなワークフローを実現します。

商品名 型名 発売日 メーカー希望小売価格
ポータブルデータトランスミッター 『PDT-FP1』 2024年3月22日(金) 145,000円(税別)
159,500円(税込)

『PDT-FP1』は、高速モバイルデータ通信による映像および静止画の伝送に特化した無線通信機器です。国外を含めた幅広いバンド対応※1やデュアルSIM対応により、国内外で柔軟な運用が可能です。また、カメラ※2から本機へ撮影データの転送を完了させることで、カメラを起動していない移動中でも、本機に記録されたデータを転送することが可能です。また、カメラと接続することで、本機経由でのライブストリーミングも可能です。
報道写真の撮影現場では、カメラで撮影した撮影データを、高速かつ安定した5G通信でFTPサーバー等に転送することで、データの受け渡しやコンテンツ制作や配信までの時間を短縮します。放送映像の撮影現場では、無線通信による中継や撮影データファイル転送が可能になるため、カメラワークの自由度が広がり、機材セッティングの簡素化などにも貢献します。遠隔撮影が求められる撮影現場では、離れた場所にいるコンテンツ制作者への撮影データの速やかな受け渡しにより、制作ワークフローの効率化を実現します。動画配信クリエイターの現場では、カメラ※2で撮影する映像をUSBストリーミング出力することで、安定した無線通信によるYouTube配信や撮影データファイル転送が可能となり、撮影・配信場所の制約を解消します。

  • ※1 対応バンドについては、商品ページにてご確認ください。
  • ※2 対応カメラ一覧は、順次公開します。詳細は、商品ページをご覧ください。

主な特長

1. 国外※1でも繋がる、高速・低遅延通信

アンテナ設計イメージ
アンテナ設計イメージ
  • 通信特性を高める独自のアンテナ構造と配置により、国内外の5Gミリ波帯やSub6通信、スタンドアローン方式の5G通信、ローカル5G等の幅広いバンドに対応し※1、高速・低遅延通信を実現します。
  • 差し込み式の物理的なSIMに加え、抜き差し不要なeSIMを備えるデュアルSIM対応です。電波状況により、つながりやすい回線※3を自動的に選択し、SIMを切り替えてデータを転送することも可能です。
  • ※3 異なる通信事業者との契約が必要になります。また、あらゆる環境で接続、通信速度を保証するものではありません。

2. 安定した連続通信を実現する冷却ファンとダクト構造

冷却ファンとダクト構造のイメージ
冷却ファンとダクト構造のイメージ
  • 新規開発の冷却ファンを搭載し、最大40°C※4の環境でも熱遮断を防ぎます。さらに、薄型設計でありながら、効率的に内部の熱を放散するダクト構造を備えることで、安定した連続通信を強力にサポートします。撮影状況に応じて冷却ファンの動作モードをオート(バランス)、冷却優先、静音優先から選択可能です。
  • ※4 ソニー調べ。

3. ソニー製カメラ※2との連携でデータ転送のシンプルなワークフローを実現

データ転送画面イメージ
データ転送画面イメージ
接続端子イメージ
接続端子イメージ
  • カメラ有線接続設定により、撮影現場での設定時間を短縮します。本機とソニー製カメラをケーブルで接続するだけで写真や動画を本機に取り込み※5、そのデータを指定したFTPサーバーやソニーが提供するクラウドサービス※6に自動転送が可能です。
  • 電波状況を可視化する専用のアプリケーション「Network Visualizer」により、本機使用中の通信状況などを視認できます。
  • 本機に搭載する6.1インチのディスプレイで、通信品質・ファイル伝送状況を同時表示※7することができます。撮影中でも転送状況を確認でき、決定的な撮影機会を逃しません。
  • カメラ※2との接続端子として、LANポートやUSB Type-C端子、HDMI Type-A端子を搭載します。また、本体の充電用USB Type-C端子を併用し、外部給電をしながらライブ配信やカメラからのデータ転送が可能です。
  • カメラとの併用に適した本体形状で、カメラと三脚を固定するネジ穴に加え、ケーブル止めアクセサリー等を取り付けるストラップホールを備えます。
  • 8GB(RAM)/ 256GB(ROM)の内蔵メモリーと最大1TBのmicroSDXCカード対応により、高速処理や大容量データの保存が可能です。
  • ※5 静止画転送・高速タグ付けモバイルアプリケーション「Transfer & Tagging」を用いて、本機をFTPサーバーとして動作させることも可能です。
  • ※6 対応サービスについては、順次公開します。詳細は、商品ページをご覧ください。
  • ※7 対象のアプリケーションは、「Transfer & Tagging」に加え、Creators’ Cloudのモバイルアプリケーション「Creators’ App」やクラウド映像制作ソリューション「Creators’ App for Enterprise」です。

主な仕様や詳細については、商品サイトをご覧ください。

『PDT-FP1』

<先行展示のご案内>

今回の新商品を、ソニーの直営店「ソニーストア銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」にて、2月中旬以降に展示予定です。展示開始日が決定次第、ソニーストアのサイトにてお知らせします。

発売前先行展示情報

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