ソニーは、視聴者を包み込むような没入感ある立体音響に対応し、コンテンツ配信サービスやテレビ番組などのステレオ音声コンテンツも立体音響化できる、Dolby Atmos®対応サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』と、ホームシアターシステム『HT-A9M2』を発売します。あわせて、肩にのせ、耳をふさがずに耳元で立体音響を楽しめるワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』を発売します。
近年のコンテンツ配信サービスの拡大にともない、自宅で快適に映画を鑑賞することへの人気がますます高まっています。今回発売する4機種は、ソニー独自の立体音響技術に対応しており、緻密に設計された映画館のような臨場感ある音響を自宅の視聴環境に合わせて再現可能です。
商品名 | 型名 | 発売日 | 価格 |
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サウンドバー | 『HT-A9000』(BRAVIA Theatre Bar 9) | 6月1日 | オープン価格 |
『HT-A8000』(BRAVIA Theatre Bar 8) | |||
ホームシアターシステム | 『HT-A9M2』(BRAVIA Theatre Quad) | ||
ワイヤレスネックバンドスピーカー | 『HT-AN7』(BRAVIA Theatre U) | 6月14日 |
サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』は、本体のスピーカーだけで「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」による立体音響を実現できるようになりました。「360 Spatial Sound Mapping」とは、空間に複数のファントム(仮想)スピーカーを生成して、広大な音場と臨場感を創出するソニー独自の立体音響技術です。
ホームシアターシステム『HT-A9M2』は、壁掛け設置がしやすい薄型の形状ながら、スピーカーの内部構造を3ウェイ構造にすることで、迫力の低音と、より立体的な音の広がりを実現しています。
ワイヤレスネックバンドスピーカー『HT-AN7』は、認知特性プロセッサー「XR™」搭載のブラビアと別売のワイヤレストランスミッター『WLA-NS7』、本機を接続することで、立体音響コンテンツだけでなくステレオコンテンツも立体音響で楽しめます。
「360 Spatial Sound Mapping」は、空間に複数のファントム(仮想)スピーカーを生成して、広大な音場と臨場感を創出する独自の立体音響技術です。
サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』は、新たに本体のスピーカーだけで「360 Spatial Sound Mapping」に対応可能となりました。これにより、バーチャルサラウンド技術による音場より広大な音場を生成できます。さらに別売りの専用リアスピーカーを組み合わせて使用すると、視聴者の後方にもファントムスピーカーの音源を配置でき、音に包み込まれるような圧倒的な臨場感でコンテンツに没入できます。
ホームシアターシステム『HT-A9M2』は、スピーカーの内部構造をウーファー、ミッドレンジ、トゥイーターから成る3ウェイ構造にし、薄型でありながら迫力の低音と、より立体的な音の広がりを実現しています。4体のスピーカーからの音波を重ね合わせて、ファントムスピーカーを視聴環境に合わせた最適な位置に生成します。
音場生成のために内蔵の計測用マイクと測距音で、スピーカー間の距離(※A9000、A8000は別売りのリアスピーカーと使用時)や天井までの距離を計測します。今回さらにスマートフォン用コントロールアプリ「BRAVIA Connect(ブラビア コネクト)」を使用して、視聴する位置に合わせた最適化も可能になりました。また『HT-A9M2』は、家具の位置やカーテンの有無など、室内の音響特性を踏まえた計測ができ、視聴環境に合わせてより精度の高い音場生成が可能です。
リモコンや「BRAVIA Connect」アプリから「サウンドフィールド」をオンにするだけで、ソニー独自のアップミキサーにより、コンテンツ配信サービスやテレビ番組など2chのステレオ音声コンテンツでも、立体的で没入感のある音響で楽しめます。入力した音声をリアルタイムで分析し、音源の定位に応じて音を分離・抽出します。抽出した音源を「360 Spatial Sound Mapping」により立体的に再配置することで、ステレオ音声コンテンツであっても立体音響コンテンツのような臨場感あるサラウンドサウンドで提供します。
フロントスピーカーは明瞭な声(セリフ)やボーカル音声を届けるトゥイーターとパワフルな低音を実現するウーファーによる2ウェイのスピーカー構造を採用しています。さらに新たにサイドスピーカーを加えることで、水平方向への自然な音の広がりを可能にしており、より広大なサラウンドサウンドを提供します。
『HT-A9000』は計13基、『HT-A8000』は計11基のスピーカーユニットを内蔵しており、スリムな本体ながら、よりクリアでパワフルなサウンドと広がりのある立体音響を実現します。
『HT-A9000』は、高さと奥行き方向を小型化し体積を約36%小型化(『HT-A7000』との比較)、
『HT-A8000』は、幅/高さ/奥行き方向を小型化し、体積を約30%小型化(『HT-A5000』との比較)しています。また、両機種ともに、同梱する壁掛けパーツに加えて、テレビと共に壁掛け設置ができる壁掛け設置用金具『SU-WB1』(別売り)を新たに用意しており、多様な設置方法を選択できます。
同梱の壁掛けブラケットを使用して、壁との間に隙間を作ることで、壁の振動を抑えた設置ができます。壁掛けブラケットは棚や台に置く際のスタンドも兼ねており、自由度の高い設置が可能です。
認知特性プロセッサー「XR™」搭載のブラビアと別売りのワイヤレストランスミッター『WLA-NS7』、本機を接続することで、立体音響コンテンツを楽しめます。Dolby Atmosなどの立体音響コンテンツに加えて、普段試聴しているテレビドラマなどのステレオ音声コンテンツも、臨場感と広がりのある立体的な音で視聴できます。また、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Personalizer(サンロクマル スペーシャル サウンド パーソナライザー)」により、音場を一人一人に最適化することで、まるで映画の世界に入り込んだような臨場感のある360立体音響を実現します。
高音圧でひずみの少ないサウンドを実現するX-Balanced Speaker Unit(エックスバランスドスピーカーユニット)の搭載に加えて、スピーカー有効振動板面積を従来機『SRS-NS7』比で約1.5倍に拡大することで、声(セリフ)の明瞭度と音圧の向上を実現し、映画視聴に最適な高音質を実現しています。
従来機『SRS-NS7』比約50gの軽量化により、動画を一気に連続視聴する場合でも疲れづらい快適な装着感を実現しています。
テレビと接続した本機に、もう1台の『HT-AN7』をBluetooth®接続することで、2台同時接続が可能です。隣家や周囲への配慮で大きな音を出しにくい環境でも、2人で一緒に迫力のサウンドで映画を楽しめます。
バージンプラスチックの使用量を削減するために、本体の複数の部品に再生プラスチックを採用しています。環境への配慮と音質のどちらも妥協しない再生プラスチックをオーディオ商品向けに独自に開発しており、今回発売する4機種にも使用しています※2。
また、4機種ともにスピーカー本体にリサイクル素材から作られた布素材※3を採用しています。さらに、『HT-AN7』の個装パッケージには、竹、さとうきび繊維、リサイクル紙を由来とするソニーが開発したオリジナルブレンドマテリアルを使用し、プラスチックを全廃した包装を実現しています※4。オーディオ商品の環境配慮への取り組みに関する詳細はこちらをご覧ください。
ソニーグループでは、2050年までに※5環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動しています。
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことをPurpose(存在意義)とするソニーは、「誰もが感動を分かち合える未来を、イノベーションの力で。」をテーマに、グループ全体でアクセシビリティを推進し、事業を通じてインクルーシブな社会に貢献することを目指しています。
ホームシアター商品においては、視覚障がいのある方をアシストするために、パッケージ内のQRコード※6の周囲に四角形の立体加工フレームと、その位置を示すドットラインを施しています※7。そのQRコードからは、スマートフォンの音声読み上げ機能を使って商品のセットアップと操作ができる「BRAVIA Connect」アプリをダウンロードできます。また、『HT-A9000』『HT-A8000』の背面パネルにある凸点は、テレビと接続するためのeARC HDMI端子やS-CENTER端子の位置を示しています。
今回の新商品を、ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、4月19日(金)より展示します。