Chaotic Vibes Orchestra
■ レーベル : Sony Music Labels Inc.
■ 配信開始日 : 2014.08.13
■ 収録曲数 : 全6曲
■ 販売データ : ミュージック|AAC-LC 320kbps
「音量の大小に関わらず重低音が聴けるスペックの高さ!」
――今日はピエール中野さんに、音圧と重低音を両立した「SRS-XB3」を試聴いただきました。音の第一印象はいかがですか?
ピエール中野すごくいいですね! 実物の大きさや形からすると、もっと音がまとまって出てくるのかな? と思ったんですが、想像以上にしっかりと立体的な音が楽しめたのがまず好印象。音圧もしっかりあり、Extra BassボタンのON / OFFで音を好みに切り替えられる点がとてもいい。
――はい。Extra Bass機能は、重低音の迫力を実現する「SRS-XB3」の最大の特長です。
ピエール中野聴きなれた「Perfume」や「ももいろクローバーZ」の楽曲を、1曲の間でON / OFFを切り替えたり、聴く位置を変えながら聴いてみたんですよ。Extra BassをONにすると、低音のローだけが立ち上がるのではなく、ミッドもハイも全体的に持ち上がって音全体が広がるのを感じました。音量をマックスにすると、普通なら音が割れて出てしまいそうなのに、それもない。逆に、音量を絞ってもローがちゃんと出るところに、そもそものスペックの高さを感じましたね。
――ちなみに中野さんは普段、ワイヤレスのポータブルスピーカーはお使いになっていらっしゃいますか?
ピエール中野はい。2機種持っています。落ち着いて音楽を聴くときは、固定スピーカーを聴く曲によって切り替えながら使っていますが、例えば掃除や洗濯で部屋を移動するときは、ポケットに入れたスマートフォンの音源とワイヤレススピーカーをリンクさせて、打ち込み系の音楽なんかを楽しんでいます。ローからハイまでまんべんなく聴こえる解像度の高さを実現した「SRS-XB3」は普段使いにもいいですし、Extra Bassボタンで低音の鳴りを選べるから、家でも外でも聴けていいですよ。
――「SRS-XB3」の活用法でおすすめしたいのが、パーティーシーンなんです。
ピエール中野ああ! 分かります、分かります。音量もほかのワイヤレススピーカーより出ますし、Extra Bassボタンを押すと音圧がワイドになりつつ、音全体がちょっとギラつく感じにも変化する。ロー感をより引き立たせたいクラブミュージックやEDMを聴くには、ぴったりですね。僕の部屋のスピーカーシステムは、ローを効かせるために大きなウーファーを繋いで2.1chにしているんですが、Extra Bass機能があるからウーファーなしでも重低音が再現できる。とくにEDMなんかはキックの迫力がちゃんと表現されてノリも出るし、4つ打ちの楽しさも手軽に伝わりますね。価格も、この性能にしてはとてもお手頃でいいなと思いました。
「防水機能なら湯船に浸かって贅沢な音が楽しめますね」
――しかもIPX5相当の防水機能がついているので、水に濡れやすい場所でも使用できるんです。
ピエール中野そう、そこがすごいなと思ったんです。小降りの雨でも外で使えちゃう……ということは、お風呂場でも聴けちゃいますね。実は僕、灯りを消して湯船に浸かりながらagraphやアルヴァ・ノトなどのエレクトロニカを聴くことが時々あって。いつもはスマートフォンを防水袋でパッキングして聴いているから音がペラペラなんですけど、「SRS-XB3」なら贅沢な音で聴ける。とても気持ちがいいのでみなさんにもおすすめですよ、お風呂エレクトロニカ(笑)。
――さらに細かい機能でいうと、1回の充電でなんと24時間再生が可能なんです。8800mAh相当の大容量バッテリーを搭載しているので、USB出力端子からスマートフォンやメディアプレイヤーへの給電も同時にできます。
ピエール中野めちゃくちゃ持つじゃないですか! しかもスマートフォンに充電しながら、それで音源再生できる。アウトドア派は嬉しいでしょうし、僕のような日常使い派にも朗報ですね。仕事でも「SRS-XB3」は活躍の場は多いと思います。とくに最近はプレイヤーとして呼ばれるレコーディングが多いので、その打ち合わせに使えるなと。家の電子ドラムで録音した音源を「SRS-XB3」で鳴らして一緒に聴きながら、フレージングや音色の確認をするとか。友達に、「このアイドルの新曲、めちゃいいんだけど!」とおすすめするときも便利だし(笑)。
――コンパクトなワイヤレススピーカーでも、ミュージシャンならではの使い方がありますね。
ピエール中野この音質にして大きさもカジュアルだし、なにより見た目がカッコいいですよね。カラー展開もいいですね。僕はブルーが気に入りました。ブラックはシンプルなのでどんな場所にも合いますし、それこそパーティーで使うんだったらレッドも華やかでいいし、女性が持っていても似合いそうです。シンプルでちょっと丸みのあるデザインも、かわいいです。この丸みにも音質に関わる意図があるんでしょうか?
――はい。角のある四角い形状だと、内部スピーカーが出した音が中で反射してしまうので、それをより外向きに散らすためでもあります。
ピエール中野あ、やはりそうですか。音が広がる理由が、そこにもあるんですね。
「Speaker Addのステレオモードは立体感が出て迫力がすごい」
――そして、もうひとつ試していただきたいリスニングスタイルがあります。Speaker Add機能といいまして、「SRS-XB3」を2台同時にBluetooth接続することができ、2台で再生できるステレオモード、または2台で同じ音をモノラル再生して音量とダイナミズムを上げるダブルモードが楽しめます。せっかくなので、ピエール中野さんのソロミニアルバム『Chaotic Vibes Orchestra』をはじめ、ポップス、エレクトロ、ロックなど幅広いジャンルの曲でぜひSpeaker Add機能を試していただこうと。
ピエール中野(試聴中)おおおっ、すげえ! ステレオモードはとくにすごいですね! ビックリしました! ドラムでいうと、ポップスな曲でもタムのつなぎがダイナミックに左右で音分配されているのが分かるし、1台で聴く以上にいい音なのがよく分かる。僕のソロ曲「double pendulum」(『Chaotic Vibes Orchestra』収録)は、いわゆるエレクトロニカに生ドラムを合わせているアコースティック寄りなサウンドなので、Extra Bassボタンを切ってもすごく相性がいいと思ったんですけど、Speaker Addで聴くとより広がりのある音で聴けますね。
――『Chaotic Vibes Orchestra』は、中野さんを含めた総勢20名のドラマーが同時にプレイした「Animus」も聴きどころかと思いますが。
ピエール中野そうですね、「Animus」はSpeaker Add向けの楽曲ですね。このレコーディングは僕を真ん中にして、その後ろに大好きなドラマーのみなさんが2段重ねの扇状に並んで録音しました。なので右パート、左パート、真ん中パートと大きく3つのドラムパートが立体的に聴こえるようになっています。「SRS-XB3」1台で試聴しても空間の広がりはよく再現されていましたが、立体感の出るステレオモードだと迫力もすごい。ボーカル・ORIGAさんのスケールある歌声もより感じられるし……20人が一斉に音を合わせるだけでもめちゃめちゃ苦労したレコーディングだったので、頑張った甲斐がありました(笑)。
――『Chaotic Vibes Orchestra』での演奏はもちろん、ピエール中野さんのドラムはテクニカルですし、それぞれの音色にもかなりこだわって音作りをされている。そういうこだわりを、ダイナミクスのあるいい音質で聴ける「SRS-XB3」はリスナー冥利にも尽きます。
ピエール中野まぁ、僕なんかテクニックはたいしたことないんですけど(苦笑)、たしかに音作りは毎回、手間と時間をかけて行っているので、そう言っていただけるのは嬉しいです。ただ、やはりどんなドラムプレイをするかは楽曲ありき。曲の良さ、魅力が際立つプレイ、いかに歌心のあるプレイができるかが僕のこだわりであり目標なので、リスナーにより良い音環境で曲を聴いてもらえるのが一番嬉しいことですね。
――では、凛として時雨のナンバーで「SRS-XB3」によく似合う楽曲も、ぜひ教えてください。
ピエール中野なるほど。たくさんあって選ぶのは難しいですけど、4thアルバム『still a Sigure virgin?』に入っている「illusion is mine」がおすすめかな。浮遊感のある音像とフックの効いた低音から始まる感じは、「SRS-XB3」で聴くとすごく気持ちがいいはず。「SRS-XB3」はどんなジャンルの音楽にも合うと思うので、みなさんが「コレは!」と思う曲を探してみるのも楽しいと思いますよ!
プログレッシブな重音と鋭く変幻自在なメロディー、そして個性的な男女ツインボーカルで日本のロックシーンを牽引するスリーピースバンド・凛として時雨のドラム担当。高度なテクニックと、独自の表現力、そして豪快かつ繊細なドラムスタイルで唯一無二の存在感を確立し、最近では星野源、ももいろクローバーZ、GLAYなど幅広いジャンルのアーティストの楽曲にも参加している。さらにDJとしても大型フェスに数々出演し、自身がファンであるPerfumeやBABYMETAL、嵐、関ジャニ∞などのアイドルからマキシマム ザ ホルモン、はっぱ隊まで網羅しているセットリストは、一部のファンから熱狂的な支持を得ている。2014年に初のソロミニアルバム『Chaotic Vibes Orchestra』をリリースした。
Chaotic Vibes Orchestra
■ レーベル : Sony Music Labels Inc.
■ 配信開始日 : 2014.08.13
■ 収録曲数 : 全6曲
■ 販売データ : ミュージック|AAC-LC 320kbps