ユーザビリティ向上や使用シーンが広がる各種機能追加
アップデート公開のお知らせ
2022年10月31日にAirpeak S1の本体、送信機およびAirpeak Flightアプリのアップデートを公開しました。
今回のアップデートでは、撮影中のユーザビリティを向上する表示・通知機能追加やズームレンズへの対応、幅広い使用シーンに応用できるミッション飛行の進化など、映像制作用途に留まらずマッピング・モデリング用の撮影への展開を見据えた対応を行っています。
主なアップデート内容
- ユーザビリティ向上
- 対応レンズ追加
- メインジンバル操作モード追加
- ミッション飛行進化
新機能詳細
<ユーザビリティ向上>
静止画撮影時のシャッター音通知の対応(*1)や、機体の電源を入れてから切るまでの間に撮影した画像のサムネイル一覧表示に対応し、静止画撮影が実行されたことが確認できるようになりました。
またフライト開始前にカメラのメディア残量(*2)、機体・送信機の設定や状態を確認できるプリフライトチェック画面が表示されるようになりました。撮影中にメディア容量がいっぱいになってしまうことや、意図しない設定で飛行を開始することによる誤操作を防止でき、安全かつ確実なAirpeakの運用をサポートします。
*1 対応カメラ:ILCE-7M4, ILCE-7RM4A, ILCE-7C。ファイル形式(RAW/RAW+JPEG)やドライブモード設定によってはカメラの撮像処理の時間により、音が遅れて鳴ることがあります。
*2 対応カメラ:ILCE-7M4, ILCE-7RM4A, ILCE-1, ILME-FX3, ILCE-7C, ILCE-9M2, ILCE-7SM3
<対応レンズ追加>
Eマウント用広角パワーズームレンズ『FE PZ 16-35mm F4 G』に対応。Airpeak Flightのジンバル設定内のメインチューニングでプリセット値を提供するほか、送信機からのズーム操作(*3)が可能になりました。
*3 対応カメラ:ILCE-7M4, ILCE-7RM4A, ILCE-1, ILME-FX3, ILCE-7C, ILCE-9M2, ILCE-7SM3, ILCE-7RM4
<メインジンバル操作モード追加>
メインジンバルの動きが機体の傾きに追従するエアプレインモードが追加されました。FPVドローンのような、ダイナミックで臨場感のある撮影を高画質で実現します。
<ミッション飛行進化>
ミッション飛行がより幅広い使用シーンに対応できるように進化しました。バッテリー交換などでミッションを中断した場合も中断箇所から再開できるようになったほか、マッピング・モデリング用の撮影に求められる細かな設定にも対応しました。
- ミッション飛行中に進捗状況を表示できるようにしました。
- ミッションの中断箇所からの復帰に対応し、バッテリー交換などでミッションを中断した場合もそこから復帰できるようになりました。
- ミッション実行時に機首が進行方向に向けて飛行する設定を選べるようになりました。
- ミッション実行時に送信機からのマニュアル介入後に飛行経路に戻る動作の設定を選べるようになりました。
- 円柱構造物が被写体のミッション飛行で接近を防止できるようになりました。
- マニュアル操作で飛行経路を変更した際に、変更後の予定飛行経路を地図上で表示するようにしました。
<Airpeak Base>
WebアプリケーションのAirpeak Baseもアップデートを実施しています。ミッション作成時に最高水平速度を設定できるようになったほか、KMLファイルインポート時の設定進化、ログブックでの表示項目追加などに対応しています。詳しくはユーザーガイド をご覧ください。
<その他の改善>
- 電波干渉下で伝送映像のフレームレートが下がる症状を改善しました。
- フォローモード時のFPVジンバルの角度表示を改善しました。
- 飛行前及び飛行中の地磁気異常状態の通知を改善しました。
- ミッション実行時にカメラの向きと撮影をマニュアルに設定した場合に、自動で撮影を行わないようにしました。
アップデート方法などの詳細は、リリースノートをご確認ください。
過去のアップデートはこちら。
Airpeak はユーザーのみなさまから寄せられるさまざまなご指摘・ご要望に対しアップデートを重ねています。今後も体験会などを通じ、ユーザーのみなさまと共によりよい商品を作り上げられるよう努めてまいります。