1980年代のはじめにCDが登場し、それまでの記録メディアと比較してデータの保存や検索性が格段に向上しました。CDは、音声やあまり容量が大きくないデータの記録には大変便利でした。しかし、1990年代に入ると、さらに大きな記録容量を備えるメディアの需要が高まり、CDの5倍から10倍の記録容量を持つDVD規格が生まれました。記録容量が増えたことで、高画質の映像の記録ができるように。より大きな容量を必要とするデータにも対応できるようになりました。
ハイビジョン映像が一般的になりつつある現在、新たな大容量の記録メディアが待ち望まれています。高画質映像時代の到来に先駆け、1991年、ソニーは次世代の大容量光ディスクの研究をスタート。そして、ブルーレイディスクが誕生しました。ブルーレイディスクは、25GBから50GBの大容量を実現し、ハイビジョン映像はもちろん、さらに高画質な映像の記録にも余裕をもって対応できる能力を備えたディスクです。現在使われている記録メディアの中では、ブルーレイディスクほどのデータ容量を確保でき、ブルーレイディスクと同じ水準の画質とインタラクティブ機能を記録できるフォーマットは他にありません。